東京校の講義レポート

平成25年(2013)【4月23日(火)】  現地歴史学/鉄道歴史展示室、アド・ミュージアム

2013/04/23 14:02:36
■鉄道歴史展示室(旧新橋停車場駅舎)〒105-0021 東京都港区東新橋1丁目
 日本の鉄道発祥地である汐留の歴史を紹介。
明治期に日本の近代化を牽引した鉄道の発展と影響についても紹介。


■アド・ミュージアム(汐留) ※無料。11時~18時 〒105-0021 東京都港区東新橋1丁目
 日本の広告史を概観することが出来る。
江戸時代から現代までを展示。
20世紀のヒット商品や新聞・雑誌などと併せて見ることによって、
世相と広告との関わりを感じ取ることが出来る。

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●1日の流れ
1、朝礼、新聞のアウトプット
2、鉄道歴史展示室
3、アド・ミュージアム
4、終礼
5、日本ベンチャー大學大阪校入学式、中継(各自で視聴)
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●鉄道歴史展示場

 ここで自分が学んだことは
この場所にかつて新橋駅があり
横浜までの鉄道のスタート地点として
日本国民に感動を与えたということ。

 昭和期の写真を見ても線路が多く
交通の要所となっていたことがわかり
新橋・汐留周辺で物流のターミナルになっていたことを感じる。

 周辺の建物を見ると大手企業があるが
かつての新橋が交通に便利だったからなのか
その後の開発による近代的なイメージがほしいからなのか
企業の設立年などでわかるかもしれないが
電通の場合は2002年に社屋ビルを作り、
それまでは築地にあったようなので後者かもしれない。

 どこかに行くときは、始発で行くくらいの気持ちで早めに到着し、
アンテナ張りながら町ブラしよう。

●パナソニック

 商品の展示の仕方がきれいで、従業員に声をかけることで
スカイツリーに使われているLEDを点灯できたり
シアターで7.1サラウンドと大きいテレビの迫力を体験できたりする。

 ただ一番上手だと感じたのは
トイレにあった「アラウーノ」という便器(便座?ウォシュレット?)。
 実際に使用できるので、そこでの使用感は直接的に顧客に強い印象を与える。

 展示場というものにどれくらいの効果があるのか、
裏の数字とかも見たいと思ってしまう。

●アドミュージアム

 日本の広告の歴史を展示してあるだけに
電通の本社ビルの中にある。

 期間限定の企画として
国際広告賞ワンショーの作品も展示されていた。

 童話の読み聞かせCDの広告には
耳の中を童話のキャラクターが通るような絵であったり、
いずれの作品にも共通するのはインパクトやユニークさ。

 しかもユニークといってもただ斬新なのではなく
主題の特徴や強みを強調し際立つように作られている。

 常設展示の日本の展示では
江戸から現在までの日本の広告の歴史を見ることができたが
どの時代でも共通するのは
目を惹くこと、キャッチーなフレーズ、時勢の3つだと感じた。

 江戸・明治頃の煙草オールドという会社の広告には
団十郎の絵が使われたり、あるいはどの広告でも
時代時代のきれいな女性が描かれていたりと
目で見たときに惹かれるように工夫されている。

 フレーズとしては一番記憶に残ったのは
浅田飴の「良薬にして口に甘し」という言葉。
製品の強みを心に残る言葉で表現できていることで
買いやすいと感じる。

 そしていずれの広告も時代に合わせていたり
さらには需要の創出まで行っている。

 キッコーマンでは当時戦後の配給制度も終わり
商品の競争が激しくなる時に
キッコちゃんというキャラクターを使い
さらに醤油の使い方についても紹介することで
一層醤油の商品価値を高めたと感じますし、
味の素のパルスイートの広告では
レオナルドダヴィンチのモナリザの絵をモチーフに
「こうなるとザ・ピンチ」というフレーズで横に描かれた
モナリザ風のふたった女性を強調することで
甘味料でありながら低カロリーである商品の価値を表す。

 展示物としてみて面白かったということは
広告として使われた当時も面白く消費者の心には残ったことだろう。
広告について改めて勉強する機会にもまた訪れよう。

 ここで学んだことをまとめると
インパクト、コンパクト、コンセプトであると感じる。

From:大森俊通(東京都出身、琉球大学卒)JVU5期生

●学んだこと

1、鉄道歴史展示室
 鉄道のミニチュアが置いてあったり、鉄道の歴史を軽く伝えているところである。
 日本初の鉄道が新橋から出ていたそうだ。
以前、新橋周辺は物流の拠点として、大きな駅があった。
今はオフィス街といった装いだが、街並みが近代的で、デザインも面白い。
近年建てられた建物が多いようだからデザインも凝っているのだろうということだった。

 鉄道歴史展示室に模型が置いてあった。
 何故こんなにもハマる人がいるのかな、と思って展示物を見ていたが、
一つ一つの展示物それぞれに独特の街並みがあった。
 ランプのようなガラスに入ったもの、レコードの上で車を走らせているもの、
スタンダードに過去の街並みを再現したものと工夫が見られた。
自分好みの雰囲気を作り上げられる、ここが一番大きいのかなと感じた。
 また、歴史の展示物では、出土したものや、過去に使っていたもの等を展示しており、
とても愛された駅だったのだなと感じた。

●アド・ミュージアム
 広告博物館といった感じのものだ。
中に入り、広告賞を受賞したものを見て感じたのは、
「インパクト」「分かりやすさ」
 この二つだ。
とにかく目立つものが多い。見られてナンボの世界だけに、目につくよう工夫があった。
 また、目立つだけではなく、そこに込められたメッセージもしっかり伝わるよう工夫されており、
遊び心と知性がうまく融合したものがいい広告なのかなと感じた。
 そしてこれは広告に限らず、プレゼンなどにも当てはまるだろう。
 アド・ミュージアムを参考にプレゼンを考える。
 また、国柄が出ていたので見ていて楽しかった。

●感想
 本日は鉄道発祥の地、ということで汐留めへ来た。
 新橋は街並みが近代的で見ていて面白く、新橋に入っている企業のパナソニック
を少し見学したが、最新の設備で、スタイリッシュだった。
日テレの大きな時計があったり、アド・ミュージアムがあったりと、新橋という地区
そのものが独特の雰囲気を作り出していた。
どれだけの時間をかけて雰囲気を作り上げたのだろうか?

From:牛島知之(熊本県出身、熊本県立大学卒)JVU5期生

●新聞アウトプット
 まだまだ読みが甘い。たとえ一つでもしっかり記事を読み込まなければならないと思った。

●鉄道歴史展示室
 歴史を感じられる場所だった。
汐留は鉄道のはじまりの地で、展示室のある場所は旧新橋停車場である。
今東京中にあたりまえのように広がっている電車やメトロ。それの歴史を
考えてみると積み重ねなのだなぁ、と実感。
 普段の生活では見えていないことが多い。
停車場のデザインは和洋折衷で、秀逸。
復元されていた。

●アド・ミュージアム
 センス抜群のアートたちに圧倒された。建物、配置、展示、全部。
楽しかったですね。やっぱり芸術大好きです。
日本の広告も江戸時代のものから見ることができた。18世紀半ばにはもうあったようだ。
色彩が凄く綺麗で、デザインもまさに「粋」。
また日本広告の歴史を辿っていくと一貫して平面的な印象を受けた。
同時開催されていたONE SHOWでの欧米の立体に迫るような作品と較べてみると、
昔ヨーロッパに衝撃を与えた浮世絵からの文化が脈々と続いているのかなと感じた。
特に印象に残ったのは『赤玉ポートワイン』という広告。片岡敏郎さんというコピーライターの作品。
カラーのない時代のものなのに全く古く感じない。
広告もここまでくると完全に芸術だと思った。

From:佐藤洋一(神奈川県出身、玉川大学卒)JVU5期生

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