東京校の講義レポート

平成24年(2012)【7月10日(火)】 金子正裕先生(株式会社アクア 代表取締役) 『もし龍プロジェクト』 風香先生(株式会社スターダム GM) 『女子プロレス学(山近理事長代行との対談)』 丸山朋子先生(株式会社ソナーレ 取締役) 『憲法を知ろう~憲法を知らずして憲法の何を変えたいというのか~』

2012/07/10
≪6月26日(火) 議事録≫
09:00 ~ 朝礼
 ・1分間スピーチ
 森 「アルコール摂取について」
 井浪「カウンセラーについて」
09:30 ~ 掃除
09:45 ~ 新聞アウトプット        
【4面】首相・自公をけん制
→早期解散がなければ小沢さんは苦しくなるだろう
 議会で質問を15分残す谷垣氏はどうなのだろうか
10:00 ~ 金子正裕社長のお話
・もし龍プロジェクトの概要
・質疑・応答
11:00 ~ 女子プロ「風香」代表のお話
・女子プロの魅力は本気の喧嘩
・プロレスは相手を思うスポーツで優しくなれる
11:45 ~ 昼休憩
12:15 ~ 丸山朋子社長の講義
・憲法の概要
・国民が持つ義務と権利
・三権分立の仕組み
15:00 ~ 講義終了、終礼
●金子社長の講義より
政治は誰のための政治か。
政治は国家のための政治であり、民のための政治ではない。
子ども手当、高速道路無料化などは、国民にとってはお金がもらえたり、
支出が減ったりして嬉しい政策だが、その分のお金はどこでまかなうのか。
その分の負担は国家の財政にかかる。
短期的に見れば国民にとってありがたい政策だが、
長期的に見れば国の財政に重くのしかかり、
その分の負担は結局国民に回ってくることになる。
なので、政治は国が将来に渡って安全に運営していけるように、
国家のことを考えてしていかなければならない。
これからの選挙では、こういう目線を持って考えていく。

●風香代表
山近社長が、なんと風香さんを連れてきてくださり、
風香さんのお話を聞くことができた。
女子プロレスでは、リアルな生活をリングに持ち込んでいて、
例えば仲が悪い人同士を戦わせたりしているという
裏?話を聞かせていただいた。
また、風香さん自身のお話もしてくださり、
マネジメントをする立場になってだいぶ丸くなったそうだ。
現役時代は、自分が自分がという感じだったが、
GMになってからは、周りのことをよく考えるようになったという。
環境が人に与える影響の大きさを感じた。

From:松田崇義(慶応義塾大学卒、埼玉県出身)@JVU4期生

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【金子正裕社長「もし龍プロジェクト」】
金子社長には、「もし龍プロジェクト」について紹介をしていただきました。
もし龍プロジェクトは、政策を提唱し、それを実現してくれる
政党・政治家を次の総選挙で応援するというものです。
消去法でしか投票する政党を選べないという現状に対して、
何か出来ないかという動機から始まった活動だということでした。
政治に対してどのような考えを持つかは、当然個人により異なりますが、
政治を身近に感じ、関心は持っていなければならないと感じました。
多くの人が政治に関心を持つことになれば、政治家も変わっていきます。
そのための活動に、今後注目していきます。

【風香さん】
山近社長のご紹介で、スターダムGMの風香さんに
お話をしていただく機会がありました。
風香さんにとって、女子プロレスの面白さはリアルなこと。
感情を出し、本気でやるということでした。
そのために、仲の悪い人同士を戦わせることもあるそうです。
この本気が、実際に試合を見た時に感じる
迫力の一つの源なのだと思いました。
風香さんはGMをされています。
全力を出せる環境を作ることは、人をまとめる立場に
立った時に、特に求められることだと感じました。

【丸山朋子先生「日本国憲法」】
丸山先生には、憲法についての講義をしていただきました。
まず、憲法は権力を制限し、国民の権利と自由を守るためのものだ
ということは、最も基本的なこととして理解しておく
必要があると、改めて分かりました。
憲法では三権分立について規定されていますが、本日の講義で、
三権分立が様々なところで機能しているということも理解できました。
また、今の日本で問題となっていることについて考える時には、
憲法の理念・条文、法律や実際の運用まで
幅広く把握しなければならないと感じました。
改憲が必要か否かという議論については、
以上のことをした後に初めて出来る事だということが分かりました。

From:野田貴生(都留文科大学卒、山梨県出身)@JVU4期生
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『金子正裕社長(アクア)による『もし龍プロジェクト』』
【理想から大きな波紋が起きること】
大人が、思い付きの事で真剣になって行動を起こしている所がかっこ良かった
(お酒の席で2日ほどでこの『もし龍プロジェクト』の話は決まったらしい)。
いまこの人に政治をやって欲しい!と思える政治家は明確になっておらず、
消去法で投票する政治家を決めている現状だ。
私達も空想で、あの人が大臣をやってくれれば・・と話す。
だがそうやって話した話が、どんどん大きくなって
遂には本が橋本さんの元に渡ったり、
国民に考える機会を与える大きな波紋になっていく。
どんな理想でも、真剣に取り組みを進めていったら
大きな動きになるのだと自信が得られた。

【もし経済人が大臣だったら・・】
組閣のイメージを提示して、国民の関心や経済人の意識に
変化を与えることは大切だと感じた。
確かに、金子社長の言うように、お金をやり繰りする経営の部分は
会社も政府も同じなので、ある程度実績を残している経済人に
国を任せられたら、国民としても納得がいくのではないだろうか。
(実績を残している政治家でも、自身の活動歴が
分かりにくくしてれば信用されないのが、当然だ。)
一国を、本当に信用出来る経済人に任せられる状況になれば、国民の選挙への
関心や自分達が政治に参加している気持ちが蘇ってくるのではないだろうか。

『風香さん(女子プロ団体「スターダム」GM)による講義』
【物事を続けていくコツ】
山近社長が突然きれいな方をベン大に連れてきてびっくりした。
風香さんは元女子プロレス選手で、
現在は女子プロ団体「スターダム」のGMをやられている。
今回のお話で、人は管理する側に立つと責任感が出てきて、相手の気持ちを
察する事をこなすうちに、性格が丸くなるのだと学んだ。
当時現役の頃は、アイドルからプロレスへの転向という事で、
多くのファンや友人・知人、家族からの応援の中、
自分を売り出すために一匹狼的な立場でやられていたそうだ。
自分に圧倒的自信を持っていた反面、孤独を感じていたと言われている。
ところが人を育てる立場になって、業界に入って
常識のない子の面倒を見ていくと、性格が丸くなったという。
責任が求められる事が増える立場に成ると、
非常に自己中心的な考えを捨てて周りからは丸く見えたのかなあと感じた。

丸山朋子先生(ソナーレ 取締役)による『憲法を知ろう』の講義
【憲法、三権分立、政治家の発言】
今まで自衛権や色々な自由が書かれているものだと考えていたが、
今回の講義で、国民の"義務"と"権利"、
政府の活動の"制限"について大まかに書かれていると学んだ。
更に憲法というものは、日本の三権分立の仕組みを学び、中心となる、
国民の立場の権利が結構多く書かれているのだなと学んだ。
三権分立のパワーバランスというのも、今回は分かりやすく教えて頂いた。
例えば、国民の内閣へのコントロールが弱かったり、
内閣から国会への影響が強い、といったものだ。
司法が力を持ち過ぎだ、という意見も責める人が間違いだという。
刑法や刑事訴訟法を作っている元々の機関は国会なので、
もし力を持ち過ぎていると感じるなら、その"法律を作る役割"
の国会の政治家がしっかりコントロール出来ていないという。
今回、国家の仕組みや憲法について少し学べたので、
これからは新聞やニュースなどで、政治家が憲法を知って
発言しているのか適当な事を言っているか分かり、
政党でそれぞれどんな考えを持っているのか学んでゆく。

【今は憲法改正すべきでないと考える理由】
丸山先生は、今は民意が成熟していないため、
憲法は改正すべきでないと言われていた。
憲法改正には総議員の2/3の同意と、
衆参議院療法を通過せねばならず、確かにハードルは高い。
けど民意の成熟性という所は、日本人の国民性に関係がある。
暗黙の了解などの、言わなくても察するという国民性がある。
まわりの空気を読むなど良い面もあるが、
議論を深められないといった悪い面もある。
日本人は義務教育の中でこの様な事を学ぶ機会が無かった。
また、子供にいじめや命を奪うって事に、個人の身体の自由を奪うから
やってはいけない事なんだよと理路整然と説明する教育も無かった。
だから、憲法に基づいた教育というものが本来必要だし、
自分の意見を発表する・ディベートをして
相手に意思を伝える・議論を深める事が足りない。
国会で中々話が決まらないのも、こういう教育を通した
大人の民意が成熟しきるのに時間がかかるからだと感じる。

【高福祉高負担国家にしろと軽々しく言えない】
高福祉が得られる為に、スウェーデンなどの国民は努力しているのだと知った。
スウェーデン国民は1日のうち長い時間を国政に参加する時間に割くと聞く。
自分の時間が無くなる代わりに、きちんと自分の周りで起きている
問題事には取り組んでいるから、高福祉を実現している。
その生活を政治の犠牲にする意思も無いのに声を上げて、
高福祉社会を実現しようと声を上げる事は私は少し現実的でないなと感じた。
またこんな制度も無いから、国民全体で
社会を支え合おうという意識も薄いのだと私は感じる。

From:小林諒也(公立はこだて未来大学院卒、北海道出身)@JVU4期生

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