東京校の講義レポート

平成25年(2013)【12月7日(土)】  上海研修 2日目

2013/12/07
●12月7日
・大西社長講義
上海で大西社長のお話を聞けたことがとにかく意味が大きかったと思う。
社長ご自身の経営人生、上海からその他の国々への出店の話から歴史の話まで、
濃厚な一時間の講義で、その中には人生のヒントが多く散りばめられていた。
学んで、行動をし、それを続ける。
社長はその王道の成功原則をすることができたから、今があるのだろう。
自分が間違った方向に進んだときに教えてくれる人がいる環境を作る、というお話もあった。
夢、志のためにとにかく進むべきだが、素直さも大切にして、
自分の価値観にとらわれないことも大事だとも教えていただいた。

歴史を学ぶと、日本に誇りが持て、感謝力と謙虚さが身につくという。
240年もの内乱がない時代を作った、危機管理の天才だという
徳川家康のお話もしてくださり、
歴史を学んでそれを人生に生かしている例を学ぶことができた。

上海のお話の中では、「日本が熟年の国だとしたら、中国はまだ青年。
無鉄砲な国に感じるかもしれないが、それも悪いことではない。」とおっしゃっていた。
中国へと見方が少し変わるお話だった。
また、社長は上海での出店がなければ、今のリビアスはないともおっしゃっていた。
世界に飛び出して、経営を持続させ、それを会社自体にもプラスの効果とする。
そのようなことを実践されている方のお話を近くで聞けるとは、幸福なことだと実感した。

・豫園、初めての交渉体験
豫園は観光スポットではあったが、数多くの店やお客さんがひしめきあっていた、
中国らしい建物が立ち並ぶ美しいところだった。
チームで行動したが、数多くの客引きに遭遇した。
偽物のブランド品を売っていて、それを法外な値段で提示する。
しかし値段交渉によってその価格がときには10分の1ほどにまで下がる。
元値はそれ以下ということなのだろう。
日本では味わえない、中国の文化ののようになっている。

豫園の前に寄ったデパートで値段交渉が体験できる場所があったが、
私は安いDVDなどを見ていたため、交渉はこのときが初体験。
こちらが少し反応を見せるとずっと付いてきて、興味があるというと
ブランド品が並ぶ奥の空間への連れていかれる。
そこまでの移動時間も長かったが、それでも相手は何度も振り返りは言葉をかけられ、
ついて来させる技術は高いと思った。
移動中に裏路地を通ることができた。
華やかな表とは正反対の貧しい生活の様子が伺え、少し裏に入っただけでまるで別世界のようだった。

私は400元で提示されたロレックス(ではないだろうが)の時計を50元で購入。
まだ動いているが、壊れるのは時間の問題だという。
相手が無理だと言ったら離れる。するとまだ付いてくる。
本当に10分の1の値段になった。
興味本位と思い出で買ってしまったが、その資金は何に使われるのだろう。
少し後悔した気持ちになった。

・火鍋
中国の高級店初体験。
大西社長は私たちのテーブルまで来てお酒を注いでくださり、
また途中お酒を飲みながらお話を聞かせてくださった。
お酒の席でも私たちにとても良くしてくださった。
また今元さんよりそのような席でのマナー、気配りも教えていただいた。
お店自体は日本の料理屋にはない雰囲気だった。
異国の価値観を経験。
社長の海外展開のお話と合わせて、大いに勉強になった。

From:佐藤洋一@東京校5期生(神奈川県出身・玉川大学卒)
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●上海リビアス 大西社長の講義
大西社長の行動には信念がある、
そう感じました。

二十歳でアメリカで行き、
海外で、店を持ちたいと思うだけなら誰でもする。
だが実際に行動している姿を見て、
自分もこのぐらいの目標、
行動力をもって動かなければならないと感じた。

また、今の中国の美容店では、
日本人と中国人では、予約が日本人に偏るようなので
これから、何十と店舗を出すために、
日本人のいない、中国人だけの日本式美容院を、
作るという計画もとても面白く、刺激的だった。
自分もこんな風にやりたいことを見つけ、
人や世の中に影響を与えることが事業家になるには
どうすれば良いかを、これからも考え続けます。

●預園
路地のところで、どこまでも追いかけて、
値段交渉して、どうだ?どうだ?と言ってくる。
どこまでも追いかけてくるその、
商売根性がとても、面白く刺激的だった。

From:高岸知広@東京校5期生(兵庫県出身・金沢学院大学卒)
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●二日目
・朝食
朝食はバイキング形式で、食堂のようなレストランに集まってとった。
テーブルにビニールが貼ってあった。
何故かなど考えず普通に食事をしていたが、
食後の片づけかたがウェイターさんがそのビニールの上に生ごみを出して
食器を片づけた後に包んで持っていくというものだった。
常識の違う海外に来たのだなと強く印象に残ることであった。
そして効率を考えるならば確かに効率的で、思いもよらなかった発想に驚いた。
たまに言われる海外は刺激的で面白いという言葉に納得した。
新たな発想のチャンスはそこらへんに転がっていそうだ。

・リビアスさんへ移動
リビアスさんではまず掃除をさせていただいた。
お世話になるところにお礼の気持ちを込めて雑巾がけしたが、理美容店だけあり、
小さな髪の毛が多く落ちていた。
正直見た目綺麗だったため掃除のしがいもないなと思っていたので、ぱっとみて軽く
考えてしまったことを反省した。
綺麗に見えても、埃や切った細かい髪の毛は少しずつ溜まっており、
まめに掃除しなければすぐに汚れてしまうのだろう。
それなのに、国外店舗でもこれだけ綺麗な店内を保っておられるリビアスさんは本当にすごい。
日々の積み重ねの先に綺麗は作られていることを実感した。

・リビアスさんにて大西社長の講義
リビアスさんの大西社長に講義をしていただいた。
継続することの力を強く感じた。
大西社長流の出店の決め方は、自分がその土地に毎月行きたいと思えるかどうかで
決められているそうだ。
毎月必ず顔を出されているということで、海外の支店でもコミュニケーションは
密にとっておられるのだと知った。
サービス業だから毎月顔を出さなければと言われてたが、理美容業界が厳しい
昨今に海外出店できるほど発展されているのはこういったところが理由なのかなと感じた。

また、出店する前には入念に下調べをされていたそうで、当然ながら
勢いのみで出店されているわ けではない。
左脳的な状況分析と右脳的な感覚の双方を使っての決断をされていて、
自分は勢いのみで決めることが多いなと反省した。
買い物をするときに本当に必要なものか、買うタイミングは合っているかもっと安い店はないか考えるなど
もう少し論理的に、状況をみて判断する訓練をしていく。

歴史上の偉人で徳川家康を参考にされると言われていて、
歴史から学び、それを活用されておられるそうだ。
自分は歴史が面白いなと思い始めてきているが、まだまだ活用等はできていない。
何をして、その結果どうなったのかのいい教科書でもあるので、学んで面白いで終わらず、
どう活用できるかまで考えていく。
大西社長が本当にお忙しい中で歴史を学ばれているのは活用できるからだろう。
自分は飽きっぽい性格をしているので、歴史を学ぶだけではなく活用する段階まで行く。
そのためにも歴史の本をもっと読む。

・近くの商業施設
多くの店が入っている大型ショッピングモールのような場所へ入り、値引き交渉を経験してみた。
店内でキャッチの人が声をかけてきて、異様な雰囲気だった。
隠し部屋のような場所もあり、商品を値引きしてもらえないか交渉してみたが難しかった。
あまり低い金額を提示しすぎると追い出され、時には「バーカ」とまで言われた。
少し高めの金額を提示し、そこから少しずつ下げてみたり、時には帰るふりをしてみたりなどした。
日本で値引き交渉などしたことがなかったが、商品価値がどのくらいか考えながら
実際に値段をどのくらいにしてくれと言い、反応で妥当かどうか判断するという
仮説と検証をするのは楽しかったし勉強にもなった。
本当にダメな反応と粘ればいけそうな反応とがあり、嘘やごまかしは
リアクションで相手に伝わるものなのだなと実感した。

・孫文の記念館
孫文が実際に住んでいた屋敷を記念館としているところへ行った。
解説は読めなかったが、当時の写真等が残っており、実際に住んでいた家と
いうこともあって、雰囲気を感じることはできた。
孫文というと辛亥革命をなした人物くらいの知識しかないが、
日本とも関わり深い人ということでもっと調 べてみる。
この孫文の記念館のパンフレットは数カ国分あり、それだけ海外の人にも
知ってもらいたいのだなと感じた。

・豫園
豫園へ入り、露店を回りながら値引き交渉をした。
人がたくさんおり商品を歩きながら販売する人もいて、活気があった。
私と一緒に回っていた春山君は、商品を買った後に打っている人と勘違いされ
商品の値段を聞かれていた。
そして正直に買値を答えたところで値引きの交渉をされていた。
値引き交渉が当たり前なのだと改めて感じ、中国の勢いの源はこういった部分にあるのかなと感じた。

・懇親会
リビアスさんに招待していただき懇親会を開いていただいた。
そこで机の端に座り、中々動くことができないという理由で周りを見ずに
楽しんでしまった。
そこを今元さんに注意していただき、今元さんと大西社長の近く席を移動して
お酒をついだりしようと動き回ると、逆に落ち着いて座れと注意を受けた。
周りを見て、状況を判断しながら動く力がまだまだ足りない。
今後の飲み会では自分の今の身分、隣にだれが座っているかなどを
加味したうえで動くようにする。
大西社長の今後の海外展開の予定や今の海外情勢などのお話をお聞きし、
質問をする機会を与えられたが、頭が真っ白になり、ろくな質問ができなかった。
知識ももちろんだが、質問力をつけなければならない。
質問力の本を改めて読み返す。

From:牛島知之@東京校5期生(熊本県出身・熊本県立大学卒)
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●2日目
・大西社長講義
ホテルで朝食を食べ
前日の夜に合流した大阪校の方々と一緒に
株式会社リビアスさんの上海の支店に向かう。
到着してお店を見ると
他のお店に比べてとてもきれいで、
そういったところは日本的なきめ細かさなのかなと感じた。
店内の掃除を手伝わせていただいた後、大西社長の講義を受けた。
大西社長は20歳で初めての海外旅行を経験したそうだが
その時に海外でビジネスを行うことを決意されたそうだ。
大切なのはそういった「夢」と「現実的な行動」だとおっしゃっていた。
実際に出店する際に大切なこととしては、その国の事情を考え
日本の質が高いからと上から目線にならないことであったり、
社員のモチベーションを保つために
毎月その国を訪問したりと、
海外に店舗を持つことにおいては
国内とは違った配慮が必要なのだそうだ。

またそういったこともあり、
大西社長の出店する国の基準は
「毎月行きたいかどうか」という
意外と単純なものであることに驚いた。
しかしそれでも上海という場所のビジネス的な広がりに魅力を感じるという
経営者のセンスがその根底にはあるのだとお話を聴いて感じた。
お話は歴史の話にも広がり
とても面白いお話を聴くことができた。

大西社長は徳川家康を経営者としての参考にもしているようで
それは240年内乱が起こらなかったという危機管理力、
想像力に学ぶことがあるからだそうだ。

織田信長や豊臣秀吉のような天才でさえ
一瞬で終わってしまうような時代に
家康は薩長への警戒を怠らず、江戸への陸路の要所に
幕府の城を設置するなどの準備を怠らなかったそうだ。
また教育面で、「君主は絶対的」という考えのある朱子学を取り入れたことなど
反乱がおこらないような統治を行っていたそうだ。
こういった歴史を学ぶことがなぜ大切かというと
歴史観や国家観を持っていないと
世界では相手にされないのだそうだ。
海外で活躍するうえでの経営的なことや
人間的な部分で大切なことを学ぶことができた。

・買い物
昼食を終え、リビアスさんの近くで買い物を行った。
ただの買い物ではなく
いかに値引くかが
その交渉がとても面白かった。

店の前で声をかけられ
その人についていくと想像もできないような場所に隠し扉があり、
そこを抜けるとさらに鞄や時計、財布などの商品が並んでいた。
最初は300元とか言ってきたとしても
どんどん値引きをすると
100元まで下がっていった。
隠し扉の奥にはコピー商品の中でも
良いものがあるということなのだろうか、
値引いても正直高いと感じたが、
店の表にある商品は
300元から30元まで下げることもできた。
原価はいったいいくらなのかとても気になった。

・孫中山故居記念館
電車で移動し
孫文が晩年を過ごしたという
孫中山故居記念館に行った。

行って見て気づいたのは
説明文に日本語での訳がついていることだ。
展示にもあったようにかつて梅屋庄吉とも縁があり
日本にも来たことのある孫文だからこそなのではないかと感じた。
外にある銅像の前で多くの人が写真を撮っていたため
孫文が中国の人にとって人気があるのだと感じた。

・豫園
さらに移動し豫園につくと
まさにイメージしていた中国というような感じで
建物が並んでいて感動した。
暗くなってきたこともありライトアップされ、
その様子は圧巻だった。
ただここでの買い物でコピー商品の洗礼を受けることになる。
300元の時計を75元で買ってしまうが
それがすぐに壊れてしまった。
そういっただまされる経験も
大切だとは思うがやはり負けた気がした。
そのあとはお店を見て回るが
なぜだかすべてがコピー商品に見えて仕方がない。
だが建物を見たり店を外から見たりして
中国の空気を感じることができた。

・懇親会
リビアスの皆様に手配していただき
火鍋のお店に行った。
とても高級そうなお店で
10元で済ませた前日の食事とは
明らかな違いに期待に胸が膨らむ。
大西社長にも席に来ていただき
お話を聴くことができたが
まだまだ自分の質問力や
会話に入っていくタイミングが下手なことを感じた。

今元さんと大西社長がお話しされ、
講義でお話をいただいた歴史のことや
上海についてのビジネス的な魅力の話など
より具体的なことをお話しされていたのだが、
中に入ることができずただの聴衆にしかなれなかった。
知識や考えが追い付かずついて行けない部分があったため
今回上海に行ったことをきっかけに
海外への知識や考えも深めていかなくてはいけないと感じた。

From:大森俊通@東京校5期生(東京都出身・琉球大学卒)
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●大西社長の講演
新規出店のための判断に「自分が月1回行きたいと思うこと」というのが意外だった。
私が新しくお店を出す場合、そこに出店して利益が出るのか、
ターゲットのお客様にご利用いただけるのかを考えてしまうと思う。
利益などの細かい左脳的な、理性的な部分ではなく右脳的な感性を大切にして出店し、
昔海外に行かれた時の感動を今も大切にしているからこそ、上海の店舗が成功
しているのではないだろうか。
だからこそ、他の理美容業界の企業が撤退しても続けられる熱意、
毎月行くことによる信頼に繋がってくる。
利益が出るからといった理性的判断では「こんなはずではなかった」
「こうだと思わなかった」といった考えが出てくると思う。
社会に出てから3年以内に仕事を辞めてしまう人は、きちんと調べなかった
というだけでなく、感性で仕事を決めていなかった場合が多いのではないかと思う。
感性で決めた軸に理性を合わせることが仕事に、人生に大きく影響していくことを学んだ。

●上海資料館
1900年ごろから急激に欧米風の建造物が増えたように感じる。
それまでは木造の建造物が大半を占めていた。
戦時中の写真は、何もない草原の中に五重塔が1つ建っているだけで
あったため、1900年ごろにも発展の兆しがあったように思う。
発展の下支えになっているのが銀行がいくつもできたことが大きい。
新しく銀行ができるたびに上海は発展していき、ビジネスをするうえで
中国は重要であると欧米諸国が思い始めた1990年ごろから急激に発展した。
90年ごろの上海は何もなかった。そこから上海環球金融中心や
東方明珠搭等ができたわけなのでものすごい発展のスピードである。
日本の高度経済成長期を思わせる。今現在も発展しているが、
この発展に付いていけず格差が生まれ、路頭に迷う人がでてきている。
2:6:2が比率として良く言われていいるが、中間層が少なく、
稼いでいる人と稼いでない人の差が歴然としており、1:1:8くらいのように感じた。
アメリカと違い、社会主義国であるため一気に上流階級に上り詰めるような
アメリカンドリームも考えづらい。この格差は手を打たないとさらに大きな問題になる。

●預園
非常に人が多く、外国人の観光客も多かった。ただ、観光客はあまり
路上にいる人からおもちゃを買っていなかったように思う。
露店の値切り交渉もあまりしていなかった。こういった露店や観光として
有名な場所のキャッチはある意味醍醐味としてあるはずなのだが、
全く見られなかったのは今でもわからない。他の場所で買う方が安いと
わかっているからだろうか。
わざとキャッチにつかまってみて、値切り交渉をしてみたが、
とにかく相手に買ってもらおうとする姿勢、熱意が半端ではなかった。
相手の値段に納得がいかなくてその場を去ると後ろから付いてくる。
そして再び値段交渉を開始するが、去るとまた付いてくる。
日本ではまず考えられないだろう。日本の商人もこの根性は見習う必要がある。

●周荘
周荘を中心に町が発展しており、預園のようにで店が多く並んでいた。
しかし、周荘の中は工芸品等が多く、外は食べ物やが多かった。
周荘の中は人が2人並んで通るのがやっとぐらいの道が多く、とても入り組んでいる。
地元の人たちもたくさん来ていた。伝統工芸品のお店だけでなく、
ジュースなども売っており観光地として楽しまれているのがよくわかった。
500年近く前の建物に当たり前のように住み、そこで商売をしているのは
よく考えればとてもすごいことだと思う。

From: 春山恭平@東京校5期生ダッシュ生(東京都出身・杏林大学4年)
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