東京校の講義レポート

平成25年(2013)【4月11日(木)】  現地歴史学 渋沢栄一記念財団渋沢史料館 見学、プレゼンテーション

2013/04/11
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●1日の流れ
1、新聞アウトプット
2、渋沢栄一資料館見学
3、プレゼン大会 
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●渋沢栄一資料館
 現在は期間限定で王子製紙と渋沢栄一の関わりを
テーマにしたブースがあり、設立の経緯、事業運営、
渋沢栄一の辞任とその後から現在まで書かれており
下調べ以上の具体的なことが書かれていたので面白い。

 日本の産業の成功には知識と、それを広める本と、
本を作るための紙が必要ということで
目先の利益より国益を考えられる同士と一緒に
株式会社という海外の仕組みを取り入れたことがすごい。

 500以上の会社の設立や運営にかかわった方法を職員の方に尋ねると
答えられる方に丁寧に取り次いでくださりお忙しそうだったのでちょっと恐縮。

 渋沢栄一の場合、国益を考え日本に何が必要かという基準で物事を考えると
その都度必要な事業を起こしたり経営に関わることになり
自然と数が500社以上になっていったとのこと。

 職員の方曰く、渋沢栄一は会社を人に引き継げるような形になるよう最後まできちんとし、
人と人をつなげる素質を持った人だったそうだ。

●スピーチ
 途中まで調べたことができるだけ入るよう練り上げていたものの
ゆうまさんのアドバイス、
1、キャッチ
2、数字
3、声
のうちキャッチという点を考えると自分の言おうとしてたものはごちゃごちゃしてたので
そこから再度練り直す。

 実際スピーチを終わると、自分の早口、カミカミ、「えー、あのー」が多いなど
まだまだ上手に話せてないことを実感。
 反省点としては、数字が少し足りないことと、声に張りを出すこと、
整ったものであること以上に人に何かを伝えられるスピーチにすること、
鉄仮面など、これからの課題も発見できました。

From:大森俊通(東京都出身、琉球大学卒)JVU5期生
●新聞アウトプット
 コンビニと、ビッグデータについての記事をアウトプットした。

・コンビニ
→カフェやスーパーとの住み分けはできているのではないかと思った。
コンビニは特化し過ぎた感じがする。

・ビッグデータについて
→個人情報の問題があるということに気付いた。
ITに関わることはやはり個人情報との兼ね合いが大事だなと感じた。

●渋沢栄一記念館見学
 渋沢栄一の人生や成し遂げたことを展示、解説してあった。
 すごい人だなという印象は持てたが、欠点や大きな失敗などの人間味のある
エピソードが見当たらなかった。また、論語とそろばんの思考に至った経緯も
小さいころに論語を学んだから、としか記述がなかった。
 そのためか、私は渋沢栄一が怖い、という感想を抱いた。
 自分を律して、公のために滅私奉公する、という思想を持ち続け、行動する。
言うのは簡単でも実際にやってみることは難しい。
 それでも資料館を見る限り、渋沢栄一はそれをやりきった。
 完璧である。いっそ完璧すぎるほどに。
 それだけに人間味が薄く、何を考えていたのかつかみにくいということとなった。
 それでも、中で何かテーマを見つけ、それに沿って学習すればよかった。

●アウトプット大会
 渋沢栄一資料館で見てきたものをアウトプット。
 人前で話すのは難しいなと思った。
 説明が多く、自分の意見を言えなかったこと、難しい言葉を使ってしまったことが問題。
 また、明らかに準備不足だった。
 
●感想
 本日は自主学習で、渋沢栄一について調べたが、人間性などについては
結局よく理解できませんでした。
 テーマを決めて、そのテーマについて人に聞いてでも知る、というがむしゃらさが
足りなかったと思います。
 明日はしっかり準備していきます。

From:牛島知之(熊本県出身、熊本県立大学卒)JVU5期生
●渋沢栄一史料館
 渋沢栄一さんの生き方を尊敬します。
今回は史料館を見学したあと午後にプレゼンをするということで、発表するということを意識して勉強しました。
史料館で私が得たことは、二つあります。
一つは事前に自分が気になったことに対する私なりの答えと、もう一つは渋沢さんの成功した秘密です。

 まず、下調べをしてかっこいいと思ったことがあります。それは、
渋沢栄一さんの「私利を追わず、公益を図る」という理念です。
個人の利益のためではなく、国の発展のために働く。財閥の他の著名人の方々のほとんどが
「男爵」までだったのに対し、渋沢さんはその上の「子爵」まで上がれました。
それは渋沢さんの理念が評価されたからだと言われています。
 なぜそのような考えを持つようになったのか。
結果、直接の答えを得ることはできませんでした。史料館は渋沢さんの
偉業や歴史の事実についてがほとんどで、内面はほとんど書かれていませんでした。
 しかし私は渋沢さんの理念の元になったのは、次の三つだと推測しました。
それは「海外経験」、「読書」、「武士出身」です。
まず、幕臣としてフランスの万博に行ったこと。これによって体験した衝撃はもの凄いものがあって、
なんとか日本を発展させたい、追いつかせたいと思ったのではないでしょうか。
 次に「読書」です。幼少時より読書が好きで、本によって得た知識も関わっているのではと思いました。
国の発展のためには本の普及が必要だとし、洋紙の普及の事業も行っています。
 三つ目の「武士出身」ということも大きいと思います。渋沢さんが使命感を持って生きたのは、
武士として幕末の動乱時代の中心を体験したということが大きいのではないでしょうか。
 もちろんそれ以外にもあるでしょうが、私は上の三つが大きいと考えました。

 もう一つの得られたこと。渋沢さんがなぜ成功ばかりしたのか。
それは次の三つを持っていたからだと思いました。
「実践力」、「知識」、「志」です。
はじめの二つは松陰先生の知行合一の教えにも通じると思います。
渋沢さんもやりたいこと、やらなければならないことは何でも実践したのではないでしょうか。
 そしてやはり大事なのは「志」です。
公益のため、国のためという「志」、「理念」があったからこそ、
歴史上類を見ないほどの数の偉業を成し遂げたのでしょう。

 渋沢栄一さんがなぜこれほど多く、広範囲の事業を手掛けたのか。
はじめは疑問に思っていましたが、その答えは簡単でした。
日本の発展にはそれら全てが必要だったからです。国の発展、公益自体を目的にしていたので、
渋沢栄一さんにとってはそれら全てを手掛けるのは当然のことだったのではないでしょうか。

●プレゼン
 今回は5分という時間でプレゼンをしたのですが、準備も話すことも完璧だと考えていました。
しかし、結果は散々なものでした。
私は話す直前まで緊張もほとんどしないのですが、いざ舞台に立つと
頭が回らなくなってしまいます。話した言葉もほとんど覚えていません。
 しかし、松本由真さんが自分のスピーチを作っていって欲しいとおっしゃってくださいました。
私は決めました。それを実践していきます。
 最後に田中さんが「きれい」ではなく「伝わる」スピーチを、とおっしゃってくださいました。
まずは「伝わる」ように意識していきます。

●その他、感じたこと
 史料館に行ったときに、プレゼンを意識して見学したのですが、そうすることは学びにはとても良いと気づきました。
全体を効率良く見ることもできたと思います。今までで一番充実した史料館見学でした。
また、今元さんがおっしゃったとおり「行く」ことの大切さも感じました。
これからもベンチャー大學の「行く」学びを最大限に生かしていきます。

From:佐藤洋一(神奈川県出身、玉川大学卒)JVU5期生

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