東京校の講義レポート

平成24年(2012)【5月24日(木)】 赤池誠章先生(本學理事、前衆議院議員)  『ディベート学』

2012/05/24
【議事録】
■朝礼、清掃
■新聞アウトプット
 ・2面「マレーシア-シンガポール間高速鉄道
 新幹線採用 両国に打診」 野田
 ・4面「フェイスブック株急失速
 人気選考の落とし穴」 南出、安齋
 ・11面「ファイザー 日本に15新薬」渡辺
■赤池誠章先生「ディベート学」
●人間とは
 ポリス(都市国家、社会、政治)的動物。
 アリストテレスの言葉より、一人では生きられないので、集団形成をする。
 →そのためには、協調性が必要。
 →相手を知ることが大切。
 →言葉を発達させていった。
●はじめに、言葉ありき
 言論を用いて、レトリック(弁論)をする。
 →説得をするため。
●説得するには
 ①倫理(行動様針)
 どんなに話の内容が良くても、遅刻や約束を破るなど、日々の行動が悪ければ説得力が減る。
 ②感情
 相手の気持ちに寄り添うことで、信用度が上がる。(悪徳商法は、感情をうまく利用している)
 ③論理
 言語の内容で、相手を納得させる。
●論理
 この言葉を大きく分けると、スピーチ(演説)とディベート(討論)に分かれる。
 中でもディベートは立論、尋問、反駁から構成される。
●ディベートとの定義
 ①ある1つの論題をめぐって話す
 ②2つのサイドに分かれる(肯定と否定)
 ③ルールを設ける(時間・構成・人数)
 ④証明・検証可能なことか、根拠はあるのか
 ⑤勝敗をはっきりさせる
●主張、論拠、データ
 主張をする際に忘れてはいけないことは、主張の中にも論拠があり、
データも存在することで、説得力が上がる。
●データ
 ・事実(6W2Hで)
 ・統計
 ・専門家の意見
 →出典、出所をはっきりさせる
●論拠
 ・物理的法則
 ・社会的道徳・法律
 ・因果関係、データと根拠を結びつけるもの
●ディベートで主に話すこと
 ・ゴール(目的)
 ・定義
 (言葉の意味には多義なものが多いので、一義化させる)
 ・必要性(ニーズ)
 →問題の深刻性(いかに深刻かを訴える)
  問題の内因性
 ・プラン
 →概略を5W2Hで話す
 問題の解決策を明確にする
 実行可能性を考える
 ・メリットデメリットを明確にする
●ナンバリング
 ・マジック3
 →「○点あります」と最初に言うことで説得力が上がるが、2点では少なすぎる、
4点では多すぎるということで、3点がちょうどいいので「マジック3」と呼ばれている。
●ラベリング
 見出しをはっきりさせる。
 新聞にも大きく見出しが書かれているように、何が言いたいのかは最初にはっきりさせる。
●ディベートテーマの決定
 「日本は、消費税を増税すべし」
●発生方法の練習
 腹式呼吸・滑舌をしっかりしていないと伝わるものも伝わらない。
■終礼
本日の講義は赤池先生によるディベート学でディベートの意味ややり方などを教えていただいた。
新聞アウトプットを日々行うことで力がついているかと思っていたが、全く理解できていないこと気が付いた。
教えていただいたことをもとに今後はさらに高いレベルでのアウトプットを行えるようにする。

【説得させるために必要なこと】
相手を説得させるためには以下の3点が必要と教えていただいた。
いかに正しいことを主張しても、行動が伴っていなければ、
説得できないことは理解できていたが、実践できていなかったので改善する。
① 倫理(エトス)・・・行動様式(日頃の行いなど)
② 感情(パリス)・・・心理学(相手を感動させるなど)
③ 倫理(ロゴス)・・・ディベートなど

【CWD】
ディベートでいかに相手を説得するか、その検証方法として、
C(主張)・W(論拠)・D(テータ)で組み立て話をすることを教えていただいた。
普段読んでいる新聞もこれに分類することができる。
W・Dを理解するとより主張が納得できるものになってくるので、
今後のアウトプットにも生かしていく。

 【定義の必要性】
言葉は多義的であり一時的に定義しなければ議論が進まないと教えていただいた。
今までの自分たちがこの状態だった。
今後は曖昧な部分は定義をし、そこから議論を発展させていく。

From:渡辺寛高(尾道大学卒、広島県出身)@JVU4期生
■気づき
「質問」
せっかく赤池先生が来てくださっている。
今元社長も来てくださっている。
仲間も来てくれている。
この環境の有難さを噛み締めて、色々質問させてもらう。

「あいさつ」
教室に入って来た時の始めの挨拶で、その日が決まる。
その時の挨拶は自分だけじゃなくて、
仲間のモチベーションにも影響するので「大きな声と明るい笑顔」でする。

「積極的参加」
白熱教室にする為には、自分からどんどんどんどん発言していかないといけない。
協調性を保ち、ゴールを見すえつつ。
目先のゴールは、意見が出まくって止まらない状態。
最終的なゴールは、意見を積み上げていき、短時間で一つにまとめられる状態。

「文章の作り方」
文章をつくる時は、主張とデータと論拠という構成を意識する。
そうするだけで、論理的で説得力のある文章になる。

「立論の方法」
例。
日本は学校にディベートを導入すべし。
これを定義しますと、政府は小中高生に、競技ディベートを授業としてとりいれるべきです。
なぜなら、今、自分の意見を主張できない人が増えているからです。
導入プランとしましては、来年、東京都の小中高で、
週に一回、国語担当の先生がディベートについての授業を行うというものです。
この取り組みをすることによって、世界に対して主張できる日本人になれます。
なにかを主張する時、この流れにそって話す事で説得力のある主張になる。

From:井浪康晴(島根大学卒、京都府出身)@JVU4期生
■C,W,D
ディベートとは、証明をめぐる議論のこと。
証明とは、D(データ)に基づき、W(論拠)に照らし合わせて、C(主張)していくことである。
以上の3点がそろっていないと、ディベートをすることはできないし、
文章や話もこの3点があることで、説得力のあるものになる。
新聞の記事にも、このC,W,Dは必ずある。
この3点を意識して新聞を読み、この記事は何を読者に伝えたいのか、ということを意識して読んでいく。

■説得の条件
相手を説得するためには以下の3点が必要である。
①倫理(エトス)…話し手の人柄。
②感情(パトス)…聞き手の感情への訴えかけ。
③論拠(ロゴス)…理屈。
この3つを兼ね備えることができるようにしていく。
今の私には、③の論拠が弱いので、まずは、これをを鍛えていく。

From:松田崇義(慶応義塾大学卒、埼玉県出身)@JVU4期生

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