東京校の講義レポート

平成24年(2012)【8月22日(水)】 木村公紀先生(フロントライン 代表) 『野浪自題学 その2』

2012/08/22
「野狼自題学」
・前回のおさらい
 前回講話のポイント‐‐理論と事例
 己の軸となる書物
・演習
 レジリエンス
 失敗を恐れずに挑戦する勇気
・現実を受け止める力
 己を知ること地を見れば現在が分かる
・特別講義
 上海の歴史そして、中国では上海を起点に変化が起こった。
・日本と中国について
 辛亥革命を裏で支えた魯迅、内山完造の支援や
 日本と関わった二人の英雄「鄭成功」「蒋介石」について紹介

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再起力の構成要素は、現実をしっかり受け止める力、人生に何らかの意味があるのと、
強い価値観に裏付けられた確固たる信念、超人的な即応力の3つです。

補足として、現実を受け止める力というのは、本質をつかむ力という意味でもあります。
さて、どうすれば本質をつかめるのか。
それは、思考・感情・感覚・直観の4つの機能を物差しにしてモノを見ることです。
そして、本質をつかむ力を高くするためには、
4つの機能の能力をあげることが大切になってきます。
機能を高める方法は経験あるのみです。
経験を積んだ後と前とでは、
例えば、同じ日本を見た時でも感じるものは違ってきますし、
同じ世界平和の方法を考えた時でも、より根本的で効果のある方法を考えつきます。
上記3つの要素が再起力を構成し、人間が目標を持った時の原動力となります。
物事の本質をとらえる目を持ち、確固たる信念を持ち、
いかなる環境にさらされても、それに適応する超人的な対応力を持つ事で、
自分の志である、みんな仲良しな世界を実現させます。

上海研修では、上海という地理的にも、
歴史的にも、あらゆるものが混じり合っている都市を
思いっきり観て、感じて、良い意味で
自分の軸を大きく揺さぶってこようと思います!

From:井浪康晴(島根大学卒、京都府出身)@JVU4期生

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本日は木村先生による野狼自題学を学ばさせていただきました。
海外経験豊富な木村先生のお話はとても新鮮で勉強になりました。
講義の中でレジリエンスというお話がありました。
1.現実をしっかり受け止める力
2.確固たる信念
3.即応力
この3つを身に着けることだと教えていただきました。
なかなか兼ね備えている人はいないのではないのかと思うのですが、
人を引っ張っていくリーダーには必要な能力だと感じました。
せっかく教えていただけたので、今後意識しながら行動してまいります。
また中国に関しても教えていただき、私たちが研修で訪れる
上海のことも詳しく教えていただけました。
現地のことを事前に調べていかなければ感じれないことが
多くあるなと気付き、事前調査の大切さを感じました。
まだ日数があるので、今からでも少しずつ調べてまいります。

From:渡辺寛高(尾道大学卒、広島県出身)@JVU4期生

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《レジリエンス》
2回目の木村先生の講義、前半は「レジリエンス(再起力)」がテーマでした。
なぜレジリエンスなのか。
この講義のテーマにもある
(力があり脅威と思われる)狼は、ほかから攻撃されやすく、
それを切り抜けるために必要だからです。
レジリエンスは、現実を受け止める力、確固たる信念、
即応力の3つから成り立ちます。
どれか1つだけではなく、これらをバランス良く備えることが
最も重要だということが分かりました。
歴史上でも、過酷な環境におかれながら生き延びた事例、
一度窮地に陥りながら逆転したという事例があります。
これも、レジリエンスを持っていたから可能になったのだと思います。
本日学んだレジリエンスという概念を、今後の生活の中で試し、身に着けていきます。

《上》
上海という地名は、元の時代に生まれましたが、
長江下流のこの地域は、まだ日本が文献に登場する前から
歴史の舞台となってきました。
戦国時代の呉と越の戦いから、三国志の赤壁の戦い、
アヘン戦争から現代に至るまで、様々な国家や民族が
興亡を繰り返してきました。
中国の経済の中心地となった現在も、
新市街地と旧市街地の地域差や
様々な文化が入り混じった都市だということを学びました。
今後の上海研修では、本日学んだことを元に、
歴史的に日本の都市とは異なる点の多い上海で学び、
日本と自分をもう一度省みる機会にします。

From:野田貴生(都留文科大学卒、山梨県出身)@JVU4期生

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【中国人の華夷思想から日本人が学ぶべき事】
先生のお話を聞いて、中国人の華夷思想を歴史の中で見ると、
日本人との国民性の違いについて多くのことを学ばせて頂いた。
華夷思想は、"自分達が世界の中心の人間であり周りは野蛮人だ"という発想で、
その思想が体に染み付く中国では、
皇帝が何度も倒され、交代しているという歴史がある。
そして、その時代で交代した王朝は、日本人と比べて
必ず歴史書を書かせる、それも自分の都合の良いように・・。
ところが日本人は歴史書を中国人ほど多く残していない。
結果、相対的に都合良く書かれた中国の歴史書が
正しい歴史として採用される。
ここに、日本人の謙虚な姿勢が裏目に出ている。


日本では、王朝の交代が少なく、正当性顕示の必要性がなかったため、
それを出来ない国民性に歴史上なっているという事である。
中国人の華夷思想というと、非常に悪い見方にされない。
しかし、その儒教からなる思想は、自分達の民族に体する誇りを持つ姿勢や、
正当性を主張するという姿勢があり、
その部分を日本人は彼等から是非見習うべきだと感じた。


【上海研修に行って私達が感じるべき事】
上海という土地はいつの時代も戦争や革命によって、
常に変化のある土地で、歌の上海灘にも示されているように
様々な事象が起こって入り交じる街である。
その中で私達が学ぶべきことがあり、
失敗の中で再起してきた人物が多く存在している。
先生はそれを『再起力』と定義し、3つの要素があると教えて頂いた。
1つは現実を受け止める力である自己受容力、
2つ目は確固たる信念を持つこと、そして3つ目は即応力である。
先生は、失敗して窮地に追いやられたとき、当初の目標に戻ってこれる
事を再起力があることだと定義し、一例として呉と越の王朝の交代を出した。
負けて屈辱を味わったとき、
呉の王は薪を枕にして寝る事で屈辱を忘れない様にした。
越の王も呉に負けたとき民衆と共に富国強兵に励み、
自分も苦い肝を嘗めその屈辱を思い出す事で、呉に勝利した。
中国人が復讐や成功に向かって耐え忍ぶ力が、非常に強い民族だと分かる。
自分達の現実を受け止め、当初の目標を忘れない姿勢が、この一例からも学べる。
失敗したときこの再起力を思い出し当初の目標に戻ってこれる力を身につけたい。
また上海研修でも歴史上のゆかりの地へ赴き、肌でこれを感じていく。

■実践していく事
・現実を受け止め、目標を書いた紙を毎日見ることで、
入学当初の目標を思い出して日々を過ごす。
・上海研修に向けて、歴史上の人物ゆかりの場所を10個ピックアップする。

From:小林諒也(公立はこだて未来大学院卒、北海道出身)@JVU4期生

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