東京校の講義レポート

平成26年(2014)【2月28日(金)】 日本学/中條高徳先生(本學学長、アサヒビール名誉顧問)」

2014/02/28
中條先生に歴史を中心に、日本人の心について講義していただいた。
初めに「天変地変何が起こるか分からない。ゆえに天変地変に対して
生きる心構えをしなければならない」と言われた。
たとえ何が起きても、自分のやれることをやり、生きていくと言うことと感じた。
どうすればそうあれるのか?という点は松陰先生が模範になるのだろう。
中條学長も松陰先生と私たちでは覚悟が違う、と言われていた。

個人1人1人を大切にすることは大事だけれど、今の人はそれに甘えてしまっている。
もっと公を大切にし、行動することが必要だ。
今の私はまだまだ個人単位でしか考えたり行動できていない。
国を学び、自分が何をするのか、改めて考える。

また、歴史のお話から日本という国のすごさを改めて知った。
黄色人種の中で今まで一度も海外の植民地になったことがない唯一の国だ。
また、1390年も続いている皇室が真ん中にあり、日本の中心は
いつでもなくならず確かにそこにあるということも誇りに思う。
内戦があっても国としてまとまれる。
天皇は象徴だ、と言われるが、大切さを実感した。

●豪徳寺
井伊直弼のお墓があるお寺。
豪徳寺は大きく、説明文には関ヶ原に関わるお話があったり、
お墓も色々な年代のものがあり、歴史と伝統を感じた。
そんな中で井伊直弼のお墓は門扉もつくなど立派だった。
今まで吉田松陰先生を学んできているのに、
「安政の大獄」を行ったこの井伊直弼は
とても重要な人物のはずなのだが、
全く勉強していなかったことに気付いた。

From:牛島知之@東京校5期生(熊本県出身・熊本県立大学卒)
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●誓い
将来の宣言のように、私たちが誓いを今日のように声を大にして言えるのは、
国家があるから。
中條高徳学長は国家というもの、日本人としての誇りを持つことの重要さを
私たち若者に説いてくださり、心の込められた真の言葉が胸に深く突き刺さった。
目の覚めるような思いだった。
先人たちの歴史がなければ、今のような誓いを口にすることすらできない。

私たちは自らの国に誇りを持たなければならない。
かつてアジアで植民地にされなかったのは日本だけで、ロシアが
南下してきた時代には他の欧米の国の脅威もあり、そこには二重の恐怖があった。
戦争の時代に、日本が全く悪いことをしなかったとは言わない。
そんなケチなことは言わないと、中條学長もおっしゃっていた。
しかし日本は欧米から人種差別されながらも、有色人種の民族問題に大貢献し、
アジアの国々を解放した。

日本人の凄さの核心に触れたお話もあった。
日本には左右にぶれないど真ん中に、皇室がある。
皇室は右にも左にもぶれない「中庸」であるというお言葉も印象的だった。
例えば源平の争いの折も、皇室は源氏にも平氏にもつかなかった。
世界にも類を見ない日本皇室を知る上でのヒントを、教えていただいた。

日本民族として、先祖を尊ぶ「お盆」が大切にされることによって、
子孫がはっきり見えるようになっている。
それが縦の紡ぎで、横の紡ぎである「田植え」も、日本文化にはある。
また、日本の特徴は「恥」の文化で、それによって法律が無くても秩序が
保てるのだという。
文化が私たち日本人の中で根付いていて、脈々と受け継がれていることが、
国家を保っている日本人の強さなのだと知った。

短い間だったが、私たちの世代にとって大切なお話が凝縮されていたようで、
この卒業間近の今、充実した、記念碑のような講義になったと思う。
志に突き進んでいった松陰先生の眠る松陰神社の近くで、お話を聞くことが
できたことも幸福だった。
中條学長に勧めていただいた四書五経を読み、人間学を身につけ、
私も先人たちに感謝して、夢・志に向かって突き進んでいく。

●豪徳寺
松陰本舗にいると、来館される人から
井伊直弼という名前を幾度か聞いた。
井伊直弼。
幕末期、江戸幕府の大老を務め、日米修好通商条約に調印し、
松陰先生を処刑することになる「安政の大獄」を断行し、
最期は、桜田門外で暗殺された。

安政の大獄を行ったということで、憎む声も聞こえるが、幕府のために尽力し、
松陰先生と立場は違ったが、国のためには大きな人物だったという声も聞いた。

今回、噂に聞く豪徳寺に初めて行くことができたが、そこにはお参りをする方もいた。
歴史にどちらが正義か、悪かと区別をすることはできない。
勝った方が正義だと、中條学長もおっしゃっていた。

片寄った一つの方向からだけではなく、様々な角度から眺める必要がある。
それは歴史に限らず、政治や世の中のできごとについても言えることだろう。

井伊直弼大老のお墓を参拝して、大切な生き方を考えることができた。

●気、ますます盛んなり
今元さんがおっしゃるように、吉田松陰先生は本当に深い。
この日は改めて、吉田松陰先生についての復習をさせていただいたが、
松陰先生の感化力は、今を生きる私たちにも強く、伝わってくる。

志定まれば、気盛んなり。
華夷の分別。

今後の行動の決心に火を灯され、気、ますます盛んになる思いがした。
松陰先生を心の師と仰ぎ、自分も行動していく。

From:佐藤洋一@東京校5期生(神奈川県出身・玉川大学卒)
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