東京校の講義レポート

【平成24年12月8日(土)】 『古神道』 山本白鳥先生(児玉神社宮司)

2012/12/08
児玉神社にて山本白鳥宮司の講義で「神道」とは何か、
外国の宗教との違 い、児玉源太郎閣下についてなど
様々なことについて教えていただきました。
また、講義の中で祝詞についての「祓詞」も教えていただきました。
そのあとは、実際に「祓詞」を読み上げる練習をしました。

・日本の神道について
講義の中で日本の神道についての説明がありました。
日本の神道とは、自然の中の神 を拝み、
また今となっては、日本特有のことなってしまいましたが、
人物の神格化をすると いうことになっています。

また、生き物に関しては、キリスト教徒も似ていることですが、
食事でいただきます。と祈りを上げることは、
食物が自分の血となりまた、肉になること自体に
感謝をする。ということに私は、興味を持ちました。

・祓詞
神社でお参りをするときに私たちは、
「二礼二拍手一礼」もしくは、「二拍手 一礼」をします。
しかし、本来は、お参りをするときには、
祝詞にある「祓詞」を上げなければならない、
ということが前提にあるそうです。
また、これは本来は、神社の神主しかわからな いことであり、
なので、神主しか上げられません。
今後神社にお参りを行うときには、学んだ祓詞を
まず上げて、お参りをしようと感じました。

From:森優太(日本大学卒、長崎県出身)@JVU4期生
「神道とは」
神道は宗教ではなく、日本人の古来からの
言い伝えや考え方だ。
他の宗教と違い、日本の神は元々人間であり、
私達も神様の子孫という考えになる。
神は人間が創造したとされる("創造神観")、
他の国の宗教とは明らかに違う事を知った。
また神道は生き物や自然を食す事を罪とし、
ものを無駄にしないという考え方や、
自然と共に暮らし、神の恵みに感謝するという考えがある。
今の日本でも分かっていながらものを無駄にしたり、
自然の恵みに感謝する機会は少なくなっている気がする。
今後はその日本人古来の考え方を忘れそうになったときは、
児玉神社で聞いた神道の話を思い出してゆこうと感じた。

「受 け継がれる祓詞とは」
神道の祓詞を、私は初めて読み上げた。
静かな部屋で皆で祓詞を読み上げると心が落ち着いてくる。
白鳥宮司は言霊には神の魂が宿り、
祓詞は人間の魂の穢れを祓うと言われる。
白鳥宮司からは丹田を意識して
"アオウエイ"の声を出す練習をした後、
もう一度祓詞を読むと、遥かに読み上げが良くなった。
昔から言葉には力があると
日本人の精神には当然の様に考えられているが、
神道でも祓詞として形が残り、
神前の前で読み上げる事が
受け継がれている事を今回実感出来た。

「現代に必要なリーダーの資質」
児玉神社 に祀られている
児玉源太郎閣下についても講義して頂いた。
彼は台湾総督府と日露戦争の指揮をさ れた方だ。
台湾のインフラ整 備、大麻撲滅は児玉閣下が行い、
現在の日本と台湾の友好関係は彼が作り 上げた。
誰が戦争の指揮をとるかというリーダーが不在であったときに、
自ら名乗りを上げた人物である。
また彼は参謀として活躍し、
情報戦略に長けた頭の良さがあったと言われる。
日本の官僚の台湾への天 下りを許さず、
台湾の国の事は一切を台湾の人を雇ってやらせた。
人の上に立 つ人物として児玉閣下は、
まず強敵に対しても頭脳を使い、
権力に立ち向かい仕組みから変えておられ、
現代のリーダーにも児玉閣下の勇敢さを見習うべきだと感じた。

From:小林諒也(公立はこだて未来大学院卒、北海道出身)@JVU4期生
《神 道》
本日は、江ノ島にある児玉神社に集まり、敷地内の整備を行いました。
作業中、何人かの人が神社にお参りにいらしていました。
整備終了後、山本白鳥宮司に、神道について講義をしていただきました。

神道の神様は、基本的には生きていた人が亡くなった後になるものです。
子孫の事をよく知る、親のような存在です。
この点で、絶対的な存在である、
ユダヤ教やキリスト教の創造神とは異なります。
神様の性格が異なれば、文化も異なります。
一例として、日本では生物を無駄に殺してはならず、
食べ物を残すこともしてはならないという文化が紹介されました。
かつては生ゴミを動物に与えるなど、
食べ物を残さない工夫が徹底されていました。
これは、神の恵みと祖先からの恩に感謝する、
ということが背景にあります。

現代の日本の社会は、見た目は綺麗に見えても、
実際には多くの食物を捨てています。
普段、特別神様を意識するようなことはありませんが、
長い歴史の中で、確かに影響は残っていることを学びました。
今の社会の中で、そのような文化が失われつつあるのなら、
将来の人々にとって本当にそれで良いのか、
私も考えて、行動しなければならないと感じました。

《児玉源太郎大将》
児玉神社の御祭神である児玉源太郎大将についても、
お話をしていただきました。
児玉大将は、日露戦争で活躍しただけでなく、
台湾の総督としても功績を上げられました。

山本宮司は、児玉大将が優れていた所として、
戦争の際に示した神がかった洞察力、
口だけではなく実際に行動したことを挙げられました。
児玉大将は、実際に前線にはいない時でも、
現場の状況を手に取るように把握し、適切な指示を出されました。
また、戦争が起こった時のことを想定し、
事前に電話線を敷くなど、洞察を元に周到な準備をされていました。
また台湾総督としては、台湾人中心の統治を考え、
官僚を1人も引き連れずに台湾に向かいました。
大変な能力と実績を持ちながら、
自分が表に立って目立とうとはせず、
日常生活を切り詰めて激務をこなし、亡くなられました。
このようなことは、並の人間に真似できることではありません。
ただ、少なくとも児玉大将の逆を行く人間には絶対にならないように、
常に自分の軸を保っていかなければならないと感じました。

From:野田貴生(都留文科大学卒、山梨県出身)@JVU4期生

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