東京校の講義レポート

平成26年(2014)【9月30日(火)】 吉田松陰學

2014/09/30
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●1日の流れ
9:40 新聞アウトプット
 1面「ローソンが成城石井買収」
 •なぜローソンが成城石井を買収したのか?
 •この買収が小売業界にどのような影響を与えるのか?
 •なぜローソンは事業の多角化をするのか?
 1面「人口病に克つ 噴出する痛み⑤ 外国人労働者、日本に見切り」
 •趙さん、詹さんから見た日本
 •毎年20万人の移民の受け入れについて
10:35 松陰神社参拝(局長をご案内)
11:15 今元局長の吉田松陰學
 •松陰先生と脱藩について
 •松陰先生と下田踏海について
 •松陰先生と野山獄について
13:00 昼休憩
13:45 松陰學の振り返り
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●吉田松陰先生學
・脱藩の覚悟
松陰先生は、東北へ旅をするための許可を藩から得ていたが、
出発までに必要な過書が手元に届かなかった。

普通の人間であれば、脱藩(当時は大罪)をしてまで、旅を強行しない。
しかし、吉田松陰先生は、友との約束を優先し、
さらには、長州藩の人間の信頼を失う事を懸念し
予定通り、東北へ向かう。

その覚悟は、真似出来ないものがある。
また、今、この瞬間を大切にしているのだろうと思う。

では、私は、それを今、出来ているのだろうか。出来ていないだろう。
であれば、まずは、日本ベンチャー大學の生活を大切にしていきたい、と感じる。

・松陰先生の人間的魅力
それは、「知識」と「行動」である。
松陰先生は兵学者としても一流の方であるのに、全く、自身は偉ぶらない。
むしろ、松下村塾に教えを請いに来た若者たちに対しては
「私は先生ではない。一緒に学ぼう」ということを仰っている。
そのような謙虚な一面を持っていてもペリーの戦艦に乗り込むことなど行動は大胆である。
そんな、松陰先生に皆が惹かれて、
松陰先生のためならというお弟子さんが増えていったのである。

今回の「松陰先生學」は、今元局長直々に教えて頂いた。
講義の所々に熱意や決意のようなものを感じた。それは、本当に吉田松陰先生の教えが
現代の日本に必要なものであると信じているからだ。
このスピリッツをもっと大事にしていかなければならない。
そして、私たちが通っている日本ベンチャー大學に誇りと自信を持つことを改めて感じた。

From:嘉形俊輔@東京校6期生(山形県出身、山梨学院大学卒)
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●今元局長の松陰学
最初に、今元局長と一緒に松陰神社を訪れ、ご案内の実地試験を行った。
だが、残念ながら今元さんの心を動かすような説明をすることが出来なかった。
何が足りなかったのか?
熱く語ることが出来なかったのが一つである。
だが、何を熱く語るべきか、分かっていなかったのも原因である。
紹介する以上、伝えたいことをはっきりさせなければならない。

その後、今元局長に松陰先生についての講義をして頂いた。
論点として挙げられたのは、松陰先生はなぜ脱藩を犯したのか?ということである。
それは、松下村塾で「君臣の儀」を第一に説いたのと一見、矛盾する。
しかし、形式的な手続きを守ることと、他藩の人間との約束を守ることとを比べたとき、
後者の方がより藩のために重要だ、と松陰先生は考えたのでは?と読み解いた。
松陰先生は「義」の在処を見極め、それを信じて行動したのであった。

また、松陰先生は黒船来航時にこれに乗り込み、ペリーに対して米国へ連れて行くように直訴した。
これは藩のルールではなく、その上の幕府のルールを犯す大変な行為である。
この時は、ペリーが幕府に対して、松陰先生に寛大な処分を与えるように圧力を
かけたこともあり、死罪を免れた。
この、「ペリーを動かした」という事実は、大変重要だ。
つまりこれは、松陰先生の人間力によって、ペリーの心が動かされた、ということだからである。

さらに、松陰先生は松下村塾を「行動するための塾」と考えた。
学んだことは行動に移さなければ意味がない。
結果として、松下村塾で学んだ塾生のほとんどが、
行動を重んじ、後世に名を残す業績を残したことになる。

私たちはベン大にいるからには、松陰先生の教えの通り、行動しなければならない。
そして行動するエネルギーは、志だ。
志の具体化、そして行動することの大切さを、改めて教えて頂くことが出来た。

補足として、小林さんから子ども松下村塾の開催にあたってアドバイスを頂いた。
松陰先生の本質をどうやって子どもに伝えるのか。
本質の理解とその伝達は、徹底したインプットとアウトプットが必要だ。
本を読み、その中から心を動かされたものを他の人に伝えることをもっとやっていきたい。

From:須藤雄介@東京校6期生(群馬県出身、早稲田大学卒)
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●今元局長の松陰學
今回、今元局長から直々に吉田松陰先生について教えていただいた。
松陰先生の凄さが分かるエピソードとして、1つ目は脱藩した出来事である。

脱藩とは、今で言うところの国籍を捨てる以上のことであり、その当時
脱藩した者は処刑されてしまうため、脱藩することは命掛けだった。
それなのになぜ松陰先生が脱藩したのかは、何よりも友との約束、義を藩よりも
大切にした結果である。

そして、2つ目は、下田踏海である。
この時、ペリーの船に密航しようとして、捕まってしまうが、ペリーの計らいにより、
幕府からお咎めを受けずに済んだのは、ひとえに松陰先生の人間力の力だということだ。
松陰先生の魅力が人間力であったから、今だに慕われるいうことが分かった。

また松下村塾は他の塾とは違い、学ぶ場ではなく行動する場であるという場所だ。
松下村塾の塾生は行動したから、高杉晋作や伊藤博文のように国を動かすほどの
人物になれたのだと感じました。

私達、ベンチャー大學生もこの松陰先生の精神を受け継いで、志を持って行動していきます。

From:柳沢一磨@東京校6期生(神奈川県出身、帝京大学卒)
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●松陰学
最初に、松陰神社を参拝。
改めて行ってみると、国士舘大学在学時からお馴染みの土地なのにこんなに偉大な
歴史スポットなのになぜ松陰神社の存在を見落としてしまったのかと思い返し、
改めて松陰神社の有り難みが身に染みてわかった気がした。

そして肝心の講義は、まず脱藩という重罪を松陰先生は義を通す為に起こした行動だと
今元さんは仰っていた。
例え大事な友達との約束とはいえ誰しも怖気付いてそのようなことはやらないだろう。
しかし松陰先生は自分の納得の行く為ならそういう掟を破ってまで義を通すといった
行動をする人で、まさに後世まで語り継がれている偉大な人物であろう。
他には下田にて黒船に乗り込み、逮捕されたが逆にペリーはその根性を高く評価して
むしろ幕府に圧力をかけたということが語り継がれている。

今回の松陰学を学んで、正に日本ベンチャー大學は松下村塾がベースとなって
実践されていることを実感した。
それは生徒が正解を出すのではなく、教育者側が問題を投げ掛けてそれに対して
生徒側がそれぞれの考えを発言して、また何かを実行するといったコンセプトがあると
いうことから日本ベンチャー大學は正に現代版・松下村塾なのだ。

From:鈴木駿介@東京校6期生(神奈川県出身、国士舘大学卒)
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