東京校の講義レポート

平成25年(2013)【6月4日(火)】  「野狼自題学」木村 公紀先生(フロントライン 代表)

2013/06/04
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●1日の流れ
1、「野狼自題学」木村公紀先生(フロントライン代表)
2、新聞アウトプット
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●議事録

1、「野狼自題学」木村公紀(フロントライン代表)
我を知り彼をしれば百戦危うからず。by孫子
小をもって台に向かう折衝策を学ぶ。

"野"は国や勤務先に依存しない生き方で失敗などを乗り越える力も必要。
野において生き延びる方策を学び強化することが大事。

"狼"はことを構える前に遠吠えし、仲間集団の凝集力を発揮する。

"自"は孫子の言葉からもわかるように
まず正しく自己を知ることが必要である。

"題"は将来に向けての課題であり、
己の軸を作ることから始まる。
軸を形成するには軸にあった書物や知識を選択することが大事。

2、新聞アウトプット
アフリカへの投資の記事。
地理的な距離、歴史、国民性などの条件も含め
どのような投資が行われ産業が行われるのか。

中国、天安門事件に関する春秋記事について。
国内における強力な情報統制。中国は民主化を恐れている。

世界の雇用に関する記事。
ネガティブな記事にはビジネスチャンスも同時にある。
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●野狼自題学by木村公紀先生
ベン大生にとってあるべき姿の講義に感じた。

国や勤務先に依存するのではなく
野でサバイバルするように激動の時代を生きるためにどうするか。

己の軸を知るために、過去(歴史)、現在(課題)、天からの命題を見て
軸を形成するために知識や書物で正しいものを得なくてはならない。

また本質を見抜くための直観力を強化しなくてはいけない。

本を読むにしろ、本質を見抜くにしろ、
一朝一夕でできることではないので
日頃から毎日心がけなくてはいけない。

次回、海外についてのお話をもっと聞きたい。

●新聞アウトプット
もっと生産的な議論をしなくてはいけない。

傍観者の立場からの意見を言ったところで意味はなく
自分だったらどうするか、現状と予測できる範囲で考え
自分の意見を言わなくてはいけない。

From:大森俊通(東京都出身、琉球大学卒)JVU東京校5期生
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●学んだこと
1、野狼自題学
木村公紀先生による講義をしていただいた。
一番印象に残っているのは
「基礎をやらない限り、いくら取り入れても葉は落ちる」というお話だ。
いくら良いお話を聞いたり新聞記事を読んでも、自分が基礎がない状態なら意味がない。
基礎となるべき考え方や実行する力があって初めて大きな意味がある。
木村先生はスキャナー、ICレコーダーになるなと言われたが、聞いてそのままにするのではなく、
実行したり、考え方を実際に変えてみる等して活用しなければならない。

ベンチャー大学で過ごす時間をより濃密にするため、実行していく。

また、発達段階表において、私は5段階目が弱い。
5段階目を強化するため4段階目を強化する。
あせらずじっくりと基礎固め。

2、新聞アウトプット
自分たちで議論をして、その後今元さんにご教授いただいた。
こんな感じなのかなぁと予測したことが全くの的外れだったり、
日本や近隣諸国についてもやっぱりまだまだ知識が浅い。

アフリカについてで記事では、今から伸びてくるところだから投資をするということのようだ。
自分は工場をアフリカに建てて、対等な関係を築くのかななど頓珍漢な事を考えていた。
日本の過去の戦略などを見ていると、伸びそうなところに投資をし、助けようという意識で、
それが大東亜共栄圏などとも結びついていた。
歴史と現在はつながっているのだなと改めて感じた。

中国についてでは、内情を知った。
とても不安定な状態を保っていて、いつ何が起こるのか分からないくらいの状況ということで、
世界の経済大国が、そこまでの怖さをはらんでいるのはどうなのだろう。
隣国として、今後どうなっていくのか見ていく。

世界の雇用についての記事では、見るときの考え方を教えていただいた。
ネガティブな記事は、そこに困っている人がいるのだからビジネスのポジティブなチャンスが
あるという目で見ることとのことだ。
確かに困っている人がいるからこそネガティブな記事になる。
見るときの考え方、注意する。

From:牛島知之(熊本県出身、熊本県立大学卒)JVU東京校5期生
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●野狼自題学
野狼自題学というタイトルで、現代という時代、また生涯に
向けた生き方を教えていただきました。
講師は海外関連心理コンサルテーション代表の木村公紀先生でした。

英リバイアサンの「万人は万人にたいして狼」という言葉。
人間はみな狼という考え方、すごく印象的でした。
人間には4機能というものがあり、それは
1.思考
2.感情
3.感覚
4.直観
だといいます。そのうちの「感」ではなく「観」の字を使った
「直観」という言葉は初めて聞きました。
本質を見抜く感性である「直観力」が、野に生きる狼としての資質
だといいます。
現代の日本。中国やアメリカといった目標がなくなった現代日本こそ、
木村先生が教える野狼自題学が必要なのだと思います。

心理学のエリクソンの発達段階表を使って、人間として身につける
べきことも学びました。
人間、基礎ができてないと枝葉をつけることもできないとのことです。
人生は長いので焦らず基礎固めをしなければならない。

大学でも心理学を勉強しましたが、理論ばかり教えられて、
活用できるものではありませんでした。
しかし、今回教わった心理学は違いました。現在のベン大の授業とも
リンクしていて、実用的ですいすい頭に入ってきました。
復習して、実際に使っていきます。
次回の講義も楽しみです。

●新聞アウトプット
今元さんに世界情勢、歴史について教えていただきました。
現代ビジネスは地政学が大きいこと、アメリカが栄えた理由、
報道の自由と言論の自由のすごさ。
新聞を読む上で世界情勢、歴史の大枠を掴むことは大事なのに、
私たちは全くわかっていませんでした。
新聞の読み方、議論の見つけ方もできていません。
ビジネスチャンスを考えること。
具体的には「困っている人がいないか?」を考えること。
これはすごくわかりやすかったです。
これから成長できるように、意識を変え、しっかり勉強します。

From:佐藤洋一(神奈川県出身、玉川大学卒)JVU東京校5期生
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【軸を形成する方法】
今回は、海外関連心理コンサルテーション・フロントラインの
木村公紀先生のお話を伺いました。
お話の中で、軸を形成する方法を教えて頂きました。

まず軸とは、自分の人生の目標・使命の事。
その軸を作るためには、過去を見る。そうすれば自分の現在
やるべき課題が見えてきて、やがて天からの命題(使命)が見えてくる。

強い軸を形成するためには、その軸に沿った知識を書物などから
取り入れないといけない。そして、その知識を知恵に変え、軸を強固にしていく。
注意しないといけないのは、軸に沿っていない知識を吸収すること。
これでは軸は強くならず、逆に日に日に弱くなる。
自分の軸はなんなのかしっかり捉え、情報や書籍の選択を
間違えないようにしないといけない。

【リズム感と「自分が解決してやる」という起業家精神を身につける!】
新聞アウトプットを、テンポよく進められなかった。
そうなってしまった原因は、

・話し合いのテーマがあやふやだったため
・選んだ記事の内容(アフリカ事情)の、過去から現在までの
流れ(大まかでもいい。)を知らなかったため

です。

また、ネガティブな記事に対してディスカッションした時、
自分もネガティブになったり、ただ感想をたらたら言ってしまった。
そうではなく、自分たちは産業人になるのだから、仮にネガティブな記事を
見たら、【自分がその問題を解決してやる!】と思い、ビジネスを
考える機会にしないといけない。

ネガティブな記事を見たら、そこの現場にいる個人だと真剣で思い、
解決してやるという思考にしていきます!

From:井浪康晴(京都府出身、鳥取大学卒)JVU4期生ならびにJVU実行生
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●「野狼自題学」木村公紀先生
【野に於いて生きる生意を見出す】
以前の日本と違い、今の激動の時代を生きるには
国や勤務先、あらゆる事に依存しない生き方が
注目されます。

野狼自題学は、野に於いて生き延びる生き方を学ぶ
学問です。
野武士は、野に於いて生きる意味を見出す士で
中国では生意(Shengyi)、商売を指します。
狼は大神と書き、遠吠えによって仲間を集めます。

ベンチャー大學に所属する私達にとって、正に
ふさわしい生き方だと感じました。
依存し甘えて、牙をとぎ忘れると生きて行けない
です。野では何も守ってくれるものがありません。
そこで今後新たな商売を見出し、志を共にする
仲間を集めて、今の時代を生きる知恵を付けたいです。

【自衛のための、人格形成をする】
自題学は、本質を見抜く直観力を付ける、過去の
歴史から学ぶ、己の軸を作る事と学びました。

直観力とは、人が決断する時の4つの物差し(思考
or 感情、感覚or 直観)を挙げた"ユング理論"
からです(感覚的な直感というものとは違います。)。
野で逞しく生きる狼として、諸々の事象・書物・
情報を直観できる能力は必要です。

己の軸を作るには過去、現在を見つめ課題を作る
事だと言います。情報・書物の氾濫するなか、
過去の歴史を知って、自分の現在(地面)を見たとき、
課題が見えて来ます。まず、己の軸を造る事が必要です。

日本は勤勉性によって支えられてきた国と
学びました。和魂漢才、和魂洋才、文明を発展させる
ために沢山の書物を読み、留学生を送り、過去の
歴史から学びを得てきました。日本の武士も幼少の
頃から、四書五経を学び諳んじて言えました。
これが日本人の素晴らしさだと思い、現代の人も
中国の書物や海外の書物を、軸にして行かなければ
自分を見失うのではと思います。

直観力を磨き、勤勉性を取り戻し、過去の歴史を
学び己の軸を形成する大切さを学びました。


●新聞アウトプット
今元さんにご指導頂きました。

[アフリカ開発の記事]
なぜ今のタイミングにアフリカに手を伸ばしたのか?
アフリカは地理的に、どんな役割をするのか?
という発想の仕方が必要で、
⇒国の成り立ちや発展の歴史・国民性は、押さえた上で、
現象に発言する
大切さを学びました。そのため、

・なぜ、なぜ、と深くこだわるくせを付ける
・古い情報と、新しい情報を仕入れる

ことも大切と感じます。

[春秋 中国共産党の報道に対する締め付けは今なお続き、
若者が天安門事件を知らないという記事]
「なぜ民主化されるとまずいのか?」という疑問は
大切です。
また、「富裕層ほど中国の外側に行きインターネットを見て、
情報統制されない、本当の姿を知っている」という
見方が大変新鮮でした。

[記事の見方]
それが、ポジティブな情報かネガティブな情報か判断する
「ネガティブな情報」=「困り事がある」
→それを変えるビジネスチャンスが眠っている

From:小林諒也(北海道出身、公立はこだて未来大学院卒)JVU4期生ならびにJVU実行生
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