【8月5日(金)】小が大に勝つ兵法のセミナー 中條高德学長×山近義幸理事長代行
■良い人材の教育
山近理事長が言われる、良い人財の条件とは。
それは「感性・挑戦心・素養」の三点である。
1、感性が強いと気づき力が高く、判断力も行動力も身につく。
2、挑戦心は「まずはやってみる」という精神。
仕事では初めてやることも多いためだ。
3、素養はリアルな体験。
リアルさがないという言葉も宙に浮いた意見ばかりだ。
学生はここが足りない。
これら三点は人財になるにはこれを意識して能力値を上げることにある。
■マーケティングとは相手の感性に気づくこと
アサヒビールの逆転劇はマーケット・インにより
業界の常識や技術の壁を破ったことにある。
「生(ビール)がいい」と技術者は言っていたが、維持ができる技術を持っていなかったために
加熱したビールが主流だった。
しかし5000人の消費者の声を聞き、「のどごし」と「キレ」が美味しいとわかると
技術を上げるための改革を断行した。
結果ハーバード大学に、絶対勝てないと言われたKビールにシャアが逆転した。
自分の都合よりも相手の求めるものを提供したことに意味があるのだろう。
■学問はとことんやるべし
効果を期待するよりも得る意欲を燃え上がらせ吸収量を増やす。
一人前になるには1万時間かかると言われる。
効果がないと不安になっても続けること。
学んでいる今が楽しいと、もっと知りたいと感じとことんやるのが良いのだ。
■袖振り合うも他生の縁
行徳先生のお言葉に縁を活かせる人が一流であるという。
言葉では納得できても縁をつなぐとは絶え間ない努力が必要なのだと教えて頂いた。
葉書を出すこと、またクイックレスポンス。
礼儀正しさ、素直さ、魅力など人と縁をつなぐために必要なものが沢山ある。
方法論だけでは意味がない。
心まで至って本当にご縁を繋ぎたいと感じ行動になる人が縁を活かせる人なのだろう。
日本ベンチャー大學3期生 佐々木信(弘前大学卒、北海道出身)
『ベン大を無料にした目的』
N市にある某大学で講義中に教授が学生を叱ったところ、大学側から注意を受けたそうです。
(高い)授業料を払ってくれているのに、学生が辞めたらどうするんだ、と。
大学がサービス業化している現状。
学費を払ってもらっているので、その対価を求められている時代なのかもしれません。
そこで山近社長は無料で大学を設立することを決めたそうです。
(もっと深い理由があるんでしょうけど…)
学生からしたら無料というのはこのうえなくありがたいものです。
しかし、無料にした背景には甘やかしすぎている大学の存在の影響もあることに気づきました。
私もベン大には甘ったるい根性を叩き直すために入学しました。
他の大学の学生さんとは、
一味違うんだということを成長で証明する使命を感じました。
『挫折→恩寵的試練』
生きていれば必ず挫折はつきものです。
特に企業の経営者の場合、挫折しても明るくなければいけません。
必ず降りかかるピンチをチャンスにできない限り、明るい未来を手に入れることは不可能です。
私自身も挫折を経験していますが、掘り返してみると、頑張ればできることばかりだったような気がします。
何かにぶち当たっても考え方次第ではよくすることもできます。
挫折は神様が与えてくださる試練だということを頭に入れ、逃げずに立ち向かっていきます。
日本ベンチャー大學3期生 安斎義仁(いわき明星大学卒、福島県出身)
【8月3日(水)】安田佳生先生(株式会社ワイキューブ 代表取締役)『リアル経営学』
1.過去の評価は未来が決める
本日、最後に教えていただいた言葉です。
この言葉を訊いて、私が昔、部活でテニスをやっていたときの事を思い出しました。
私は自己流の打ち方をしていたので、
みんなより成長が遅く認めてもらえない時期がありました。
しかし、1年も経つと独特な打ち方をしていたおかげで、
変化球に強い選手になり、上位陣に入ることが出来ました。
昔は、教えてもらう立場だったのに、毎日の練習をがんばり、成長したことで、
教える立場になれたことがありました。
こういった理論は、日常や社会に出ても使うことのできる考えなのだと、本日知りました。
過去、どんなに悪く言われたとしても、
それを挽回することはそんなに大変では無いのだと感じます。
失敗を恐れず、やらなかったことを後悔するのではなく、
やって後悔して、それを挽回できるような人間になろうと
今日の話で強く感じました。
2.広告に見せない広告
広告に見えてしまうことで、客足は伸びないという話を訊くことができました。
これには「なるほど」と感じさせられました。
確かにあからさまな販促は、少々嫌に感じてしまうし、
商品が魅力的でも、汚さが見えてしまう気がする。
ある番組の工場見学も「広告である」と教えていただきました。
確かにアレで発表された食べ物とかは、無性に食べたくなることがあります。
これはとても自然な販促だと感じました。
露骨さは嫌われる、CMでもまったく関係ないストーリーから、
商品につなげていくことも少なくなく、こういった努力があるのだと、本日気づきました。
どういった販促ならば、嫌に思われないのか、
これは自分が日々生活していく中で、計ることが可能なので、
将来のため、意識してCMなどを見ていきます。
日本ベンチャー大學3期生 本間慶太(東京経済大学卒、東京都出身)
1.過去の評価は未来が決める
過去の自分の行動や実績の評価は未来の自分がつくる。
今、悪いと思われていても、将来的に何をするか。
特に、何を残すかによって評価や価値が変わってくる。
過去ALL善にするためにも、今を頑張って生き抜く。
2.自分のやりたくないことを、明確にする
自分のやりたくないことを、明確にすることで何をするべきかがみえてくる。
そのやるべきことの中で、全力を尽くす。
安田先生が「今でも自分が本当にやりたいことが分からない」と言っていたことが印象的だった。
やりたいことを見つけるって難しい。
3.責任感
「なぜ、ここまで頑張れたのですか?」という質問に、
安田先生は「責任感かな」とおっしゃっていた。
本当に自分を追い込めるのは自分しかいない。
他の出来事は追い込むきっかけに過ぎない。
人生、どれだけ自分を追い込めるかが大事だと感じた。
日本ベンチャー大學3期生 小田和浩(富山大学卒、山口県出身)
【8月2日(火)】高瀬拓士先生(株式会社日本コンピュータ開発 相談役最高顧問)『日本の教育問題を考える~受験秀才の時代は終わった』
■自分で生きて行こうとする人間
日本は今、経済不況ではなく人材不況である。
日本は他国に比べ、豊かさにあふれ、金融資産、技術、インフラ、労働の質、安心安全社会など、世界一恵まれた経済的条件下にありながら、なぜ国民は精神的に落ち込み、経済は停滞しているのか?
それは日本人が有り余る豊かさの中で与えられることに慣れ、自ら開拓して行く姿勢を見失っているからだ。
昔の人たちは、自分から豊かさを作り出していった。 ハングリー精神があり行動的だった。
僕らに今、最も必要なものは、この精神である。 「ないものねだり」ではなく、今あるものを活かすこと、 そして自信と活力を持つことだ。
■とにかく意見を言う!!
周りに叩かれようとも意見を言っていく。
自分の意見を持たないと、周りに流される人間になるし
問題を考えない習慣が付いてしまう。
自分の意見を持ち、それをぶつけるのはなぜか?
それは自分の存在価値を高め、人を動かしたり、知識を活用することになるからだ。
リーダーシップを執れるような器の大きい人間になるためだ。
それには基礎学力を身に付けること。
最先端を学んでも直ぐに古くなってしまうが、基礎はどんな変化にも応用できる。
拡がりを持つ事は、幅を広げる最良の手段だ。
■想像力を発揮して答えを出す
戦後の貧しい時代は、光り輝くアメリカに憧れ、それに追いつけ追い越せと、真似する事で成長して来た。つまり他に答えを見つけて、それをまねて居ればよかった。しかし経済大国になって久しい日本は、もう他に答えを求める時代ではなくなった。答も一つではなく、複数の答の中からその時の環境に最も合った答えを自ら選び、答えが無ければ創造しなければならない時代。
しかし、それでも十分ではない。だから自分は思う。
自分が知らない事でも絡み合って問題を複雑にする。
だからこそ「想像力」を活用するのがいい。
考えてわからない事には、まず仮説を立ててみる。
そして検証し合っていれば、成功要因になる。
想像力で原理原則を見つけ出す力は役に立つのだ。
日本ベンチャー大學3期生 佐々木信(弘前大学卒、北海道出身)
『きれいにするには、まず上流から』
昨日は教育問題について取り上げていましたが、
問題点の例えとして、
川は金やハイテクだけではきれいにならないということを教えていただきました。
きれいにするには、中途に高価なハイテク機器を投入するのではなく、上流から徐々にきれいにしなければなりません。
簡単に言えば、社会を良くするには、社会の上流に当たる、これから社会に出てくる若者達をどのように教育するかが大切です。
『必要なスキル』
日本の教育は、上級学校への進学の為であり、良い企業への就職の為のものとなっているように感じられます。そして相変わらず受験秀才、つまり確実に一つだけしかない答えを、効率よく見つけ出すの試験上手な人間が評価されるものになっています。
しかしこれからの時代は、複数の答のある課題に対して、環境に最適な答えを自ら選択したり、答が無ければ自ら答を創造する能力が求められる時代です。
一つの問題につき、一つの答えを出すのが主流ですが、
また、ないものねだりではなく、自分が持っているものを自分で活かして行く力が必要とされる時代です。
私も振り返ってみると、
大学に入るのが最終目的になっていたような気がします。
大学に入れば将来何とかなるだろうと甘い考えでいました。
しかし、自分で考えて解決する能力はありませんでした。
受験で勉強できる基礎学力はあっても、
次に応用で活かせなければ意味はないのかなと考えました。
日本ベンチャー大學3期生 安齋義仁(いわき明星大学卒、福島県出身)
1.教育とは人間作り
今日のお話を訊いて、今までは何も疑問に
思っていなかったのはなぜか?と思うくらい
今の日本の学校教育は間違っているなと感じました。
団体行動を身につける、自分の得意分野を見つける、
などは自分の心がけ次第で今の学校教育でも手に入るとは思うが、
今日のお話に出ていたような知識を使える人間になる、
というのはとても難しいことだと私は感じました。
世界史についても、受験にないから勉強を無くす、というのはどういうことなのか、
今日、話を訊いてみるまで疑問に思うことすら無い状況だったのが、自分でも不思議です。
前提が受験に受かるために、という学習になってしまっているのが、
とてもいびつだと私も感じました。
このベン大に入ってから気づいたことだが、
人はどんなに学んだつもりでも、年上の方はもちろん
年下の子からも学ぶことはたくさんあるのだと気づきました。
自分の器は、大學までの生活ではほとんど成長
していなかったと改めて感じました。
もっと、自分の意見を言い、他人の意見を取り入れ、
良く考えるような習慣が大切ではないかな、と私は思っています。
私も、一応学生という身分なのだから、しっかりと
学び、今までの分を取り戻すくらい、自分の器を成長
させることが出来るよう、がんばります。
2.人がどうこう、でわなく、自分が変わる
私は昔から間を取ることが苦手で、相手に文句を
言われたり、自分が文句があると、あまり深く考えず
言い返したりしてしまうことがとても多かったです。
昔はそれが、自分の意見を持っていることだ、と考えていた時期もありました。
何もいえず、ただ訊いているだけよりはマシだと考えてしまっていました。
しかし、こういった状況でこそ、しっかりと話を訊き、
相手の意向を探り、返答をすべきだと学びました。
今日の話では、改めてこの自分に落とし込むという
ことで考えることができました。
最近は上手く出来ていたつもりだったが、やはり
疲れを感じていてあまり深く考えていないときなど、
昔の自分が出てしまうことがあることが、この間の京都研修でわかりました。
今後は、どんな状況でも自分が一番に考える対象に
ならないよう、習慣にしていきます。
日本ベンチャー大學3期生 本間慶太(東京経済大学卒、東京都出身)