東京校の講義レポート

【平成25年4月12(金)】  現地歴史学 昭和館、プレゼン大会、ビジネス・ビデオ視聴と5期生へのミッション発令

2013/04/12
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●1日の流れ
1、新聞アウトプット
2、昭和館 見学
3、プレゼン大会
4、ビジネス・ビデオ視聴と5期生へのミッション発令
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●昭和館
 前日の渋沢栄一に比べ
題材が戦前から戦後昭和30年程度までの資料ということで
テーマを一つに絞らないと漠然とすごし情報を見過ごしそうに感じました。

 自分がテーマにしようとして注意したのは
こども、家族、物不足、国民生活、占領、外国との交流。

 こどもについては戦時中から物不足の中で>空腹を薬を食べてしのいだりしたこと、
疎開の際逃亡しようとしたこどももいたことから疎開先もつらいことが多かったこと、
戦災孤児の数が合計12万3511人いたことなど、
教育においても戦時の事情、戦後の事情で混乱が生じたであろうことなど
気になることも多かった。

 千人針からは当時の今とは違う家族のつながりを感じ、
戦後全国で戦没、戦災などで未亡人になった人の数が56万人に上ったことなども衝撃的だった。

 昭和20年冬にこどもとドイツ人兵との間で交流があったということで
職員の方に内部資料も見せていただいたが
そういった外人との交流の中で戦中のつらさを紛らすこともあったようだ。

●プレゼン
 言われて嫌だったのは
「昨日と変わらない」

 二人がそれぞれなりに改善させてただけに悔しい。

 またのちに今元さんがおっしゃったように
おそらくただの感想にとどまっていたようにも思う。

 渋沢栄一の時に田中さんからプレゼンと聞いた段階で
聴いた人が足を運びたくなるような内容にするべきことはわかっていたのに
いざやってみると情報を整理するのにいっぱいいっぱいで
プレゼントしては本末転倒。

 もうちょっと情報を絞って、深くマニアックにする必要がある。

●映像視聴
 まだまだ自分の立場からの視点が足りない。

 映像を見ていて感じたのは
企画を聞いていた時は若い女性向けの商品イメージだったが
いざ当日のお客さんを見ると高齢方が多かったので
商品の値段が高いのか、はとバスツアー自体が高齢向けの集客をしているのか
などだが、自分がどうするのかまで考えが届いていない。

●気づきと改善点
「言いたいこと」と「いう必要のないこと」「言うべきこと」を
きちんと分けて考えなくてはいけない。

 終礼のアウトプットでも最後にいう必要のないことを言ってしまったので
言ってその場がどうなるか、相手の気持ちがどうなるか、
考えなくてはいけないと感じました。

 プレゼンでも同様に気を付けないと
一生懸命自分の勉強した成果を発表するだけになり、
聴く人にとっては面白いかどうかが怪しくなる。

 ただ「言いたいこと」をつらつらというだけの人にならないよう
これから心がけます。

From:大森俊通(東京都出身、琉球大学卒)JVU5期生

●学んだこと
1、新聞アウトプット
 パソコンがタブレットに置き換わられているという記事と、
北朝鮮が新体制になって一年が経過したという記事についてアウトプット。

・パソコンについて
→オフィスの事務方では据え置き型パソコンが、営業ではタブレットが、という住み分けができてくる
のではないか。
 XPのサポートが切れた時、パソコン需要が一時的に上がるのではないか。

・北朝鮮が新体制に移行して一年
→求心力が足りないため軍事に走り、外に目を向けさせたのではないか
 実は正恩は傀儡で、周りに使われているのでは等意見が出た。

●昭和館見学
 昭和館という、戦中・戦後の国民生活の資料などを展示しているところを見学した。
 戦時中・戦後の暮らしを見て、昔は人と人とが協力することが生きていく上で絶対に必要で、
そのために絆が深かったのだなと感じた。
家事にしても母親だけでできることは限られていて、子どもたちも井戸から水を汲んで運んだりなど
きつい家事を手伝ったりしていた。
 また、父親など稼ぎ頭を戦争で失った家庭は母親が仕事をしていた。
その働いている母親の写真を見たときに、子どもを背負っている人が多くおられて
図らずも親の苦労も楽しみもじかに感じているようだった。
 手伝い、同じ苦労を共有する中で、親の偉大さだったりありがたみを感じる素地が
出来ていたのかなと思った。
 また、連絡も簡単には取り合えないからこそ千人針を送るように、
多少面倒なことでも一人一人を大切にしていたように感じた。

●アウトプット大会
 説明に終始した前回よりも進歩したと思う。
 ただ、感情的になり過ぎて昭和館についてほとんど話せなかった。
次するときは内容を密にする。

●ビデオ視聴
 アイドルの吉木りさがバスツアーを企画するビデオを視聴した。
 事業創造の参考に素人が企画を考える映像を見せていただいたのかな、
と思い、企画の立て方などに集中して見ていた。
 自分に置き換えてみるということができておらず、完全に客観的視点だった。
 すごいなぁ、と思いながら、「俺には厳しいかな」とどこかで諦めていたように思う。
 ツアーを企画する機会をいただいたので、人も自分も楽しめるものにします。

●感想
 昭和館へ行き、戦時中、戦後の家庭生活に特化した資料館と言うものは初めて
だったため、興味深かった。子どもの遊びの様子や、実際に家事をしている写真、映像があり、
文字で説明されるより分かりやすかった。
 昭和館へ行き、昔は良かった、という人も多いが、時代には雰囲気を形作った理由があり、
変化してしまった以上昔を再び創ることはできないと実感した。
 これからをよりよくするために、今に適合した新しい良さを見つけ、創り上げていく。

From:牛島知之(熊本県出身、熊本県立大学卒)JVU5期生
●昭和館
 「戦中・戦後時代の体験者の労苦を伝えたい」というテーマの、昭和館に行きました。
ミッションは前日と同じで、午後に調べたことについてのプレゼンを行うというものでした。
しかし正直、想像と違うものでした。戦中・戦後時代の体験者の生の感情がダイレクトに
伝わってくるものはあまりありませんでした。
ただ、一つだけ求めていたような資料を見つけました。
それは「母と共に」という、戦争遺児の方の作文です。
長くなってしまいますが、言いたいことを書かせてください。

 大阪府の宮脇俊夫さんという方が高校一年生のときに書いたもので、この方は戦争で
父親を亡くしています。未来へ、希望を持って母と生きるという内容の文章です。
彼は高校生当時、亡き父親に会いに行くため、靖国神社に行きます。一緒に行けない母親は、
見送りのときに涙を見せていました。
旅の途中、彼は戦争当時の幼少時を回想します。
その当時、彼の周囲ではコマ遊びが流行っていました。しかし家にはお金がないので買えません。
それは幼いながらもわかっていました。
それが、彼はある日我慢ができなくなって、引き出しにしまってあった大切なお金をコマに使ってしまいます。
引き出しは開けっ放しにして。
公民館で一人コマ遊びをしていたのですが、そのとき遠くで煙が上がります。恐ろしくなって、寒気も感じ、走って家に帰ります。
母親は一人、俯いていました。遠くの煙を見たあとの彼は、火鉢に近づくこともできませんでした。
お金が入った引き出しを見た母親の気持ちも想像できます。
しかし、そんな彼を母親は優しく迎えます。「いいのよ」と。目に涙を浮かべて。
回想は終わるのですが、作文の最後の部分に、心が打たれました。
戦争当時と違って高校生になって体も大きくなった彼は、買い物に行った母親を自転車で迎えに行きます。
母親を荷台に乗せたとき、彼は石川啄木のある歌を思い出します。

たわむれに母を背負いて
その余り軽きになきて
三歩あゆまず

「そうだよなぁ」と何度も。
ふと振り向くと、紅葉の山々と夕暮れを背景に、母親は微笑みました。
その、二人の小さな幸せの描写に、とても感動しました。

私も父親がいないという似た境遇です。先日寮暮らしを始めた私に、母はメールを送ってくれました。
筆不精の母の、拙い敬語メールには、涙が出ました。
私もしっかりしなければならない。改めてそう思いました。
「母と共に」と誓った宮脇さんのように、これからも母親、家族は大切にします。

●プレゼン
 五反田本部に行き、それぞれ5分のプレゼンをしました。
私は上記の作文について話したのですが、本番でまとめられず、再び散々な発表になってしまいました。
事前に書いてまとめることをなくしてみたのが、よくありませんでした。
田中さんにまとめ方のコツを教えてもらい、松本さんにコンパクトにするように助言をいただきました。
次はそれらのアドバイスを踏まえてやってみます。

●あるテレビ番組
 自分に自信のないタレントがビジネスに挑戦するという番組を観ました。
アイドルの吉木りささんが、バスツアーの企画作りに奮闘するというものでした。
番組が終わったあとに、事務局長の今元さんが一言「これが君たちの次のミッションだ」
私たちにはこの番組企画を「自分に置き換えて観る」という姿勢が欠けていました。
それが日本ベンチャー大學の観かた。
これから意識します。
来週火曜日までにツアーの案を考えることになりました。
楽しみです。

●その他、感じたこと
 今日は鞄持ちを控える、北里大学の高田朝輝くんが参加してくれました。
新聞アウトプットや1分間スピーチなど、初めてなのにすごく良くできていました。
普通の学校の逆をいくベンチャー大學の体験は、素晴らしい経験になったのではないでしょうか。

「伝える」スピーチをする。今日も全然できていませんでした。
これから少しでも伝わるように良くしていきます。

From:佐藤洋一(神奈川県出身、玉川大学卒)JVU5期生

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