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●1日の流れ
1、『防衛学』 田中憲明先生(防衛大学校1期生)
2、新聞アウトプット
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●議事録
9:00 朝礼
9:45 『防衛学』 田中憲明先生(防衛大学校1期生、元航空自衛隊空将補)
【講師プロフィール】
1935年福岡県福岡市生まれ。防衛大(1期)卒業後、
航空自衛隊へ入隊。防空ミサイルの作戦運用を担当し、
航空幕僚監部防衛部 SAM-X プロジェクト・マネージャー時には、
ナイキ地対空防空ミサイルの後継機種選定の責任者として
パトリオット防空ミサイルを選定、その導入計画を策定。
その計画に基づいてパトリオット防空ミサイルが日本に配備される。
西武航空警戒管制団司令兼航空自衛隊春日基地司令、第二術科学校長を経て、
1989年退官(32年間航空自衛隊に勤務)。退官後66歳から米国へ私費留学し、
卒業後、LONGEBITY INTERNATIONAL HEALTH AND BEAUTY INC. を設立、President/CEO。
もし戦争が起こったら国のために戦うか?
→日本では2000年にYesが15,6%、2005年には15,1%
日本は憲法で戦争禁止を押し付けられている。
一方、平和主義の憲法があるから他国からも攻められないとは限らない。
日本はいい国だと思うか?
佐藤君以外全員挙手。
佐藤君もいいところが薄れてきているから良い国ではないかも?という話。
そんな中で「カルタゴの平和」について。
ここは貿易で栄えたところでローマと敵対していた。
市民は軍事についてほとんど無関心で、世論は平和主義と日本に似た国
だった。
ポエニ戦役でローマが勝ち、カルタゴは地図上から抹消された。
・ 1944年にアメリカでの世論調査で、
「日本民族を絶滅させるべき」
にYesと答えた人が13%もいた。
・GHQによる戦後初の戒厳令が朝鮮人による暴動で起きた。
こういった情報はメディアは出さない。
・田中さんはアメリカへ防空ミサイルを学びに留学をされ、
空手を市民に教えたということでエルパソ栄誉市民となられた。
・"トリデシリャス条約"
スペインとポルトガルの間で結ばれ、ローマ教皇が承認した条約。
これはヨーロッパ以外の国の領地の分割方式。
白色人種以 外は自由にしてよいという条約。
・キリスト教徒はアメリカカリフォルニアの海岸線に21ヶ所の伝道所を作った。
これは軍の前哨基地。
・現在英連邦加盟国は全世界に跨り54ヶ国ある。
・"マニフェスト・デステニー"
インディアンの虐殺・西部侵略を正当化する標語。
領土拡大や覇権主義を正当化するための言葉。
・日本とアメリカが戦争する時、
アメリカにとって日本は国家戦略的に最大の障害だった。
国家戦略:太平洋覇権の確立、中国における植民地利権の獲得
黄禍論
日本はアメリカとの戦争を回避しようと手を尽くしたが、
アメリカ側が戦争をやろうとしていた。
ハリマンの満鉄買収計画を反故されたことに始まり、
オレンジプランやサンフランシスコの 日本人学童隔離、
排日移民法など戦争をあおった。
白船来航
・ウィルソン大統領は良い大統領だと言われているが、
人種差別撤廃条約を否決たりなど、有色人種には厳しい。
・アメリカの考える平和は、戦争と戦争の間の時間のこと。
戦後67年間で、42日間しかなかった。
アメリカは、勝利のために進んで戦いを挑むことは世界の人々のためにも
有用だと考えている。
・アメリカは日系人の強制収容などもしていて、
戦時中、日本人の血が16分の1以上入っているアメリカ人12万人が
ほとんどの財産を没収されたりもしていた。
・13代大統領のハーバート・フーバー氏は
「日本との戦争のすべてはフランクリンの欲望だった。
アメリカが挑発さえしなければ真珠湾攻撃はなかった。
美辞麗句を並べようとも原爆投下の主目的が非戦闘員の虐殺だったことは
明らかだ。」
と述べていた。
・マッカーサーも日本はやむを得ず戦争に飛び込んだのだと話していた。
・市丸海軍少将の「ルーズベルトに与うる書」を読む。
・日本で戦争をあおっていたのは軍人のように言われているが、
むしろ軍人は反対していた。
一番あおっていたのはメディア。
・特攻された藤井大尉の遺書と話を朗読。
・アンドレ・マルローの言葉
「日本は戦争に敗れはしたが、何物にも換え難いものを手に入れた。
それは特別攻撃隊である。
祖国と家族を思う一念から恐怖も生への執着も乗り越え飛び立つ姿に
男の美学を感じる」
・外交官 杉浦千畝さんをNHKが違法行為によってクビになったと
伝えた。メディアはひんまがっている。
・諸国民の中の正義の人に東条英機さんも載っている。
日本人は知らない。海外の人は知っている。
・東京裁判とその後の占領戦略は、法の不遡及など、多くが国際法に違反
している。
・トインビー談話のお話
ABCD包囲網(A:アメリカ、B:イギリス、C:中国、D:オランダ)
の一角を担っていたオランダのアムステルダム市長のスピーチ
→日本は侵略戦争を起こしてしまったと自らを蔑んでいますが、
自ら血を流して東亜諸民族を開放、救い出した日本の功績は偉大。
世界から見ても日本の「自分が悪い」という自虐史観は異常である。
11:30~ 昼食休憩
12:30~ 質問タイム。
Q:海外へ行って感じたこと
A:アメリカで、戦争しているとき緊迫感を肌で感じた。
アメリカは懐が深い国で、新しいものをどんどん取り入れる国
日本は日の丸が家にかかっている光景はほとんど見られないが、
こんな国は他にはない。
Q:何故そんなに自虐的なのか
A:終戦直後に骨のある 人は全て公職追放になり、代わりに共産主義者が
入った。この人たちがとても自虐的で、あちこちに入り込み、自虐を広げた。
Q:キリスト教徒は自分たちの迫害した歴史を知っているのか。
A:要職の人は知っているだろう。
しかし布教とかしている人は知らないのでは。
Q:国連は機能しているか
A:ほとんどしていない。
国は国ごとにエゴがある。そんな集団が集まっても機能するはずない。
Q:どうすれば日本は食いつないでいけるのか
A:経済が豊かになるために外国人をどんどん入れていってしまうと、
日本のいいところがなくなっていく。
だから移民を規制すべき。
そのためには貧し くても幸せで充実した生活があるという思考へシフトする
必要がある。
Q:一人一人がいまの日本の良さを広めるために出来ること
A:歴ベンのような場所へ行く。良かったら次回から友人を連れていく。
そうやって人の輪の中心になる。
多くに触れ、自分を伸ばし、輪を広げる。
14:00 新聞アウトプット
今元さんに経済とは何か、を教えて頂き、その後、選んだ記事について議論した。
経済とは2つあり、
①人・物・金の動き
②経世済民の略
経世済民とは、
経世…国を治める
済民…民を救う
つまり、経済とは、「世のため、人のため」のこと。
国の国家予算:約92兆円
国債:1000兆円いってないくらい
社会保障費:20兆円くらい
税収:42兆円程度
国民総預金:1400兆円
議論
①発電事業 東南アで展開(1面by牛島)
②女性経営者の金利 軽減(35面by榊原さん)
15:30 終礼
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●防衛学by田中憲明先生
「戦争が起こったら国のために戦うか」
という質問に対して日本はYesが15%程度で最悪。
しかし自分もYesかどうか聞かれれば迷う。
とはいえ日本が滅ぶかもしれないとなれば
戦う腹をくくれるかもしれない。
今までだったら日本が滅ぶと考えられなかったが
今日の講義を受けてその危険性も笑い話にならないくらいの
実現性があると感じた。
そう思うと日本も戦争になる危険も
自分が戦うことになることもあり得る。
そういった中で
カルタゴの平和の話をきくと
今の日本の話を聞いているようで一層現実味を感じた。
(中條学長の本で勉強します)
戦争というものから遠ざかりすぎた日本にとって戦争というものが現実味がなくても
外国にとっては政策の一部であったり
民族のDNAとして排外的な考え方が根強い国も多かったりと
戦争を誘因するものは意外と身近に感じた。
そういった講義を受けて最後に見た中国から流出した日本地図は
今の日本の危険性を大きく表しており衝撃的だった。
今何かしないといずれ日本は中国になる危険性を本当に感じた。
●新聞アウトプット
経済の意味を改めて教わった。
「民を救うために世を治める」
ということで、前に習っただけに
きちんと答えられなかったのが情けなかった。
改めて経世済民、歳出、歳入、GDPなど
勉強しなければと感じた。
東南アジアの発電事業の提携の記事では
経済を発展させ、豊かになれば消費につながるなど
国の成長の一連の流れを考えることができた。
From:大森俊通(東京都出身、琉球大学卒)JVU東京校5期生
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●学んだこと
1、田中先生による「防衛学」
日本が自虐的な史観を持っているのは中国、韓国に遠慮しているためだと
思っていたが、それだけではなく戦後の共産主義者が関係しているとのお話を
お聞きし、驚いた。
日本は世界から見ても異常と思えるほどの自虐史観だが、
正直ベンチャー大學に関わるまで私はその自虐史観を信じていた。
学校で第二次世界大戦で日本が仕掛けたのは侵略戦争だったと
教科書で学び、それを常識として身につけていた。
現在の学生の多くは自虐史観を持っているのではないか。
そして、平和主義なんかを何の疑いもせず信じているのではないだろうか。
そう考えるとカルタゴの平和の二の舞なんかが起こってしまうのではないかと
不安になる。
この現状は誰か何かしてくれるだろう、では変わらない。
自分たちが「何とかしなきゃ」と思い、行動しなければならない。
当事者意識を持つことを意識する。
また、私はカルタゴの平和について何も知らなかった。
他にもお話の途中で出てきた単語がいくつか分からず、
ついていけないところがあった。
歴史について改めて勉強していく。
●新聞アウトプット
経済とは何か、という今元さんからの問いに対し、大体は分かりつつも説明できなかった。
人に説明できて初めて理解できたと言えるので、改めて勉強し直せたのは大きかった。
国の国家予算、社会保障費、税収など、国の根幹にかかわる数字をあまり知らなかった。
自国のことですので、基本くらいは押さえておく。
女性経営者の金利削減についての記事で、経済発展はともかく
税収や街活性化のための削減というのは聞いたことがなく、
新鮮だな~と思います。
それでも読み違えたところがあるので、もっとしっかり考えるようにする。
From:牛島知之(熊本県出身、熊本県立大学卒)JVU東京校5期生
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●防衛学
自分には本当に日本を愛する心があるのだろうか。
「国のために戦えるか」という統計で日本は各国と較べ、ダントツに低い15%だったという。
低い数字だが、私の目から世間を客観的に見ても納得はできる。
では私自身はどうか。
「戦える」とは答えられない。
自分では留学経験を通じて愛国心がついたと思っていたが、この問いから考えてみると
そうでもないのかもしれない。
愛国心がなくなり、日本という国が滅びるのではないか、と先生はおっしゃっていた。
大戦後、上の問いからもわかるとおり、愛国心は確実に低下している。
日本は国旗である「日の丸」をあまり掲げていない。そのような国は日本くらいのようだ。
フランスの作家であるアンドレ・マルローは「日本は戦争に敗れはしたが、その換わりに
特攻隊を得た」という、特攻隊は信念的に素晴らしいという言葉を残している。
しかし、私たちのほとんどはその特攻隊の精神も生かせていないのではないか。
今回は具体的に日本が滅びる例も見せていただいた。
やはり私は日本という国は残したい。それはほとんどの国民も同じなのではないか。
今からでもできることをしていきたい。
私たちの未来は私たちが守っていかなくてはならない。
●新聞アウトプット
経済とは何か、正しい答えが言えなかったのは恥ずかしかった。
ベンチャー大學生として、必要な知識や考え方がまだ身についていない。
経世済民・・・民のため人のために、世の中を治める。
ちゃんと、自分の中に落とし込む。
From:佐藤洋一(神奈川県出身、玉川大学卒)JVU東京校5期生
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●講義の気付き
日本人は「戦争が起こったら、国の為に闘うかという問いに対し、
「はい。」と答えた人は、全体の15%。
北朝鮮が核ミサイルを保有していて、いつでも日本を攻撃できるにも
関わらず、危機感が少なすぎではないかと感じた。
戦後GHQによって、日本の教育が見直され、現在こうなってしまっては、
かつてアメリカの思うつぼである。
カルタゴの平和のお話や、日本語が無くなるというお話を聞いて
いると、恐ろしく感じた。
戦争は間違いなく推奨することではない。
しかし、万が一世界戦争が起こった時、今の日本は間違いなく負ける。
今の平和ボケした日本人にもっともっと危機感を与えるべきだと思う。
そして、危機感を与えるだけでなく、国民全体が、もっと世界の
正しい現状を知るべきだと感じた。
今後、海外の人がどんどん日本に流入してきて、国家意識をもつことが
できれば良いのだが、このまま飲まれていくことだけはあっては
ならないと強く感じた。
From:南出浩(大阪府出身、桃山学院大学卒)JVU4期生ならびにJVU実行生
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●「防衛学」
今回、田中憲明様のお話を伺いました。
世界の国々に対して、ある調査がなされました。
「戦争が起こったら戦うのか」
2000年・2005年のデータを見せて頂いたのですが、日本は両方最下位。
年々ポイントが低下していっているそうです。
カルタゴの平和、という言葉があります。カルタゴは昔、ローマと
領土をかけて争っていましたが、破れてしまった。その原因は何かと
いうと、まさに今の日本のような考え方にあります。
平和主義と軍事に無関心であること。
カルタゴには危機感が全くなかったのです。
今、日本のメディア(NHK、毎日放送、朝日放送)の中には中国の支局が
入っており、情報を操作されています。
危機意識を持っていないと、メディアに躍らされ、カルタゴの二の舞に
なりかねません。
一人一人が、自律・独した個人になる必要があります。
From:井浪康晴(京都府出身、鳥取大学卒)JVU4期生ならびにJVU実行生
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●「防衛学」田中憲明先生
【侵略】
本日は田中憲明先生に講義頂きました。
まず、今の日本人の戦いに出る意識の低さを説明した後、
よく似たカルタゴという国の滅亡を説明し、世界の
侵略の歴史を教えて下さいました。
イギリスが台頭する前、スペインやポルトガルが海賊行為を
好き放題行っていました。"トリデシャス条約(1492年)"
という、「有色人種はどれでも奴隷にしていい。」とローマ教皇
の承認付きの、許しがたい条約があったと田中先生は言います。
「アメリカでもインディアンの殺害が繰り返された。ブラジルも
文化を消された」
そこに根付いた人・もの・大切な文化をこの世から消してしまう。
歴史でそういう事が繰り返されて今の国があること。日本も
他の国も忘れてはいけないと実感しました。
【愛国】
愛国心は、自国の残されて欲しいと思う人・もの・文化を
何かから守るために大切な心です。ただ、極端な方を
見て自分の中にないと思ってはいけないものです。
「誤った自虐的歴史観は、愛国心を失ってしまう。」と
田中先生から教えて頂きました。
日本では海外に都合の悪い情報は伏せられます。
どの様な歴史観があるかで、その情報の受け取り方が違って
くるので、生きていく中で正しい歴史観を持ち
自分の中の気持ちを大切に持つ事が大事だと実感しました。
【日本が変わるには】
投票については、意識を持った人も一票、考えていない人も一票、
在日も一票、いくら意識を持った人が少数いても日本は
変わらないというお話がありました。
一票を投じることは日本では、すぐには変わらないと思えても
失われていくものを守る為に大切な行動です。
結局のところ目先のことだけでなく、将来の日本が
どうなっているか構想して投票することも大切だと先生
の講義で感じました。
From:小林諒也(北海道出身、公立はこだて未来大学院卒)JVU4期生ならびにJVU実行生
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