東京校の講義レポート

平成24年(2012)【10月5日(金)】 『リアルアナウンサー学』石川牧子先生(日テレ学院、学院長)

2012/10/05
【1日の流れ】
9:00 朝礼
9:20 掃除
9:35 新聞アウトプット
 1面「中国暴動特約を停止」
 3面「2012年米大統領選 中間所得層争奪」
 7面「世界の雇用 停滞続く」
11:10 休憩
12:00 講義
・自分の頭で考える自分は~をやりたいから、…をする。
 人が何をしていようと関係ない。
・石川先生の、日テレでの経験女性初のスポーツ実況
13:00 休憩
13:10 講義
・上手くしゃべるスラスラしゃべることが上手いしゃべりではない。
 相手に伝わるしゃべりが上手いしゃべり。
・ひっかかりをつくる相手に伝わるには、
 相手のどこかにひっかからなければならない。
・自転車の不法駐輪をなくした自治体の例、
 『ここは自転車捨て場です』という立て看板をたてた。
 →人の心を動かすことが大事
14:20 休憩
14:30 講義
・大事な話をする時、話は、声の「大小」、「高低」、
 「強弱」、「緩急」、「間」で決まる。
 大事な話をするときは、小さな声で、低い声で、
 強く、緩やかに、間を使って話す。
・段取り八分、仕事二分準備をしっかりすることが大事
・質疑応答
15:10 掃除、終礼
15:36 終了

『自分の頭で考えることが大切』

石川先生の経歴は華やかです。
超難関と言われる民放キー局の日テレに入社され、
様々な番組の司会・実況をされました。
例えば、「アメリカ横断ウルトラクイズ」や「日本民謡大賞」、
「横浜国際女子駅伝」など。
その後、日本テレビアナウンス部部長を経て、
現在、日テレイベンツ取締役、日テレ学院学院長としてご活躍されています。

石川先生は、おっしゃられました。
すごい人・えらい人というのは「自分の頭で考えている。」。

カールルイスは、オリンピックに4回出場して、毎回金メダルをとりました。
石川先生は、カールルイスに質問しました。

「No.1になるにはどうしたらよいか」と。

1、No.1になるという心をもつこと(何にも増して大切)
2、現在のNo.1と練習し、凄さを知ること。
3、2を通して、いかに自分が未熟か知ること。
4、どういう練習をすればよいか、自分でプログラムを作ること。
5、なんと言われようと、どう見られようと、
 自分で考えたプログラムをやり通すこと。

1つ目標を立てると、人はそれに引っ張られます。
石川先生は教えて下さいました。
事を成した方というのは、常に自分で考え、
自分の在りたい姿を言葉にして、自分に言い聞かせていると。

石川先生が、以前、秋元康さんを招かれた時、
彼の口から出た言葉を伝えて下さいました。

「みんなここにいたんだよな。みんな、ここにいたんだよな。
 大島も前田も。諦めなかっただけなんだよなぁ」

カールルイスも、日本のトップアイドルである前田さん、大島さんも、
自分の頭で目標を立て、それをどんなことがあっても諦めず、やり通した。

流されるのは簡単です。流されないためには、
自分の想いを言葉にして、それを常に自分に言い聞かせて、
自分で自分を駆り立てないといけない。やります。

From:井浪康晴(島根大学卒、京都府出身)@JVU4期生


『話し方で大切なのは、間(ま)』

人を惹きつける、胸に響く話し方として
最も大切なのは間の取り方である。
小川のようにサラサラ流れる如く、
スラスラ話すのは、印象に残らない。
最悪、眠くなる。
それよりも、間の間隔をバラバラにすると、
あれ、どうしたんだろうと注目してもらえる。
きれいなスピーチをするよりも、
どこかに引っかかるものが、心に残る。

例えば、石川先生は講義で寝ている人を見つけたら、
敢えて話をせず、何をはなそうかと考えるふりをして
受講生の「あれ?」という反応を導いて、注目させている。
話をする側にも工夫が必要だとわかった。

私のスピーチの常識が覆された。
もっと相手に引っかかるものを意識し、
みんなの胸に響く話ができるようにする。

『若い=未熟』

石川先生に教えていただいたことの中に、
「若い」は「未熟」ということを教えていただいた。
例えば若者の面接練習をするときに、
とにかく自分を大きく見せようと、
武装をしっかりして臨む人がたくさんいる。
だが、そんな武装は簡単に崩される。
大切なのは背伸びせず、等身大でいくこと。
知ったかぶりをしてはいけない。
分からないは分からないでいい。

面接官が見ているのは、
これから何を学んでいけるかということだ。
若い人はまだまだ未熟と考えると、
知識はそれほど豊富に持っていることを
企業は期待していない。
(ただし弁護士や医者等、特別な知識が要る職業は別)
これから熟していくのだから、
伸びしろが大切になっていく。
だから、今後面接に臨むときも
ありのままを大切にして臨んでいく。

From:安齋義仁(いわき明星大学卒、福島県出身)@JVU3期生


《先駆者》
石川先生は女性アナウンサーとして始めてスポーツ実況をされました。
最初に実況をした時には、女性の実況であることに対して
大量のクレームがきたそうです。
しかし、2回目に実況をされた時には、
声に対するクレームはなくなり、内容に対するクレームがきた
というお話をしていただきました。

スポーツ実況は男性アナウンサーがやるものだという
当時の常識を、石川先生は覆されました。

常識を越えて新しい分野に挑戦する時には、様々な抵抗がつきものです。
それでも、誰かが先駆者として試み、
成功を収めることで、定着していきます。
挑戦する人がいるからこそ、社会が発展していきます。

石川先生のお話から、新しいことを本当に信念を持ってやるのであれば、
困難を乗り越えることで道がひらけるのだと感じました。

《頭で考え夢を実現する》
石川先生は、アナウンサーとして多くの方と関わってこられました。
その経験から、石川先生は、有名・無名を問わず「すごい人」は、
「自分の頭で考えている」というお話をされました。

このことについて、ガッツ石松、中山竹通、カール・ルイスという、
スポーツで歴史に残る活躍をした方々の実例を紹介していただきました。

3人とも、目標を掲げ、どうすればそれを達成できるのかを、
自分の頭で必死で考え、実行に移すことで成功したという人物です。

目標を言葉として並べることの大切さと、
自分の事を自分で深く考えることの意味を学びました。
周囲に流されず自分の頭で考えることは、簡単なことではないと思いますが、
まず、自分にとって絶対に揺るがない目標を
言葉にすることから始めます。

From:野田貴生(都留文科大学卒、山梨県出身)@JVU4期生

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