広島校ブログ

日本ベンチャー大學広島校の講義の様子をお伝えします。

【平成24年10月13日(土)】 『リアル経営学』 小田利明先生(株式会社永遠希 代表取締役)

2012/10/13
1日の流れ

10月13日(土) 小田利明先生(株式会社永遠希 代表取締役)

9:00 朝礼
9:30 新聞アウトプット
12:00 講義
「恋する人だと思えば100%上手くいく、最強のコミュニケーション術教えます」
15:00 終了
「相手は恋する人だと思う」という、人間関係のコツ

今回の講義には二つのポイントがあったと思う。
コミュニケーションの基本は「話す」「聞く」ということである点と、
いかに相手に好意を寄せてもらうかという点だ。
しゃべることはもっとも簡単にできる自己表現なので、
しゃべる当人にとっては楽しく嬉しいことだ。
反対に人の話を「聞く」ことは、自分を抑えなければできない。
相手に対しては受身だし、自分の思い通りにならないので辛く感じることも多い。
つまり、話すことがそれほどの努力がいらないのに対し、
聞くことには多少の努力が必要になってくる。

ほとんどの人は聞くことより話すことに関心がある。
しかし人間関係にとって重要なのは相手の話を聞くことだ。
スリランカでは大人たちが子どもに対して
「人間の耳はふたつで口はひとつ。神様はしゃべることを少なくして、
よく聞きなさいと言っているんだよ」
と言って聞かせるそうだ。

そういえば私は大学で友達と一緒にいることが多い。
しかし授業になると友達から離れて最前列に座って先生の話を一生懸命に聞いていた。
大学の先生はどちらかというと口下手な人が多いというイメージがあるが、
私は授業を受けていてあることに気がついた。
教授たちは口下手というよりも、学生が講義を咀嚼する時間も計算に入れてしゃべっているのだと。
つまりゆっくり間を取りながらしゃべることで、
私たちがメモを取ったり、理解したりする時間ができるということだ。

私は授業中に聞いてしっかり理解していたので、
後で図書館に行って調べたり、復習したりする必要がほとんどなかった。
一方、友達は授業中、後ろの席で緊張もせずに適当に聞いていたため、
試験前には何日も徹夜で勉強していた。
上手く人の話を聞くことができれば、
コミュニケーションだけでなく生活全般に良い影響が出てくる。


相手の話を聞くコツは、自分の考えや意見を入れずに聞くことだそうだ。
あくまでも先入観なしに相手がしゃべることをそのまま聞く。
わたしは部活動をしていたときに
数人の心理カウンセラーの方々とお話させていただく機会があった。
上手な心理カウンセラーは自分の意見を言わないで、
ただひたすらに自分の話を聞いてくれる。

しゃべるほうは、とりあえず自分を受け止めてくれたと、
それだけで気持ちがやすらぐ。


また「話す」「聞く」という関係は男性と女性では違うそうだ。
女性はしゃべることそのものが好きで、口数が多い。
しかし女性は自分の話に必ずしも意見を求めていない。
それよりも相手に共感や同意を求めていることが多い。
男性はそのことに理解がないから、よく失敗するそうだ。
女性のおしゃべりに対して否定的な意見を言ったり、
話を切ってしまったりする。
そして女性の信頼を失う。


男性がしゃべる場合は、女性とちょっと違ってくる。
男性が話す場合は相手をそれによって動かし、
コントロールしようという意図が多分にある。
そのためにトラブルもよく起こる。

例えば清掃活動ボランティアに参加するとき。
女性が多いグループだと、時間に集合するとリーダーが
具体的な指示を簡潔に出して終わり。
しかし男性だけのグループになると、リーダーが作業の具体的な話だけでなく、
その活動の意義などを話し出す場面をよく見かける。
男性はこのように相手の心まで入っていって、
支配しようとする欲求を心の底に持っている。

以上のことから、人の話を聞くときには、
相手が何をしゃべっているのか、どういう立場で話しているのか、
どんな理屈を言っているのか、
何を計算しているのかなどを冷静に観察することも大切だということが分かった。
話す相手を恋人と思い、相手のことを知りたい・相手のことを認めているという気持ちで、
気持ちよく話してもらう。
そういったことが「相手は恋する人だと思う」という講義のテーマに集約されていると感じた。


From:河本将治(広島大学、広島県出身)JVU広島校1期生
○お客さん=大好きな人、とは?
小田先生は飲食店を経営する中で、客=大好きな人と捉えていた。
好きな人のためなら頑張れる。喜んでほしいと心から思える。
その「ワクワク感」がたまらない。

相手の喜ぶ顔を想像しながらすることは全て、純粋に楽しいもの。
一般的にそれは、家族や親戚、恋人、友達など自分の近い関係で生まれる。
しかしその関係を、お客さん(他人)まで広げれば
相手もきっと自分のことを好きになってくれるだろう。
私も挑戦する!


○言葉7%、表情・声のトーン38%、動作55%
以上の数字は、コミュニケーションで何が一番重要なのかを教えてくれる。
まさかの言語情報7%という低さに驚くが、
人は表情や動作で意思疎通を図る傾向があるようだ。
確かに説得力のある話者に効果的なジェスチャーはつきものだ。
その何気ない身振り手振りで人は心を動かされる。
先生は自身を「口下手」と評していたが、
落ち着いた声と鋭い眼差しで話をされていた印象をもった。
私も普段から堂々と話すように心がけている。
が、もっと表情に変化を加えたり、効果的なジェスチャーを学ぶ。
そのことで、本当の意味で相手に思いを伝えることのできる人になる。

○複雑なことをシンプルに!
私は問題を難しく考える傾向がある。
考えれば考えるほど、正解から遠ざかっていくことも。
周囲にある多くの問題は複雑怪奇で、
解決には高度な知識が必要だと考えがちだ。
しかし、知識だけでは理解できないことも多い。
小田先生は、「複雑なことを、シンプルに考える」ことの大切を語っていた。

そこで大きな助けになるのが、「経験」。
話を言葉で理解するよりも、同じ体験を共有しておれば
少しの説明で深い理解を得られたことは体験済みだ。
経験値を上げるには、自ら行動する以外にない。
自分の性格的にも、「考える前に行動!」の方が丁度良いのかもしれない。

竹之内孝太(広島大学)JVU広島校1期生
●気付き・意見

◆常にワクワク・ドキドキ
よく、「何事も楽しめ」と言われる。
でも実際やってみると、だんだん自信がなくなってきたり、落ち込んだり、
余裕がなくなって、焦ったりイライラしたりして、ミスをしたりする。

ちょうど、今の自分がそうで、そんなときに、
「新鮮/作業」のグラフのお話を聞くことができたのは幸運だった。
プロ野球選手の話で分かりやすく話して頂いたが、
いつも「新鮮10」を保つためには、
センスだけではなく、「思い」の強さが必要だと知った。

その「思い」は、常に緊張したり一生懸命になったりする、
大好きな人へのそれを同じである。

恋人や結婚相手など、好きな人に何かをしてあげたいと思うとき、
人は知らず知らずのうちに、ワクワク・ドキドキしている。

アドベンチャーなど一切無くても、大好きな人がいれば、
それだけで世界はバラ色になるのだと、改めて思った。
そしてきっと、その「思い」は想像以上の力を与えてくれるに違いない。
彼氏のいない身としてはちょっと難しいが、
今の大切な人に、自分の出来る精一杯をしてあげたい。

そして、その人だけでなく、別の人やビジネスでも、
何時でもワクワク・ドキドキが持てる人でいたいし、
そうしたらいつも、気持ち悪いくらいHAPPYでいられそうだ。

◆苦手なことにチャレンジ
私は、プレゼンテーションが巧くない。
普段ははきはきしゃべれても、発表の場ではあたふたしてしまう。
だから、なるべくそういう機会を避けてきていたが、
講義中に行なった、「飛び込み営業・実践」で気が付いた。

誰しも、営業の最初は緊張するし、巧くなんかできない。
誰にだって苦手なことはある。
あとはそれに対して、
自分がどれだけ向き合って克服しようともがけるか、だ。

100%気持ちを伝えるのに、言葉は7%で、表情は38%。
残りの55%は「動作」だという。

確かに、何と言ったらいいのか分からないとき、
抱きしめられたり触れられたりすると、
それだけで相手の思いは伝わってくる。
・・よくよく考えると、不思議なことだ。

だからこそ、体当たりして思いきりぶつかると、
実は砕けないことの方が多いのだとも思う。
プレゼン以外でも、苦手と思っている自分の思考回路を「動作」で上書きして、
「実は苦手って知らなかった~」などと言って、体当たってみよう。
案外おもしろい結論になるかもしれないと、少しワクワクしてきた。

◆夢と成功の秘訣=感謝と・・・
お話の中で「夢とは何か、夢を叶えるとは?」という話題があった。
その時小田先生は、「感謝」というキーワードで説明してくださった。
夢を叶えること、その前に立ちはだかる障害、
それをクリアして進める者だけが手に入れられる称号・・・。

それは一見すると、その人ひとりで成し遂げたかのように見えるが、
そこにはさまざまな人の助けや仲間との協力が欠かせない。
アニメの主人公(ルフィ「ワンピース」・アンパンマン・〇〇レンジャーなど)だって、
決して一人で何かが出来ている訳ではない。

みんな、それぞれどこかで支えられ、
そしてその分、もしくはそれ以上に支えて、彼らは存在している。

そう考えると、【夢-感謝-「ありがとう」】の連環ができていることに納得がいく。
人に感謝できる人、何かに対して有難みを感じることができる人は、誰だって応援したいし、
小田先生も、「見ていて応援したくなるような人が成功する」と仰っていた。

私のなかでその人物像は、とても謙虚で“中身のある"人だ。
自分は“中身のある"人間になれているかと問うと、正直目をそらしたくなる有り様だが、
これから、ここから、始めていきたい・・始めていきます。


●今後実践すること
・素直になる(自分に正直に!)
 相手がいつも恋しい人だと緊張するかもしれないが、
 そのドキドキはいいこと(正常)であって、自分に恥じることはない!

 →もっと自分に自信を持って、それを見せていっていい!
 前回の講義でも、「オープンマインドをする」と公言したことを思い出す。
 正直に、素直な自分を認めてもらえるように頑張ろう。

・苦手なことにチャレンジする
 やる前から「できない」と決めつけずに、「たちまち、やってみる」。
 自分のなかから、自分の創った虚像の陰と向き合って、打ち破る。
 文字通り、苦手を「しらみ潰し」に押さえていく。
 失敗しても、それが次の成長につながる。


●全体を通しての感想
本日の小田先生のお話は、今の自分に当てはまることが多かった。
一つのバイトが長続きしない、人前で話をすることが苦手、
感情が高ぶってその勢いのまま当たってしまうなど、
これまでの自分が経験してきたことが多々出てきた。

また、学校で先生のアシスタントをするなかでも、
スムーズに進行できなかったり、先生たちと齟齬があったり、
見えているのに、自分ではどうしたらいいのか分からなかった。

この講義を通して、自分に相手の心情を推し量る気遣いが欠けていたこと、
今の状況を楽しめていなかったこと、
伝えたいことを正直に話せていなかったことなど、
問題点を明確に発見・確認することができた。

そして自分のダメなところをきちんと見てあげて
、素直に受け入れて、改善していこうと、すんなり思えた。

それは、今の私にとっては凄く大切なことだったので、
この講義を開催してくれた依田さんはじめ、
ベン大広島校事務局の方々にお礼を述べるとともに、
講師の小田先生にも、厚くお礼を申し上げたい。

本当に 有り難うございます!
自分の中では、まだ素直でいたい自分と恥ずかしがる自分がいるが、
どちらとも、仲良く手をつないで行動していきたい。

「思い」と「緊張感・新鮮味・一生懸命さ」を胸に、
いつまでも輝いていられる人でありたい。


From:横澤彩子 (広島大学大学院)JVU広島校1期生

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