東京校の講義レポート

平成25年(2013)【12月8日(日)】  上海研修 3日目

2013/12/08
●12月8日
・七宝での詩作
七宝は豫園と同じく観光地かした場所だったが、水辺は中国の歴史的な
建物が並ぶ風景の美しいところだった。
中心通りは人がぎっしりとひしめいていたが、少し外れると、景色もみられる、
川へと下る階段があった。
そこで田中さんの提案で、私の普段やっている詩作を全員で実践。
数分後に発表し合った。
川からの風景は古き良き中国そのもので、それまで見てきた進化の勢いの
上海とは正反対の光景。
隣には煙草を吸った若い青年がいて、個人と国としての中国の未来を想像できた、
奥行きのある創作体験になった。
まだ完成していないが、できた作品は次回の発表の機会で公表したい。

・静安寺
今回尋ねた場所で、一番の感情体験だった。
都会の中心に巨大な寺院が同居していて、日本の寺院とは異なった数々の風景が目に入る。
束になった線香を手に寺院、天に拝む人々、参拝も中国流。
大仏、壁画、建物などが日本と違って、大きないい意味でのカルチャーショックを受けた。
大仏は顔が大きく全体のバランスが独特だったが、表情が慈愛に満ちていて、
包まれるような体験だった。
おそらく写真で見るとこの素晴らしさは伝わらず、行こうという気も全く起きなかっただろう。
また壁画。
壁画自体が彫刻で、御来迎の図が本殿の壁一面に広がっていた。
これもこの場所に来なければ驚きが体験できなかっただろう。
日本とは違う文化との遭遇が次々と起こり、今までの常識がどんどん覆されていった。
このような、衝撃の体験をすることが海外に出る醍醐味だと思う。
心から、もっと様々な国に行ってみたいと思った。

・味千ラーメン
久々に懐かしい日本の味だった。
元々中国の食べ物であるラーメンという舞台で、日本の企業が中国を席巻する。
革命的なことだ。
日本の味千ラーメンも是非味わってみたい。

・魔都の夜景
まだ成長を繰り返す上海。
かつて様々な国がこの都市に入ってきたため魔都と言われたようだが、
外灘の夜景を見ていると大西社長が青年と呼んだ恐ろしい勢いの上海は、
また魔都という呼び名が当てはまるように思える。
木の枝のようになったり、踊る女性が映されたりと、日本では見られない枠を超えたビルの照明。
統一感の欠けたいびつなビルが乱立する様子は、上海の底知れないエナジーを体現しているように見えた。
国境、時間が交錯する上海という場所を集約した風景が見られた。

From:佐藤洋一@東京校5期生(神奈川県出身・玉川大学卒)
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●朱家角
何千年前の水路と昔ながらの風景の家々があった。
特にすごかったのが、先祖代々やってきているのではないかと思う、
舟の上での魚売りだった。
それらを見ながら歩いていると、
タイムスリップした気分になり、
直に歴史を感じている気分になった。

ここでは、中国の軍人将棋のようなものを買った。
値引き出来なかった事を後で後悔した。おそらく原価の2倍ほどだと思う。
しかし、現地でこう言った体験をすることで、
実際の値段を少しずつ把握していくことが、
重要な体験だと感じた。

●租界
他所の国に取られた植民地のようなものだ。
高杉晋作が大量にある黒船の貿易をみて、今のままでは、
勝てないと感じ開国論に変わった、ということを今元さんに解説していただいた。

それまで鎖国派だった人が実際に
植民地になった場所を視察し、
考えを変えることが出来る。
それだけ、現地現場で感じるものは、
大きいものだと感じた。

●銀行口座
上海での口座を持っていると、両替時に
手数料が安くなり、ネットでも使えて便利だと聞いたので、
職員の方に聞きながら作ってみた。
難しいかなと思っていたが、
案ずるより産むが易しで
意外にも簡単に、ほんの20分ほどで作ることができた。

こうしたことから、実際にやってみることで
経験となり、
次何かやる時のハードルも少し低くなり、
実体験として人にも話せるようになるので、
現地現場での行動は本当に大切なことだと感じた。

From:高岸知広@東京校5期生(兵庫県出身・金沢学院大学卒)
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●三日目
この日は自由行動だった。
行きたい場所を発表し、班ごとにそこへ向かう形式をとった。
自分は朱家角というところへいくことにした。
電車に乗ってバスに乗って一本で行けると言う単純なコースだったのだが、
バスの場所で迷ってしまった。
道行く人に聞くが、言葉が分からずメモに書いていただくも、
何について書かれているのかよく分からないありさまだった。
ジェスチャーを頼りに向かったが、それでもバス停到着まで本来なら
20分もあればつきそうな場所に1時間半かけて行った。
雰囲気から何を言っているのか読みとる空気を読む力が足りないと痛感した。
中国の方はそんな私たちにも親切に丁寧に道を教えてくださり、
尖閣問題や日本を嫌っているという話などあまりいい印象を抱けていなかった
中国の方への印象がガラッと変わった。
百聞は一見に如かず。実際に触れ合ってみることは大事だとつづく感じた。
バスに乗り朱家角へ到着した。
朱家角は水郷という街の真ん中に水路があり、そこを移動方法としたり
生活に使っていたりしたそうだ。
水郷の舟はゆったりと進めていた。
そんな朱家角で船上で魚を売っていた。
舟が二段構造となっていて、床下がいけすのようになっており、
そこで魚を住まわせ、頼まれたら生きたままさばいて売っていた。
正直目を疑ったが、それが文化なのかと納得した。
また、トウキビを絞っただけの100%ジュースを売っていたため購入した。
正直青臭くてあまり好きではなかったが、当時はこういうものが
おいしいと感じられたのかなと思った。
朱家角には古き文化が残っており、当時の雰囲気や状況を垣間見ることができ、
伝統を残すことの意義を感じられた。

・味千ラーメン
故郷熊本発祥の味千ラーメンを食べに行った。
背中に「感謝・ありがとう」という言葉を背負い接客をされていたが、
やはり中国で一番接客のよい店だった。
久しぶりに食べたが、熊本で食べた味がそのままでおいしかった。
チェーン店でどの場所でも本店と同じレベルのサービスを提供するということは
難しいと聞いたことがある。
そこにあるノウハウを知りたい。
調べてみる。

From:牛島知之@東京校5期生(熊本県出身・熊本県立大学卒)
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●3日目
・朱家角に向けて
この日は自由行動ということで
班に分かれて水郷を目指すことになった。
自分の班は牛島さん、高岸さん、今元さんとなり
朱家角という水郷を目的地として出発した。

まずバスでの移動となるため
そのバス停への行き方を確認することになるが
事前に調べた情報では「大世界」という駅、
ホテルにロビーでホテルの従業員に聴いてみると「人民広場」
とバス停への最寄駅が異なり、
従業員の方の情報を信じたのだが
後々「大世界」が正しいことに気づくことになる。
人民広場は歩いて行けるため歩いたのだが
そこに行く途中、大通りのにぎわいと豊かさ、
そしてそれと対照的な脇道の貧しさを垣間見ることもできた。
他にも立っているビルの形の不揃いな様子など
なかなか今までゆっくり見ることのできなかった
昼間の上海を見ることができた。

この後、さまざまな人にバス停の場所をきくのだが
無視されたり、言葉が通じなかったりもした。
しかし思った以上に優しい人も多いので
大まかな方向には進むことができた。
バス停についてからも
バスの人に「次のバスは何分後に出る?」と英語で
聞くと、社内で英語をしゃべれるを呼んでくれたり
言葉が通じない中でこそ感じる人の優しさがあり
とてもありがたいと感じた。

・水郷・朱家角に到着
朱家角では豫園の華やかな中国とは違うものの
昔ながらの雰囲気の中国を感じることができた。
観光者向けの商品も売っていれば
地元の人向けなのか
生の川魚などを道端で売っていたりもする。
川沿いの道に出ると
船を漕いでいたり、人がお店に並んでいたり
かつての水運が生活を支えた時代を
感じることができた。
チャーシューのようなものを食べたり
サトウキビをその場で絞ったジュースを飲んだりとしたが
日本よりも素材そのものな味であり
意外とおいしかった。

・味千ラーメン
外灘に戻り、味千ラーメンをみんなで食べたが
その日本らしい味に一安心する。
九州で生まれたお店であるにも関わらず上海に出店し
中国で一番人気のあるラーメンチェーンであるということは
とてもすごいことだと感じた。
日本的な味やサービスが
それだけラーメンの本場でも通用するのだと感じた。
背中にある「感謝、ありがとう」という言葉も
日本的な精神を感じ、
日本の企業が海外でも活躍していることに
強い喜びを感じることができた。

From:大森俊通@東京校5期生(東京都出身・琉球大学卒)
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