東京校の講義レポート

平成27年(2015)【12月17日(木)~20日(日)】 中国・上海研修

2015/12/17
【1日目】
初めて上海の地に降りました。光り輝く建物は、上海が、東京のように大都市であると一瞬思えました。しかし、一歩路地に踏み入れると、薄暗い場所に入り込んでしまいます。写真やテレビで見た、華やな姿とは違い、現地に行くと分かる体験が広がり、上海という怪しげな世界の街を、冒険心に満ちた思いで、一日目を体感してました。

●作り上げる
上海に訪れて、はじめてお会いした日本人は、上海で活躍している美容師の宮内さんでした。陽気な性格で、良いお兄さん的存在の人です。
宮内さんの人生について、貴重な講義をお聞かせて頂きました。
お会いして思ったのが、楽しそうにしているイメージだったので、仕事にも満足しているのだと感じてました。
しかし、イメージとは違い、仕事を何度も辞めたいとのお話を伺ったときは驚きました。
それでも、やりたいこととして、経営者、社長になりたい、との思いを、リビアスの大西社長に打ち明けました。
そこから、現在の上海で活躍している宮内さんがいるから、生き生きと輝いて見えました。
私は、自分の手で作りあげ、広げれる楽しさがあるからこそ、社長は面白いのだと感じます。言われたことをただやるのもいいと思いますが、自分が何かをしたんだ、と実感できるような人生を送りたいです。

【2日目】
2日目は、井上社長の上海でのおもてなしとして、上海の工場で活躍する唯一の日本人、
村田さんの講義、工場見学、そして、今まで食べたことのない美味しい中華料理のお食事を頂きました。

●自分でやる
上海の街を眺めると、やたら目に付く乗り物があります。電動バイクです。私が、中国で驚いた物の一つです。
普通日本のバイクは、うるさい音がしますが、電動バイクは、音もなく忍び寄るので、大変危険です。まして、夜はライトもつけないので、非常に危ない存在だと感じました。
その電動バイクも、故障や、メンテナンスをする必要があります。
上海の街は、工具の部品を多く取り揃えている商店のようなお店が多くあります。機械を専門に学んでいなさそうな人でも、自分で部品を探し、修理しようとしている姿がありました。
大変だから、業者に任せようとする発想ではなく、自らできることは、行動していく。自分ができそうだなっと思ったことは、やっていく気持ちを私も、忘れずに行いたいです。

●村田さんのお話
井上電気の取引相手である、上海で活躍する日本人、村田さんから、貴重なお話を伺い、工場の見学もすることができました。
私は、職場に日本人ただ一人で活躍する村田さんは、大変そうだと感じてました。
しかし、村田さんもまた、宮内さんと同じように、楽しそうに仕事をし、生き生きしているようでした。
10何年も上海に滞在し、一人で生きていく力が、凄いあるのだと感じます。日本人一人でも生きていかなくては、ならない環境もまた要因である気がします。日本ベンチャー大學の成長ができる環境のもと、自分自身を高めます。

●奢れるような人になる
この日の夜は井上電気の大井さん、宇さんと、交えお食事をしました。井上社長が、私たちのことを気遣って下さり、上海では食べたことのない美味しい料理を沢山頂き本当に感謝の思いです。
その段取りを組んで下さった大井さん、宇さんも、私たちのために、色々として下さって、ありがたいことでした。
ですが、私もいつかは、奢られている立場から、奢る立場になる時がきます。
お客様が来たら、井上社長も、松陰先生も、お腹いっぱいに食べてもらうようにをもてなしています。私も、いつかそうゆう人に成るように頑張っていく次第です。

【3日目】
夕方まで自由行動、夜はリビアスの大西社長の講義、その後、食事会。

●株式会社リビアス 大西社長の講義
飛行機を年100回以上も、乗られるリビアスの大西社長から、ホテルのロビーで、貴重なお話を受けました。
上海という魅力ある街のからはじまり、ウォーレン・トリコミさんのとの関わりと、想像もつかないような体験のお話が次々とありました。
その中でも、私が特に印象に残ったのが、大西社長の息子さんのお話です。
大西社長の息子さんは、昔は無気力でやる気がない人間だと仰っており、どこか、自分と重ね合わせながら聞いていました。
そこで、大西社長は息子さんを、日本ではなく、上海の大学を勧められ、様々な困難もありましたが、上海の大学に入学することになりました。
新しく慣れない生活を、しかも、海外で行うのは、大変なことです。その厳しい環境に身を立たされて、自ら進んで生きなくてはならないと自覚したときに、次々と行動し、チャレンジし、今では、やりたいことを見つけ行動しているそうです。
やりたいことの定まっていない、自分へのヒントを感じました。次々とチャレンジし、実行すること。これが、今、私がしなくてはいけないことだと感じます。なぜ、チャレンジする必要があるのかを学ばせて頂いたので、活かしていくようにします。

●いざ蘇州へ
自由行動の時間がきました。楽しみにしていたことでもあります。
私たちは、詩人が作り上げたといわれる四代庭園の一つ、蘇州にある拙政園へと向かいました。
しかし、ここで言葉の通じない大きな壁を、蘇州に行くまで直に痛感します。恐らく、普通なら1時間ぐらいで到着するのを、3時間も時間をかけてしまいました。それでも、電車を乗り継ぎ、新幹線まで乗って、蘇州に辿りついたのは、大きな意味を感じてました。
言葉が通じないからこそ、必死で相手に問いかけたり、ガイドブックで蘇州を見せ、相手に行きたいのだっと分かるようにしました。
私にとって、この必死で取り組むことが、重要であり、強く感じたので、忘れてはいけない体験をさせてもらいました。

【4日目(最終日)】
午前中は、宮内さんが経営されている店舗を会社見学し、午後からは、帰国。

●宮内さん経営の会社見学
上海で美容師として活躍する宮内さんのお店を訪問しました。お店は綺麗な場所で、清潔感もあり、日本の美容室のようにオシャレなところでした。
ここで、私たちはお店に来るお客様の邪魔にならないように、陰で、タオルを畳んだり、椅子を磨いてました。
そこで、宮内さんから、私たちに教えて頂いたのが、何かをしているときに、どう考えるかです。例えば、タオルを畳むのも、効率よく早く畳むのか、丁寧に畳むのかなどで、人の性格がでます。また、椅子磨きは30分ほどしましたが、一つの椅子をもくもくと磨きます。普段は、見ることができていなかった小さな汚れ、痛みなど小さな発見に気付けるような人になるのが目的にあると仰っておりました。
行動しながら、どうすれば早く終わるのだろうかと考え、動く、人にとって大切なことであり、気付けるためには、何が必要なのかを教えて頂き、貴重な時間を過ごさせて頂きました。

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【1日目】
航空機の中の景色を堪能しておりました。しかし中国大陸付近の海は非常に汚れていました。工場からでた産物をどんどん垂れ流しているに違いありません。
あまりの汚さに驚き不安になりました。中国という国のモラルを痛感いたしました。
上海空港での第一印象は航空会社の方たちの態度が良くない、という事です。
そもそも『接客』という概念がないのでしょう。飲食店でも全く同じ印象を受けました。注文した食事を、客の目の前にドンと置くだけです。中国とは全くそのような国なのでしょう。

夜中には宿泊先にて宮内さんから講義をお受け致しました。
私には『個性』いうお言葉が最も響きました。チームスポーツであってもチームプレーを重要視してはだめで、それをまとめるための人が1人いれば良いとのことです。このお言葉は大変納得いたしました。

【2日目】
午前中は上海の街を散策。いろいろな歴史が入り交じっておりましたが一番心に残った事は外白渡橋です。当時の上海の方々の気持ちを想いしめながら、歴史を踏みしめながら一歩一歩歩きました。
上海という街を歩いておりますと、貧富の差が激しく非常に印象的でした。

夕方には井上電気株式会社、大井様、宇様、とニッセイ上海工場を見学させて頂きました。ご案内をしてくださった村田様は非常に丁寧に御説明してくださいました。
『中国では安くなければ売れない』
『良いものを安く作るのがメーカーの使命だ』
と穏やかなからも力説をされていらっしゃいました。
工場内で熱心に働いていらっしゃる中国人の方々を見せて頂きまして、本当にその通りなのだと実感いたしました。

その後、井上社長からのご厚意で夕食をご馳走になってしまいました。上海にもこのよう高級感があり、お料理も美味しいお店があるとは全く存じておりませんでした。
『自分もこれだけの期待を受けているのだ』という自覚を持とうと想いました。

【3日目】
午前中の自由行動は非常に大変でしたが、その分非常に大きな学びを得る事が出来ました。
長谷川さんと2人で蘇州の拙政園に行って来たのです。
まず最も大変だった事とは中国人に英語が全く通じない事です。白人や黒人等、英語圏の方々は雑談を交わしてくるため、私の英語力では全く通じません。
非常に四苦八苦しながら、さまよいながら、何とか拙政園に到着いたしました。
そのあまりの美しさに泣きそうになりました。もともと詩人が住んでおられた場所との事で、詩人の感性の確かに胸を打たれました。
本当に感動して涙が出て来ます。また蘇州にいったら是非、見に行きたいです。眺めているただけで1日中過ごせます。拙政園の美しさ、素晴らしさを表現する事等、不可能かも知れません。本当の『美』とはライトアップされた高層ビルのような縦の美しさでは無く、5万平方メートルの『奥行き』にあるのだと痛感いたしました。
人間の魅力という物も高い社会的地位より、人間としての奥行きなのかも知れません。

夕方からは株式会社リビアス、大西社長の講義をお聞きしました。
大西社長の人を恨まない、という人間性に感銘を受け、このような方が縁に恵まれるのだと感銘を受けました、
特に『使命を見つければ人生は上手くいく』
『指名を取る方は、思い、熱が根底にある』
とのお言葉に勇気を頂きました。
その後の大西社長との会食は鉄鍋屋さんという事もあり、ざっくばらんにお話をさせて頂きました。大西社長はご多忙である、とお聞きしておりましので、ご一緒する事が出来まして良い思い出になりました。

【4日目】
午前中は2つの班に分かれて行動しました。私は宮内さんの職場を見学させて頂きました。
日本人が現地でバリバリと仕事をされている現場を見させて頂きまして、勇気が湧いてまいりました。日本だけが仕事場ではないと痛感いたしました。
この日のお昼に浦東空港へ向い、茨城空港へと向かいました。

【まとめ】
人間同士、言葉が通じなくても心は通じ合える。この事が解りかけてまいりました。
早朝でワイタン前方の道路掃除をしていらっしゃる方に『Thank You』と声をかけさせて頂きました。ですが顔をしかめて無視をされてしまいました。
Thank Youという二言にすら至誠を込める事が出来なかったのです。もう一度、別の掃除をしていらっしゃる方に、私の出来る範囲内で至誠をこめてThank Youと呼び掛けてみましたところ笑顔を返してくださいました。
人間とはこうした存在なのかもか知れません。
中国大陸入り口の海は果てしなく汚い、空気も目や喉、鼻に痛みが走るほど汚い、食べ物すら帰国後に4、5日間お腹を壊すほど汚染されている。
私は今回の研修で『環境』について考えさせられました。環境を汚すとそれはすなわち人間を汚すという意味です。
もちろん中国にも優しい人がおられました。英語で道案内をしてくださった方です。その方はフランス語まで勉強しておられました。
勉強する、という事は優しさや博愛を学ぶ事なのかも知れません。私もこれから大いに勉強して優しい人間になろうと思います。優しい人間になり、本当の意味での人助けをしたいと思います。
今回の上海研修は本当に学ぶ事がたくさんありました。皆様、本当にありがとうございました。

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【上海研修初日】
この日は、待ちに待った上海研修だった。
私は当初順調に行くものだと思っていた。そして油断してしまった。
そしてその結果が、飛行機の中に荷物を忘れてしまった。
その時はその事で精一杯になり、この世の終わりかと思ってしまった。
それは今からすれば、周りの助けが無ければ何も出来いという情けないものだった。
到着してホテルにチェックインして、宮内さんと晩御飯、兼、講義だった。
私から見た宮内さんは自分がやりたいことができて順風満帆といったイメージが染み付いていた。
しかし宮内さんも美容師を辞職したいという時期や、従業員の裏切りがあったという。
その事から人間誰しも常に物事はうまくいくものではないと感じた。
今回2度目の研修だった。
今回感じたことは宮内さんの人柄。
宮内さんとお話しして真剣に私の事や、
私の両親の事までも考えてらっしゃる、ということが汲み取れて感動した。


【上海研修2日目】
この日は、朝から遅刻して皆に迷惑を掛けてしまった。
これは今からすれば、心の中に時間丁度で良いという慢心や、誰かがやってくれるだろうといった人任せの姿勢が出てしまったのかもしれない。
そして午後からは、井上電気現地法人の取引先である上海日成エコで講義兼工事見学をさせてもらった。
そこで担当者村田さんは、縁あって出会った物は柔軟に受け入れる事が大事だと仰られていた。

●学んだこと
自分が中国のイメージがテレビでのイメージを鵜呑みにし過ぎて拒絶反応を示していた。
その為価値観が狭まってしまっていた。
そして、今後はメディアだけでなく、他の角度から広い観点から感じ取れるようになりたい。

【上海研修 3日目】
夕方、リビアスの大西社長による講義、と会食。
講義では大西社長がこれまで飛行機に乗る事が多く、忙しい時間の中だったと念頭に置いた。
今回の講義で学んだことが2つある
まず1つは、大西社長の息子さんが上海に留学していることである。
息子さんが留学している時、丁度反日デモが盛んな時期だった。
その為、大西社長の奥さんは、一刻も早く帰国させた方が良いと言った。
これに対して、大西社長は宮内さん、瀬尾さんを帰国させないで、息子を帰国させるのはおかしいと回答した。
もう1つは、今中国市場は飽和状態であると知った。
その為には、内陸部に今後進出を目指しているが日本企業の影響力がまだまだ弱いという現状がある。
そのことで、大西社長は先陣を切って成功させたいと語っていた。
会食は、盛り上がっていた。
皆がお酒を飲んでいる中、私はどうも体質的にお酒は受け付けないので、一杯飲んでから即、宮内さんにお酌をした。
大西社長、瀬尾さん、後藤さん、入江さんなどその場にいた全員にお酌をした。

今回感じたことが2つある。
まず1つは大西社長が留学中の息子さんの帰国に反対したことだが、
現地で頑張っている宮内さん、瀬尾さんのことを考えて、息子さんにも頑張って欲しいという思いからだろう。
もう1つは、会食の時、お酌する立場になって楽しむことだけでなく、
こうして周りをもてなすことがある意味重要であると気づいた。

【上海研修 最終日】
この日は、楽しかった研修の最終日だった。
午前中、宮内さんが営んでいるサロンを見学し、仕事体験することになった。
本来私が、現地にナビゲートする役割だった。
宮内さんのサロンにて、到着後タオルを綺麗に畳む仕事を体験させていただいた。
タオルを畳む過程でなるべく工程を省略して丁寧にやるという事が大事と宮内さんは仰っていた。
また、仕事ぶりを拝見させていただき、当たり前のことだがお客様一人一人に丁寧に応対しなくてはならないと思った。

●まとめ
今回の研修を終えて、私は固定概念を抱いていたと気付いた。
というのは、メディアだけの片面情報に左右されて、中国に対して悪いイメージを抱いていた。
それで私は凝り固まっていたのかもしれない。
今後はどんなものでも柔軟に受け止めることが大事だと思った。

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