東京校の講義レポート

平成24年(2012)【6月21日(木)】 鍵山幸一郎先生(幸栄企画 代表) 『早朝清掃 ~歌舞伎町』 寶田時雄先生 『人間考学』

2012/06/21
05:50 新宿元コマ劇場前集合
06:00 鍵山先生と掃除を開始
      新宿が見違えるほど綺麗に。
      掃除とは漠然とやるのではない。
      一番効率の良い方法を考え気付きながら行っていく。
      見えない所までやらないと意味が無い。
07:00 掃除終了
11:00 西新宿教室に集合、朝礼

11:20 新聞アウトプット
      外食、東南アジアに出展拡大。
      中国に集中していた外食チェーンが
      その他の東南アジアにも出展拡大している。
      中国の人件費の問題、他の地域の経済拡大。
      必要なのは当地に合わせたメニューを作る事。

12:00 寶田先生による「人間考学」の講義
      今までの学校の授業はただ知識を教えている。
      もっと人間的な部分を教えなければならない。
      自分の軸をもってブレないものをみつける。
      ベンチャーでは発想力と行動力が必要だが会社を動かすのは人間、
      だから人間も学ばなければならない。
  
15:00 終了、終礼
15:30 解散

寳田先生はみんなにお願いをされました。
「自己紹介をしてください」
一人一人、経歴や学歴を話したり、目標を先生に話しました。
自己紹介の本質は、「お前は何者だ」ということ。
自分自身のことをしっかり見えているのかを問うものでした。
誰のためでもないです。
自分のために自分のことを知る必要があります。

次に先生は「『自分』という言葉の意味は??」と聞かれました。
簡単だと思いましたが、言葉にできませんでした。
自分とは、全体の中で己を発見するもの。と先生は仰られました。
他人と比較して、自分は形作られるそうです。
例えば、背の高い人を見て、背が低いことを知る。
数学で100点をとる自分をみて、数学が得意なことを知る、など。
又、自分とは「全体の一部」である。とも仰られました。
だから、何よりも大切なことは協調性。
協調性の先に個性がある。
だから、小学校でまず教えるべきは平常心であると。
日本ではじめて誕生した尋常小学校とは平常心を養う学校だったそうです。
知識を養う場所ではありませんでした。
平常心とは、慌てず騒がず落ち着いている状態のこと。
それを尋常小学校では教えていたそうです。
それを子ども達の体に染み込ませる授業をしていたそうです。
小学校とは平常心を学ぶ場。
では大學とはなにを学ぶ場であるかというと、自分を学ぶ場。
自分の特徴を明らかにする場だそうです。
自分を明らかにしないと、なにを学んでも無駄だと先生は仰られました。
軸を持ちなさいと。
軸とは、どんな事態におかれたとしても変わらない心のあり様。
それを先生は「木鶏」に例えられました。
小学校で平常心を学び、大學で自分を学びます。

寳田先生は、学問とは、信じられる人間、
逃げない人間になる方法であると仰られました。
そういった人間になっていさえすれば、どんなものだって手に入れることができる。
人間をつくることが大切だと教えてくださいました。
自分と対話する時間をつくろうと感じました。
自分を振り返る時間をつくろうと感じました。
流されないために、群れないために。自分の道を見つける為に。

先生は、ベンチャーとは「突破力」だと教えてくださりました。
アフリカの真ん中に放り出されたとしても、穴を掘って生活していける力が必要だと。
また、事業をする時には突破力と同時に利他の精神も大切だと教えてくださいました。
僕は利他については、まだまだ頭で理解している状態です。
心に至っていないなとパソコンを打ちながら感じています。
精進します。ハガキ・そうじを通して磨いていきます。
講義中先生が強く仰られた言葉があります。
「人と異なることを恐れるな!」
これが身についているのが留学生だと。
イベントや仕事先などで留学生と話してきましたが、自分をもっている人が多いです。
堂々としています。
自分が何者であるのかを分かっていて、自分の道が見えているからだと感じます。
お手本です。

From:井浪康晴(島根大学卒、京都府出身)@JVU4期生
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【「本」立って道生ず】
自分は一体何者なのか。
自分は一体何処に立っているのか。
今の人は中身がない。
情報を取っては転送しているだけ。
まず自分の座標を立てる必要がある。
この座標とは軸の立てる部分。
出来る限り人と異なる座標が良い。
自分が何処に居るのかを知っていなければ、どんな勉強をしても無駄。
そして何より、ここに立てる軸が重要である。
あらゆる世の中の変化に対応するためである。
もし、この軸の部分がなければ、混乱し情報が読み取れなくなる。
あらゆる情報が飛び交っている今の環境に対応していくため、軸を今一度理解する。

【小学と大学】
明治時代において小学では冠に「尋常」をつけ、恐れず、
騒がずといった平常心の自得を習慣とし、自己を明らかにするところ。
しかし、いつの間にか「道」のつくスポーツは授業からなくなり、
生徒は騒ぐことが当たり前になっている。
自己を明らかに出来ないまま大人になっているのだ。
よって個性というものは失われ、時には変人扱いされる。
これでは日本が良くなるはずもない。
大学とは明徳を行うところ。
得を明らかにすることによって、自分の良いところを伸ばす場所だ。
これには自己を明らかにしていることが前提としてある。
今の学生は明らかに出来ていないため、
就職のために少しでも偏差値の高い大学に入る。
世間はこの大学名しか興味がなく、その人の個性などは二の次である。
自己を明らかにするのは、今からでも遅くない。
むしろ、ずっと探求していくものである。
ここ日本ベンチャー大学では自己を明らかにし、
徳を明らかにできる環境が整っているといえる。
自分は一体何者なのかを今一度考え直す。

From:南出浩(桃山学院大学卒、大阪府出身)@JVU4期生
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●「起立、礼」は講師から話を引き出す力がある
起立、礼をすると最近は講義で「起立礼をする人があまりいないのに感心だ」
と褒められました。起立礼で褒められるとは思わずびっくりしました。
生徒が緊張して聴いてる姿をみせる事で講師にも緊張が伝わる、緊張する。
その事により講師からも緊張をもって話す事が出来る、いつもより話を引き出せる。
御茶飲んでゆったりしたムードで話すと話もゆったりしてしまう。
よく考えずに挨拶と思って起立礼を行っていましたが
そんな効果があるとは思っていませんでした。
これからはより一層意識して行い緊張を伝えます。

●4分の1を4個足しても1にはならない
例えば数学と国語と社会と理科。
これらを1個づつ極限まで学んだ4人がいるとする。
この4人が集まって何かを作ろうとしても合わさったものは生まれない。
それを作るには必ずジェネラリストが必要だとおっしゃっていました。
ジェネラリスト、私は医療の世界でその言葉を聞いた事があります。
内科、外科、全ての医学を全般的に把握する人がいる。
把握する人がいないと患者が専門医を間違えてしまうと誤診が増えてしまう。
全てを把握する人がいないと専門化だけが増えた所で意味が無い。
自分が持てる力を発揮するにも、
ただ一つに特化をするのではなく全体を学ばなければならない。
大きく、広い人間になる。
日本ベンチャー大學では様々な方が講師に来てくださいます。
この環境はジェネラリストになるにはとても良い環境だと感じます。
改めてこの環境はすごいな、大切にして学ばなければと感じました。

●今の学校は実利を教えない
テストで点数をとるための学問に何の価値があるのか。
知行合一、陽明学。山近社長と同じ事をおっしゃっていました。
すぐに役立つ事を教え、さらにすぐにそれを実行にうつすことが大事だ。
寶田先生のお話は全部自分につながる事ばかりでした。
自分とは何か(自とはおのずから、みずから、分とは全体の中の一部。
つまり自分という言葉を使ってしゃべるという事は全体の代表になるという事。
私や僕という言葉とは違う、日本人はすごい言葉を何も知らずに使っている)
何がこれから必要になるのか(ぶれない軸を持つ事、そのためには
まず生まれ故郷に戻ってみる事、誰かの話を聴いて
右に左に流されるようではダメ。人と異なる事を恐れてはならない)

●安岡正篤先生とよく一緒にいた寶田さん
びっくりしました。安岡正篤記念館に11月頃に行ったばかりです。
寶田さんから出る話は、本当にリアルでした。
安岡さんは弟子なんてとらない、本人がそう言ってた。
食事中テレビを観てて奥さんにテレビを消されて怒られる。
えらい人になる訳じゃない、自分はただの先生なんだ・・・・と。
有名無力な人が多い、無名有力にならなければならない。
すごくリアルに安岡さんという人が想像出来ました。
身近さも感じ、前よりもっと好きになりました。
寶田さんは教科書で学ぶんじゃない。
人から学べとおっしゃっていました。
出来るだけ年齢の高い人にきく。
その人の事を知りたいならまずその人の故郷に行くことだ。
そして、人にならえ、習うじゃなく倣え。
私達のために毎日、違う講師の方が来て下さる。
また、たまに現場に行って学ばせていただく事が多い。
その方、その場所から何を読みとるのか、
教科書に書いてある事ではなくその人しか知りえない
背景、状況を聴いていく。

From:藤井勇貴(名古屋学芸大学卒、三重県出身)@JVU3期生

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