東京校の講義レポート

平成30年(2018)【8月22日(水)】 夏の出版編集トレーニング 1クール(3日目)

2018/08/22
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夏の出版編集トレーニング3日目
2期生1組
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「取材対象のファンになれ」
車椅子ラグビー世界選手権のテープ起こしをして感じたのは、選手の受け答えに登場する専門用語を知らないと、なんとなく音として聴き取れても文字には起こせないということです。私は車椅子ラグビーについての知識がないので、途中で出てくる専門用語が分からず手が止まってしまう場面が多くありました。そこでもし予備知識があったなら、例え音としてよく聞き取れなくても予想で書き起こせるのだろうと思います。やはり、インタビューをする際には取材対象についてよく勉強し、ファンになるくらいの心持ちでないといけないのでしょう。

「大学生というブランド」
フリーペーパーのコンテンツ決めを行っているときに、大学生が書いた、ということがひとつのブランドになるということが気付きでした。内容としては他社が取り組んでいるようなことであっても、それを大学生ならではの視点から取り上げることに意味があると知ったので、今しかない大学生という看板を大いに掲げ、背伸びしすぎないありのままの視点で物事を考えていきます。

並木 楓@慶応義塾大学


・「インスタント原爆」
日本の技術を以ってたった2日で威力のある原子爆弾を作ることができるということにショックを受けました。原子力発電所を持っているということは、「核開発の技術がある」ということを世界の国々に周知させるためであり一種の防衛となっているため、「軍隊を持たない」としている日本にとっては、外国に攻め入られないための暗黙の脅しとして効果を発揮していると感じました。
世界では核兵器排除運動が盛んになっていますが、仮にすべての国が核兵器を捨てたとしても、核開発の技術を持っていればいつでも核戦争を起こせます。こういう意味では、原発をもっている国は核保有国と同じではないか?

・「はじめてのこうせい」
今日初めて校正作業をさせていただきました。ひたすら文章を読んで不備を探しては修正し…を繰り返す作業です。地道な作業ですがあまり苦しまずに楽しんで作業できました。自分は機械的な作業に向いてるのではと気づきました。ただ、読んでいくうちに粗探しのようになってきたので、作家の文章の書き方を尊重しながら修正を加える必要があると感じました。
また、小説の校正となると、作家の言葉遣いや分の組み立て方、あそびの部分なども考慮しながら、作家の癖や「読後感」を崩さないように気をつけなければならないので、技術と経験が要る仕事だと思いました。「地味にスゴイ」!

・「みんなちがってみんないい」
フリーペーパーのテーマ決めやロケハンの成果発表のとき、みんなそれぞれに興味のあるものや着眼点が違うことに感動しました。とくにロケハンではみんな同じ範囲を歩いていたのに、目をつけるところが全然違い、自分が思いもつかなかった見方をしている人たちに驚きました。

山本梨花@同志社大学


【凝り固まる肩腰アイデア】
今日は本当に凝りました。テープ起こし、腰痛い。雑誌のアイデア、膠着状態。頭も体も柔らかくせねば。

【食いつきがすごい】
猫の話題そんなに広がるものか。一例で出しただけなのにあんなに膨らむとは思ってませんでした。きっとどんな話題にもあれぐらいのつながりはあっていいはずなのでしょう。

滝口景太郎@千葉大学


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「間違いを見つける楽しさ」
今日初めて校正をしました。私が見たのは初稿で、直しどころ盛り沢山で当然のものでしたが、「本を書く人はみんなすごい」という認識があったので、そんなすごい人の文章に間違いを見つけるととても嬉しいことに気づきました。地道な作業ですが、もっとやりたいです。

「日本史の記憶」
歴史をよく知っている人の話を聞くのはとても楽しいと改めて感じました。私は受験の時に日本史を必死で勉強しましたが、センター試験を解き終えた瞬間に全ての知識が頭から消えてしまったので、日本史を全く覚えていません。歴史を知っていて損はないので、忘れたことを後悔しています。

中川 海里@大阪大学


「瓜谷です」
なかなか名前って印象に残りにくい!自分が覚えるの苦手なだけ?いや、周りもそうでした。
自分にとっては当たり前の名前。だからこそ名乗る事を忘れがちになってたなと気づかされました。瓜谷です。

「きれない!!!」
初めての書き起こし!と思ったら、以前漫才のネタを書き起こした経験がありました。
あの時は短い掛け合いを文字起こししていて何も思いませんでしたが、今回書いてて気付いたこと、それは…
人って話す時、意外と一文一文が長い!!!
自分が話す時は意識していなかったけど、いざ書き起こしてみると接続詞や指示語、禁止ワードが盛りだくさんでした。
一文を短く。それを意識すればだいぶコンパクトになると思いました。瓜谷です。

瓜谷優紀子@立命館大学


「よりよい新聞の説明方法」
原発について発表した後、今元先生は新聞がどうやって説明するかということについて教えてもらった。日経新聞を説明する時、政治、経済、国際関係に加え、平和と外交も説明すれば問題ないと言った。私は原発のリスク以外考えなかったので、勉強になった。

「着眼」
日本人が繊細だということは分かるけど、そんなに細かいことまで発想できることがびっくりした。どこでもある電柱と目の前にある坂でも雑誌に活用することが素晴らしいと思う。

シャブンテイ@国士舘大学大学院


『懐かしい習慣』
じゃんけんに勝ち抜いて今日のリーダーを務めさせていただいたのですが、号令をかけるのは中学生以来で、なんだか懐かしい気持ちになりました。いやいや従っていた時は分からなかったけれど、今になると気が引き締まるような感じがしました。この初心を忘れず後半も頑張ります!

『自分だけじゃなかった』
今日の新聞アウトプットは、昨日榊原さんにいただいたアドバイスを生かして上手くできたなと思ったのですが、それができたのは自分だけではありませんでした。周りの方もめきめきと成長していて、自分の未熟さを痛感しました。

『リアルなインタビュー』
初めて文字起こしをしましたが、試合のインタビューはアナウンスの声が大きくて聞き取りにくいし、語尾は消えかかるし、聞き取りにくいことこのうえなかったです。でも、声がガサガサに枯れている選手の声を聴くと、試合の壮絶さが伝わってきて、この感情は紙面では体験できないものだと思いました。何度も何度も聞きなおしているうちに、自分が話しているような気持ちになるのも初めて知りました。

坂元 南@学習院大学


・空のペットボトル二つ、蓋がなかった
ごみ捨て? 蓋は、どこ、見間違い?
捨てるときに分けるから、蓋は、手に持ってたのかもしれないなあ。ヒールの音が可愛かった。空の二リットルペットボトルを二つ持っていって、水を汲んで、お花に水をあげるのかなあって、それで、虹ができるのかなあって、思った。

・コンセント踏んだ、椅子持ってきちゃった
チーム分けして移動して座るとき、なんかよくわかんなくなってた。机の動かし方もどこにどう持っていけばいいのかわけわからんくて、人の話聞いてないなあって。お昼休憩に川沿いのベンチでしゃけおにぎり食べた。みんななんであんな風にたくさん話せるんだろう。すごいなあ。コンセント踏んでしかも椅子持っていっちゃったとき、突っ込んでくれて嬉しかった。ひまわりの種は皮ごと食べたから小腸辺りから花が咲くかもしれない。

土井優華@文京学院大学


「明日代表に会いたくない」
今日私は校正班として、生原稿の6章から8章に目を通しました。企業の経営理念の話で、わたしはビジネス系に造詣が深くないので兎に角日本語の使い方が正しいか、誤字脱字はないか、改行はおかしくないかを確認していたのですが、想像していたよりも赤ペンのインクが減りました。初めの方はトルツメ等校正用語を使えて楽しい気持ちでいっぱいだったのですが、最後の方はいっぱしの編集者の様なコメントを臆することなく書いてしまったので、明日著者の方にお会いするのが怖いです。本当に編集職につけたら、喧嘩腰でコメントを書かないようにします。

「かわいそうなシャーペン」
アメリカで、色が可愛くて買った50本セットのシャーペンが家で眠っていました。何故使わなかったかと言うと、0.9ミリだからです。割と太い。書き心地悪い。字が潰れる。しかも50本セットなので、友達に0.9ミリと言わずに10本ほどばら撒いたのですがまだだいぶ残っていました。彼らが活躍したのは昨夜、サムネイルの枠組みや下書きを書いている時です。0.9ミリは清書前軽く書くのに最適な太さだったのです。彼らを生かすためにも、編集者になろうと思いました。

内海ゆりの@聖心女子大学


「アイデンティティ」
3日目にしてやっと、皆さんの「色」がわかってきました。新聞のアウトプットなどはどうしても会話に堅い言葉ばかりが並んでしまうので一人一人の特徴が掴めずにいました。しかし、フリーペーパーの案出しで興味のあることについて話したり、サムネイルという1つの作品を見せ合ったりしたことで、より、オフモードに近い皆さんを見られた気がします。

「『めっちゃ』好(ず)き」
「めっちゃすごい!」、「めっちゃびっくりしたわ~」、「めっちゃ好き!!」…
関西人は「めっちゃ」を連呼します。私も関西人ですので「めっちゃ」を頻繁に使ってしまうのですが、「関西人だから仕方ない」(=方言の一部だから許される)と開き直っていました。
しかし、社会に出るとその理屈は通用しないし、日本語は表現に長けている言語であるのに他の表現が出来ないのは損だな、と感じました。
ありきたりな表現でなく、言葉選びでも個性を出せるように、意識しながら話してみます。

生田千夏@武庫川女子大学


「記事×記事=?」
世の中の出来事を考える際は、政・経・国際などの複数の視点から多角的に理由などを考えていく必要があることを学びました。
思えば皆さん、新聞アウトプットの際に紹介する記事と別な記事を組み合わせて紹介したりしています。記事と記事とを関連させることで、新たな考えが浮かぶのではないかと思いました。

「脳内に大階段箪笥」
フリーペーパーの企画会議中、滝口さんが次々とテーマの候補を挙げていくことに驚きました。話題の引き出しの豊富さがクリエイティブな場においてどれ程有用かということを実感しました。

西川友規@日本ベンチャー大學10期生


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