東京校の講義レポート

平成25年(2013)【4月9日(火)】 リアル歴史学 平和祈念展示資料館見学

2013/04/09
--------------------------------
●議事録
1、国債についてアウトプット
2、新聞アウトプット
3、平和祈念資料館見学
--------------------------------

●新聞アウトプット
 国債をどのようにして減らすか各自の発表。
自分は具体的な数字がないため説得力にかけるとのこと。

 数字が苦手なため、今まで避けてきましたが
逃げられないところまで来たようなので、
今後の勉強では具体的な内容、数字を意識します。

 そして字が汚いとまた言われたので
丁寧に書くことも意識しなくては。。

●平和記念資料館
 昭和から終戦までポイントごとに解説をいただく。

 赤紙が届かないことはそれなりに形見の狭い思いをするようだが
やはり届けば二度と戻ってこれないかもしれない不安が生まれる。
 たしかに周りの男性が召集され、あるいは亡くなる人もいるなかで
召集すらかけられなければいたたまれない気持ちもある。

 そう思うとあの時代で一番辛い思いしたのは
見送り残される女性でもあったかもしれない、と感じました。

 シベリア抑留に関しては労働力として使役され、共産的思想を教育され、
敗戦というものがいかに国民の生活を貶めるかということを感じました。
 食事もまともなものが与えられず環境も劣悪で、人権もなにもないような状況で
生き抜いた人、死んでいった人を思うと
国家を如何とするかを個人それぞれが考える意味を感じました。

 引揚者についてはその土地で築き上げた財産もすべて捨てねばならず
長い距離を移動するなかで死んでいった人も多かったことを思うと
ただただ必死で生きていたのだと感じました。

 まだまだわからないことが多いですし
今回学んだことは戦争の被害者的立場の人たちについてなので
政治面、国際面でこれから勉強していくことが大事だと考えます。

From:大森俊通(東京都出身、琉球大学卒)JVU5期生
○学んだこと

●新聞アウトプット
1、国債について
 土日の宿題として出されていた"国債を減らす方法"についてアウトプットした。
 削減できるのではないかという部分について話をしたが、全体の数字の把握ができていなかった。
 どのくらい削減できるのか。全体の何割か。調べ直す。

2、記事
 サイバー攻撃について話し合った。
 今回は国という単位の記事だったが、企業に対する攻撃もある。

●平和祈念資料館見学
 新宿住友ビル48階の平和祈念展示資料館を見学した。

・赤紙
→二度と帰ってはこれないかもしれない戦争への召集令状。
 戦地へ向かう家族を見送るとはどのような気持なのか。想像もできない。

・シベリア抑留
→日本人の俘虜の方々がシベリアなどに強制連行され、厳しい労務に従事された。
 マイナス何十度の世界で、冬の自分たちの恰好よりも寒い恰好で仕事をされ、
隙間風の入る家の中で毛布一枚で眠られていた。
 敵兵が食べ終わり捨てた缶詰をめぐり喧嘩が起き、
周りの人は両方共倒れになれば自分が食べられるのではと思っていた。
 また、食事もパンの一かけらと水のようなスープ少し。
 冬を越せずに亡くなられた方も多かったという。
 そんなひとの尊厳などまるでないような環境で暮らされていた中で、
食器や将棋などを自作し、「絶対帰る」という気概で乗り越えられた方が
おられるという。
 今の日本人なら、ほとんどが生き延びられないのではないかな、と思った。
 誇り、忍耐、根性、この部分は今の私たちは負けているのだろうなと思う。

・引き揚げ
→線路沿いなどを母親と祖父母、子どもと歩き、日本への船まで向かった。
 一家の大黒柱がいない状況で、老人、子どもと一緒に荷物を持ち途方もない道を
歩いた。
 母親は強いな、と思ったし、敵地ど真ん中の恐怖の中進んでいく状況が恐ろしいとも感じた。
優しい中国人の方もおられたそうだが、反日感情をもつ人も多かっただろう。
 上記と、寒さと飢えという心身共の責め苦は発狂してもおかしくはない。

●感想
 戦争というと、戦うことをイメージすることが多いですが、
今では考えられないようなこのような戦い以外の部分も戦争なのだなと思いました。
シベリア抑留について知識は多少ありましたが、一日の食事が私たちが普段食べている
食事一食分未満であったり、寒さの中での恰好を見て、実感としては分かっていなかったと
反省しました。
 この感情を次世代につなげていくことが大事です。
 今回資料館を見学させていただき、「あぁ、日本は戦争に負けたんだな」ということが
知識だけではなく、実感として感じられました。
相手を対等に見ていたならばこのようなことはとてもできないと思います。
 実際に経験された方に比べれば感じたものは微々たるものですが、
このような過去があり、今があるということを忘れず、感謝の念を持って過ごします。

From:牛島知之(熊本県出身、熊本県立大学卒)JVU5期生
【体験者の思い】
 凄かったです。
 今日は午後から西新宿の平和祈念展示資料館に行きました。私は初めて行ったのですが、凄い体験に
なりました。
 最初から最後まで、館長さんが付きっきりで説明してくれました。
少人数ではガイドは付かないらしく、これはベンチャー大學の特権でした。
館内では日本の戦争参加から終わりまで、シベリア抑留、引き揚げをした母子などについて教えていただきましたが、
今回大きかったのは、戦争体験者の気持ちを感じられたことです。
それは館長さんの説明があったから感じられたのだと思います。
 質素な見送りをさせられた人々、千人針を送った女性たち、何年も騙されてシベリアから帰れなかった労働者たち…。
その人々の体験を想像すると、本当に辛くなります。
 またシベリア抑留の過酷さ。もし自分だったらと考えると、最初の冬を越せる自信がありません。
館長のお話で、それらの悲しさ、苦痛がひしひしと伝わってきました。
館長の思いである、兵士たちのことを忘れてはいけない、語り継がなくてはいけない。そのとおりだと思います。
 私は戦争を、歴史を、知らない人間にはなりません。
凄惨な歴史を背負った私たちに何ができるのか、考えて生きていきます。
From:佐藤洋一(神奈川県出身、玉川大学卒)JVU5期生

コメント

コメントはありません
カテゴリ
1234567
891011121314
15161718192021
22232425262728
2930
最新エントリ
最新コメント
ブログリスト
授業 時間割 | 東京校ブログ | 大学生・既卒生の就活・起業支援や人間力を鍛える志塾、JVU・日本ベンチャー大學
授業 時間割 | 東京校ブログ | 大学生・既卒生の就活・起業支援や人間力を鍛える志塾、JVU・日本ベンチャー大學
授業 時間割 | 東京校ブログ | 大学生・既卒生の就活・起業支援や人間力を鍛える志塾、JVU・日本ベンチャー大學
授業 時間割 | 東京校ブログ | 大学生・既卒生の就活・起業支援や人間力を鍛える志塾、JVU・日本ベンチャー大學