東京校の講義レポート

平成24年(2012)【6月20日(水)】 夏川和也先生(水交会理事長、第22代海上幕僚長、統合幕僚会議議長) 『東郷学』

2012/06/20
10:00 東郷神社参拝
10:20 東郷会編集長 河村先生の講義
      東郷平八郎元帥の概要・流れ
      薩摩で生まれたわんぱくで頑固で器用な人。
      イギリスに留学して船の技術を学び、日露戦争の
      日本海海戦では大活躍、勝利に貢献した。
11:00 水交会の事務局長、池邑さんに東郷神社を案内していただく
      潜水艦で亡くなった人の慰霊碑、特別年少兵の碑、
      当時の戦争は凄惨で、軍人以外もたくさん戦争に向かった
12:00 水交会会長 夏川先生による講義
      日本には危機感が足りない
      自分の国を守るんだという意識がなければならない
      安易に武器を使わないという事を考えてはならない
      戦争以外にも武器は非常に関係する、使わないならそれを補う考えも

13:00 講義終了、移動
13:30 新聞アウトプット
      7面 フェイスブック上場一ヶ月 株価低迷
      フェイスブックの株価が低迷し、市場に打撃を与えている
      株主からの信用もなくなっている。社員の引き抜きもあり、
      底もゆらいでいる。ザッカーバーグは沈黙を決めているが
      こういう時ほど取締役の発言が強さを増す

      1面 トヨタ、余剰能力50万台減
      トヨタが余剰能力50万台を減らす
      無駄を省き、新たな生産が必要な時はその50万台の精算能力で
      臨機応変に対応する。地盤を固める意味もある。
      恐らく、他の会社もトヨタに続くだろう。
14:30 終礼
『歴史学』      講師 : 河村 嘉宏 先生
                 夏川 和也 先生
東郷神社にて東郷神社「東郷会」編集長の河村先生に東郷平八郎について、
元海上幕僚長、現、水交会会長の夏川先生に
現在の日本の国防について講義をしていただいた。
日本の歴史、そしてこれからの日本について考える機会をいただいた。

●気付き
【リーダーは決断が仕事】
政治や企業のトップには多くの情報が集まる。
その中から何でも良いので決断することが大切だ。
ずっと悩んでばかりいては良いも悪いも結果が出ず、前に進むことができない。
悪いなら何が悪いのか考えることができるし、
良いならさらに伸ばすにはどうするか考えることができる。
今の日本の政治には、この決断がないために、
世界からおいて行かれていると感じた。

【日本は誰が守るのか】
武器を日本は作ることができない。
他国から購入するしかないため、その国が販売しないといえば無力になる。
危機的状況が想定しにくいため、現在は何もできていないが、
もっと私たちは危機感を強めないといけないと感じた。
そのためにも武器の3原則など、法律の見直しが必要で
日本は国防を強化すべきだと感じた。

【井戸を掘った人を忘れるな】
今回、とても貴重な機会をいただいた。
自分では絶対に出会えないであろう人と
日本ベンチャー大學では出会うことができる。
今回は山近社長が偶然出会われた方とご縁を作っていただき
実現した講義であり、とてもありがたい。
今後、山近社長や事務局の方々へ感謝の気持ちを忘れてはいけない。

From:渡辺寛高(尾道大学卒、広島県出身)@JVU4期生
【日本の戦術】
編集長の河村さんのお話をお聞きし、日本の東郷平八郎元帥の率いる連合艦隊が、
ロシアのバルチック艦隊を全滅させたというのが、
日英同盟が鍵だったという話が興味深かった。
自分で調べてみると、同盟によりイギリスから列国の軍艦建造の情報を入手していたり、
イギリスがロシアの艦隊を寄港させないように圧力をかけて、
石炭燃料の補給や将兵の休養をさせなかったりしていた事を学んだ。
これは東郷元帥が24歳のときに船乗りとして厳しい訓練を積むため
当時産業革命後で勢いのあるイギリスに留学した経験があってからだと感じる。
東郷元帥が海外の兵備や軍事力を参考にし、
日本の勝利に結び付けてきたのだなと学んだ。

【特年兵について】
東郷記念館に向かう途中、池邑さんに境内を案内して頂き、
14歳から命を落とした海軍特別少年兵の碑や潜水艦で殉死した兵士の碑を見た。
亡くなった5千人という膨大な数字も驚くが、
そんな幼い年齢の青年を巻き込んだという、
当時の日本政府の判断には複雑な気持ちになる。
自ら志願したとはいえ、そう仕向けたのは国の気もするので
どっちが正義かというのも難しい問題だなと感じた。

【日本人の危機管理】
夏川和也元幕僚長のお話を聞いて印象に残った言葉は、
『日本人は、本来自分がしなければならない事を他人に任せている』という言葉だ。
やはり安全保障面でアメリカに頼っている事もそうだが、
中国に自国の領域を侵されたり竹島問題にしても、
他国に頼りっぱなしであることで
自分達で何とかしようという自衛の力が弱まっている。
国防は国が軍事力を付ける事ではなくまずは日本人が危機感を持つことだと感じた。
最後に、山近社長のご縁によってこのような戦争当時の講義の機会を与えてもらい、
貴重なお話を聞かせて頂いた事に感謝致します。

From:小林諒也(公立はこだて未来大学院卒、北海道出身)@JVU4期生

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