徳島校ブログ

日本ベンチャー大學徳島校の講義の様子をお伝えします。

平成24年(2012)【9月1日(土)】 中村公一先生 『年金学』

2012/09/01
◆やったこと
・年金セミナー 中村公一先生
・MOVACO塗装

◆気づき
・日本の年金改革(100年安心プラン)を支えているのは、
国庫負担率の引き上げ、マクロ経済スライド方式の導入、
有限均衡方式の導入であるが、
将来のための積立金の取り崩しのスピードが早く、
100年も持たないのではと予想されている。

・世代毎の生涯を通じた受益負担額の差は、1984年以降、-4585万円である
少子高齢化が進み、根本的な解決策を行わない限り、負担額が増加し続ける

◆感想
年金といっても今までそれほど意識していませんでしたが、
今回の年金のセミナーを受けてから、今現在の日本で年金を収めても、
将来自分がどれだけもらえるのかが心配になりました。
今現在は今までの積立金を切り崩してなどで払っているが、
これからますます少子高齢化が進む中、
賦課方式だけでは将来国民には返ってこないので、
根本的な解決策が必要だと感じた。
そのためにもまずは、香港のように学校教育の一環や
会社内での勉強会で年金や社会のことを学べる場を作り、
多くの人が知識と関心を向けることが大切であり、
そのような場があれば参加していきたい。

From:瀧口和也(徳島大学4年)@JVU徳島校1期生
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●気づき
・年金とは?
 働けなくなったときの生活保障。
ライフステージを考えると子ども時代は保護者からの収入。
 勤労期は勤労からの収入。そして老後は年金となる。
 年金に加入するのは国民の義務。

・年金には積立方式と賦課方式がある
 積立は自分で保険料を納めて、未来の自分の為に自分で年金を蓄える方式。
 積立方式の長所は少子高齢化に強い、短所はインフレに弱い。
 賦課は現役で働いている人たちが高齢者のために納めて、
 現役で働いている人たちは未来の現役世代から年金を納めてもらう方式。
 長所はインフレに強い、短所は少子高齢化に弱い。今の日本は賦課方式。

・年金の歴史
 年金の歴史で改正が起こったときは理由がある。
 その変わった理由を見ていくと日本のお金の流れや状況などがわかる。
 歴史を学ぶのは大切。

・他国と比べる日本の年金
 他国と比べると日本との年金制度の違いが見えてくる。
 また、他国と日本のお金に対しての教育の違いなども年金制度の違いからわかる。
 比べてみて日本の年金の危うさを感じた。

・日本の社会保障を持続させるための3つの方法
①無駄をなくす ②負担を増やす ③保障を減らす

●全体の感想
 年金について「将来もらえなくなるのでは?」「若い世代は損をするのでは?」
 と聞いたことがあったが、それの根拠がわかった。
 世代ごとの生涯受益負担差額では、
 1984年以降の年代の人たちは4585万円も損をすると聞いた。
 そのような具体的な数字を出されると、
 年金制度はこのままではいけないのではないか、という気持ちが高まった。

From:安藝崇文(徳島大学4年)@JVU徳島校1期生
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★講義での気づき
・年金とは
 働けなくなったときの生活保護であり、
 1986年4月から年金加入は国民の義務となった。
 積立方式と賦課方式がある。
 起源として死亡、災害、高齢などの救貧を目的とした
 職域による助け合いの制度(相互援助)である。

・アメリカは401kプランや個人年金と公的年金(OASDI)の併用、
 スウェーデンは公的年金(積立)と公的年金(賦課)の併用、
 イギリスも比率は違うもスウェーデンと同じ形、
 香港は公的年金(積立)という風に香港を除く国では
 積立と賦課の併用が主流となっている。
 ただ香港の年金の勉強は幼少の頃から行われている。

★全体の感想
「年金」という存在はとても遠い存在である。それが今までの自分の認識でした。
20歳になり、親には「お前ももう年金を払う歳になっとるぞ」と言われながらも、
働いていない自分にとってそれとは距離が遠いものと感じていました。
今回のセミナーでは、年金について学びましたが、
自分の知る年金の知識を超え、自分が年金を払うことへの危機感を学べました。
日本は今、保険料を納め、年金受給権を得る賦課方式を採用しています。
しかしこの方式は少子高齢化に弱く、今の日本には不適切な年金制度となっています。
このまま年金を納めても将来のリターンを払ってくれるだけの余裕が
この国にあるのか不思議に思いました。
外国では、賦課方式と積立方式の併用が行われており
基本的にリスク管理できるので日本も早期に切り替える必要があると感じます。
国が動くことを待ち、国に頼るだけでなく
自分で考えて行動を行える形が理想ではないでしょうか。
僕は年金に頼ることなく生活できるような
キャッシュフローを老後も持ち、生活を行いたい。
そのために香港でどのような年金の勉強が行われているのかを学びたい。

From:島本将成(愛媛大学4年)@徳島校1期生
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*感想
二十歳になったら年金を払わなければならないと頭の中で分かっても、
自ら国家のお金がどう私たちに分配され、
どのように活用されているのか知らなかったため、
本日、真実とデータの違いも改めて学ぶことができました。
政府の予算から、年間1人あたり100万円も
社会保障給付費が出ていることは、とても驚きました。
結局、日本の社会保障を維持するために私たちたちにできることは 
国家が負担を増やすことに対して準備するしかありません。
準備とはなにかと考えていましたら、やはり知識を増やすことだと思いました。
また、改正するときには各国のやり方を学ぶか
歴史を知るのが一番良い方法と学びました。
香港の投資教育に力をいれているところは
日本の経済の先を行く諸外国の中でも特に見習う点です。
二つの視野で教育という焦点が見える
貴重な講義に参加できたことを喜ばしく感じます。

From:上田恵子(徳島大学4年)@JVU徳島校1期生 

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