東京校の講義レポート

平成26年(2014)【9月9日(火)】 日本と日本社会を考える/高瀬拓士先生(株式会社日本コンピュータ開発 相談役最高顧問)

2014/09/09
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●1日の流れ
 10:00 「日本と日本社会を考える」/高瀬拓士先生
 (株式会社日本コンピュータ開発 相談役最高顧問)
   ・日本と日本人
   ・コロンビアの実情
   ・外をから見ると内がかる。先ずは日本を知り、外からもうちを見よう

 12:20 昼休憩、
   ・NHKドキュメンタリービデオで見る コロンビアの現状
   ・コロンビアからのインターン ディエゴさんのお話
   ・コロンビアの紹介
   ・ゲリラ遭遇
   ・日本で学んだこと
 13:50 公園にて新聞ディスカッション
  1面「商社、物流インフラ整備」
   ・なぜ商社が?
   ・物流と投資マネー?
   1面「終戦決意、一方で戦勝祈願」
   ・矛盾する2つにはどのような意味が?
   ・戦争終結検討を指示した1945年6月といえば?
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●日本と日本人について
 ・日本人としての自覚を持つ
  「若者は、日本人としての自覚が低い」と高瀬先生は言われる。
  それは、海外ばかりに目がいってしまい、日本国内のことについて
  あまり関心を持っていないからだ。
  例えば、尖閣諸島や竹島、従軍慰安婦問題などである。

  そのため、このような話題で話し合いをする場では「自分の考え」というのを
  語るまでに至っていないことに今回気付いた。
  今まで、日本の歴史を知らずに生きていたことを恥じなければならない。
  そういった日本人にならないよう、しっかり勉強していくことにする。

 ・恵まれている日本の環境
  日本という国は世界から見ると本当に恵まれていると思う。
  なぜなら、今回、コロンビア学生のディエゴ君にコロンビアは

  どんな国なのか、パワーポイントを使って説明して頂いた。

  コロンビアは、現在も内戦が続いている。そして、ディエゴ君
  自身も実際に被害に遭ったと言っていた。それを聴いた時に、
  世界の国では、今でも内戦や多くの争いが続いているのだなと感じた。
  同時に、日本という国が如何に恵まれているのか…ということを思い知らされた。

  また、高瀬先生からは、「今の若者には平和な世界を築いてほしい」
  と言われた。確かに、私自身もそのようになってほしいと願っている。
  では、実際に、「どうしたらいいのか?」「何をすれば良いのだろう」
  と聞かれても、正直わからない。だから、先ずは日本の歴史を勉強してから
  国際社会に目を向けることが、現時点で私ができることである。

 ・できないことにも積極的に挑戦
  今回、日本コンピュータ開発の本社で講義を受けさせて頂いた。
  そして、コロンビア人のディエゴ君の英語での説明を聴くという
  初体験をした。正直にいうと、分かったところは部分的でしか
  なく、ほとんどは私の想像とディエゴ君のジェスチャーで読み取るしか
  できなかった。本当に悔しいと感じた。

  そして、私がその場で感じたことは、ずばり、「言葉は使わなければ成長しない」
  ということである。これは、私自身にも言えるのだが、ほとんどの日本人は
  中学、高校、そして大学と英語の勉強はしていても、実戦で使うことは
  まずない、と思うからである。それだけでなく、ほとんどの日本人は恥というのを
  気にしすぎるのではないか、とも思う。だから、もっと、不格好な英語でも
  いいから、必死に相手に伝えようとする姿勢をするべきである。

 From:嘉形俊輔@東京校6期生(山形県出身、山梨学院大学卒)
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●第2回講義「日本と日本人」
 ・世界一恵まれている日本
  今の日本人は、自らの国が抱える問題に対してあまりにも無関心である。
  しかし、自由にものをいうことが出来、自由にものを知ることが
  出来る日本にいることは、本当に恵まれている。
  肝心なのは、正しいか間違っているかに関わらず、自分の意見を
  持つことである。そして、その意見をはっきりということである。
  なぜなら、黙って人の話を聞くばかりで、自分から価値を提供できないならば、
  それは盗みに等しいからである。
  人に対して自分の考えを発信することで、他の人の考えていることを知ることもできる。

  さて、自分の意見を持つためには、物事に関心を持って調べなければならない。
  自分たちの国のことを知るためには、内側からだけでなく、外側から
  見ることも必要である。
  日本の外に出て、自分の価値観を見つめ直すことによって、その価値観が
  世界で通用しないものであることを痛感する。
  その体験、驚きが、外国文化の洗礼を受けることの意味である。
  自分のことを知るといっても、知ったつもりになってはならないのである。

 ・コロンビアの実情
  講義の中で、NHKのドキュメンタリー番組を見て、コロンビアの終わらない
  内戦に翻弄されながら生きる若者たちのことを知った。
  ゲリラに親を殺され、住処を追われて、首都ボゴタに逃げ込んでくる人々は
  数百万人に及ぶ。
  その中で、UNICEFの支援で「平和の戦士」として活動した子どもたちは、
  大人になってそれぞれの居場所を探し求めていた。
  印象に残った言葉がいくつかある。

    「ここでは生きるというより、生き残るしかないんだ」
    「最も美しいことの一つは、無知でないことだ。だから僕は一生懸命働いて、勉強する」
    「大人たちは文書にサインすれば平和が訪れると思っている。
    僕たちは行動して平和を作るんだ」

  一つ一つの言葉の重みが、私たちとは次元が違う。
  なぜ私たちは「生きる」ことが出来ているのか?
  私たちはなぜ働き、勉強するのか?
  私たちの平和は、だれが作ったものなのか…。
  そういうことを考えなければいけないのだと感じた。

 ・ディエゴさんのお話
  日本コンピュータ開発様が受け入れているコロンビアのインターン生、
  ディエゴさんがコロンビアのことを紹介して下さった。
  美しい自然、豊かな文化を持っているが、国民の4割以上が貧困に
  苦しんでいる(一方、2%は超金持ちである)ことなどが分かった。
  彼はその原因の一つに腐敗があると見ていて、企業が責任をもっと
  果たすべきだと話して下さった。
  内戦や腐敗、貧困は、世界中で未だに解決の糸口が見えない問題である。
  それでも、もっと自分の国をよくしたい、と語るディエゴさんの言葉には感銘を受けた。

 From:須藤雄介@東京校6期生(群馬県出身、早稲田大学卒)
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●世界一裕福な日本
  高瀬先生は「ビジネスや経営の勉強をすることも大切なことだが、
  日本人である以上、もっと日本を知らないといけないし、
  これからのグローバルな時代には国際社会のことにも関心を持たないと
  いけない」と仰られました。

  講義のテーマは『日本と日本人』
  まず日本と韓国の関係について、それぞれ自分が考えている意見を述べた。
  こうして改めて、他の人の意見を聞くことで他の人がどのように
  この問題のことを考えているのかが分かり、とても自分の意見に参考になった。

  そして、この日はコロンビアからのインターンの学生のディエゴという
  学生からコロンビアについて話を聞かせてもらいました。
  コロンビアでは内戦が続いていてゲリラも横行しており、実際に
  ディエゴ君もゲリラに遭遇したことががあるそうです。
  日本は内戦もゲリラもなく、平和な国だが、世界では今でもそのような
  国が存在していることを考えなくてはならない。

  また、高瀬先生の『世界にはいろんな人がいて、腹を割って話し合うことが
  大切である』、『社会は誰かが決めるものではなく、自分が作るものである』
  という言葉が印象に残った。

  この言葉は、1人、1人の行動で外交も決まるということであり、
  社会を作っていくのは自分達なのだ、と自覚しなければならないと感じました。

 From:柳沢一磨@東京校6期生(神奈川県出身、帝京大学卒)
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●気付き
 日韓中の関係、世界から見た日本、その為にはまず日本のことを
 十分に知らなければならない、と高瀬先生は仰っておりました。
 そして現代の私達は和魂洋才ではなく、無魂米才とも仰っておりました。
 私も実際に日本のことを知らずに中国に留学して、しかしだからと言って
 中国の政治面を全く知らなかったということに気づきました。

 そしてコロンビアのゲリラについてのビデオを鑑賞しました。
 私はこれまでアルカイダなどのテロ組織しか知らずにいて、
 今回目の前で大事な人が殺された子供や、国を少しでも良くしようと
 活動する子どものことを紹介されて、日本がいかに恵まれていて、
 自分のことでしか動けないことを知って、世界観が狭い、ということを
 改めて思い知らされました。
 そしてコロンビアから来たインターンの学生ディエゴ君はゲリラに
 バスジャックされたとか、コロンビアの生々しい情勢を語ってくれました。
 その時、想像力に欠けている、ということも思い知らされました。

 From:鈴木駿介@東京校6期生(神奈川県出身、国士舘大学卒)
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